一応成長はしています
なかなか進まないけど読んでくれると嬉しいです!
タクマがエリーに初めて魔法を教わってから一週間がたった。魔法と言っても、日々の生活で多少は便利になるであろう基礎の基礎……所謂《生活魔法》を教わっただけだが……。そんなタクマは現在、宿の自室の床にある汚れを睨んで集中していた。
「す〜はぁ〜。《浄化》!」
そう唱えると、床の汚れにタクマの魔力が覆い被さり光を放つ。魔力が飛散し、床を見ると汚れが消えていた。
「やった……成功した!」
タクマの使った魔法は別に汚れを落とす魔法ではない。それは副作用でしかないのだ。《浄化》の本質は自身に害のある物を取り除くことにある。これがあれば、動物を捌いたあと、すぐに調理に移れるのだ。回復魔法には劣るものの解毒なども出来る。しかも、比較的覚えやすい魔法なので人々は《生活魔法》の一つに数えている。そんな《浄化》をタクマは一週間かけて成功率9割に鍛え上げたのだ…………ちなみに、この世界で《生活魔法》は大なり小なり誰でも使えるもので、しかもいつの間にか使えていたと言う人がほとんどである。
「《自己分析》!」
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《ステータス》
名前:白河 拓真
種族:人族
性別:男
年齢:17歳
称号:異世界からの訪問者召喚されし者
スキル一覧
[ラージスキル]
危険察知:Lv3 逃げ足:Lv2 隠密:Lv2 集中:Lv5
初級防御術:Lv2 初級反撃:Lv2 初級魔力感知:Lv3 掃除:Lv6 基本魔力操作:Lv2 生活魔法:Lv1
[アーツスキル]
言語理解
[ユニークスキル]
自己分析:Lv2 超回復:Lv1
†文字をタップすれば説明が表示されます†
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スキルの中に《生活魔法》が有ることを確認し、タップする。
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《生活魔法》
日々の生活で使える魔法。魔法の基礎であり、大抵は自然に覚えることが出来る。主に《放水》《種火》《浄化》《微風》の四種の魔法をさす。
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「…………説明にまで自然に覚えれるって書いてる。やっぱり俺は才能がないのかねぇ?」
ちょっと落ち込みそうだ。
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生活魔法を取得してから10日がたった。冒険者の先輩方に訓練をつけてもらい、何とか《身体強化》を使えるようになったため、荷物持ちをさせて貰えるようになった。色んなパーティーにお邪魔して、魔物の探し方に狩り方,逃げ場の確保や野宿,そして連携の大切さを実地で教わり、体験した。そのお陰で、簡単な依頼(=浅い森)だが、一人で外に出ることが出来るようになった。そして、お金をもっと稼げるようになった! たぶん今月のうちに、エリーからの借金を全額返済出来るだろう。
「……うし,依頼も終わったし帰るか! タクマ,お疲れ。しっかり食って、しっかり休めよ!」
そう言って、俺の肩を叩いたガタイのいい強面の髭親父……おやっさん――本名は[ガルガード]――は手をふってギルドを出ていった。俺は慌てて挨拶をする。(別におやっさんは気にしないだろうけど)
「うす! 今日もお世話になりました。お疲れ様です!」
ちなみに、おやっさんはよく俺の面倒をみてくれている優しい魔族(種族は鬼)である。基本的な防御術や反撃術,情報の大切さはおやっさんが教えてくれた。気配を消すのは苦手だそうで教えてくれなかった。今でもたまに、組手に付き合ってくれる見た目と違ってとても優しい先輩だ。
「俺も宿に帰るとするか」
召喚されて半年ちょっと……元の世界に帰るためにも、強くなって一人でも旅が出来るようにならないといけないし、おやっさんの言う通り、さっさと休もう!
どうでしたか?感想や誤字脱字があればくださいね!




