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『先生の仮面』  作者: 物語の保管庫


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第十六章 再びゲームへ

第16章「再びゲームへ」です。


現実の世界で起きていること。


そして、ゲームの中で起きている異常。


二つの世界で少しずつ謎が深まっていく中――


女子生徒は、再びゲームの世界へ向かいます。


そこで待っているものとは――。


それでは、どうぞ。

電話を終え、水野は再び女子生徒のいる病室へ戻った。

「先生?」

女子生徒が顔を上げる。

「少し話がある。」

水野は、副担任から聞いた話を女子生徒に伝えた。

VRで発生している異常。

そして――

二つのプログラムが、同じ空間を共有していること。

女子生徒は、黙って聞いていた。

「……じゃあ、みんなと記憶が違うのも、その影響なのかな?」

「その可能性もある。」

女子生徒は、しばらく考える。

「もし本当に何かが起きているなら……みんなも危ない。」

一度は、ゲームから離れることも考えていた。

怖かった。

自分だけ記憶が違う。

何が本当なのか分からない。

でも――

他の生徒たちが危険にさらされているかもしれない。

それを知ってしまった以上、見過ごすことはできなかった。

女子生徒は顔を上げる。

「……もう一度、ゲームに入ります。」

水野は驚く。

「本当にいいのか?」

女子生徒は頷いた。

「はい。」

「みんなを助けたい。」

「本当の記憶を……先生との記憶を、思い出してほしいんです。」

水野は、しばらく女子生徒を見つめる。

そして――

静かに頷いた。

「……分かった。」

「一緒に真実を探そう。」

「俺も、何かできることを探してみる。」

そして――

女子生徒は、再びVR装置へ向き合った。


第16章を読んでいただき、ありがとうございます!


担任の水野から、ゲーム内に異常が起きてることを聞かされた女子生徒。


他の生徒を助けるため、再びゲーム内に入ることを決意する。


そして水野は、

現実世界で何か出来ることを探すため、動き始めます。


少しずつ繋がり始める、現実とゲーム。


そして、その先に隠されている真実とは――。


ここから、さらに物語が動き始めます。


引き続き、楽しんでいただけたら嬉しいです!

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