ドワーフ王国へ向けて
ミドーリン「ねえ、この小説ってジャンルは何なの?」
作「んーライトノベル?より軽い感じで作っていこうと思ってますが」
ミドーリン「ライトより軽い感じねぇ……エアーとかいいんじゃない?」
作「エアーノベル……」
ミドーリン「そそ、空気のような小説」
作「もうそれでいいすよ…」
ミドーリン「だってボス倒しちゃって、目標ないんでしょ?」
作「そう、新ジャンルの目標が無い小説を確立しようと…」
ミドーリン「そんな小説誰が読むの?」
作「さ、さあ?」
本編始まるよ〜
ミドーリン「逃げたな…」
月亭、朝7時
「おい、そろそろ出発するぞ〜」
ミドーリンの部屋にノックして入る。
「………」
「置いてくぞ」
「あと5分……」
だいたい5分で起きた試しがない。
1.口をふさぐ
2.鼻をふさぐ
さあどっち?
両方ふさいで永眠させたので起きてくるだろう
一階にはすでに全員揃っている。
「ミドーリンは?」
「あと5分だそうだ」
宿屋を出て朝食を食べた後、そのまま東に進む予定だ。
昨夜ミドーリンが(毎度のことだが)ドワーフ王国に行きたいと騒ぎ出したのだ。
ドワーフ王国は東に5日ほど行ったところにあるらしい。
と、その前に説明しとかないと。
ポルコ戦の前にいきなり起こった大天使の覚醒だが、ベローチェが詳しかったので聞くところ
・もともと自分は大天使の魂で、下界に転生していたらしい。(詳しくは神様に聞いてくださいだそうだ)
・大天使とは天使を統括する役割を担い、天使九位階の八位階にあたるらしい。
・有名なところではミカエル、ガブリエル、ラファエルなどがいるらしいか他にもまだいるとのこと。
他にも色々あるらしいがこんなところらしい。
あと、スキルで魂の契約の他に訳のわからないのが解放されたが、
・対絶対魔法防御:自分の周囲5mほどが魔法無効空間となる。ただし回復系は有効。また、こちらからの魔法は発動可能。
・物理ダメージ軽減:10ダメージ以下は完全無効。それ以上のダメージは30%軽減。
・悪魔特効:悪魔系に対してダメージ200%
あと、無限収納のスキルも増えてた。
これは亜空間に収納するという例のアレだ。
4次元ポケ○ト〜♪(ファンの皆様すいません)
そしてベローチェのステータスだが
名前:ベローチェ
年齢:272
レベル:35
生命力180(250)
魔力83(250)
力35(120)
敏捷32(120)
知力27(120)
器用24(120)
幸運31(120)
スキル一覧
交渉:3(max)
隠密:3(max)
飛行:3(max)
高速飛行:5(max)
ナイトビジョン:3(max)
瞬発:3(max)
接近戦:3(max)
接近戦Ⅱ:4
回復魔法:3(max)
回復魔法Ⅱ:2
攻撃魔法:3(max)
攻撃魔法Ⅱ:0
とんでもなく高性能だね
さて話を戻すと、ミドーリンがどうしてドワーフ王国に行きたいのか。
最初は観光よと嘘をつく。
目が泳いでてわかりやすい反応だ
ドワーフ王国で有名なのは、鍛冶屋、彫金、ドワーフの大迷宮、酒……
ああ……
ちなみにこちらのお酒にはアルコールは一切含まれていません。(アルコールのような成分は入っているそうなので厳密にはお酒では無いのです。飲んだ時の症状はお酒と同じなので、ここではお酒と呼ぶようにします)
パンを買い込み、新しく買った馬車に積み込んで東に出発する。
人数が増えた(6人+1天使+2匹)ことにより騎乗で移動するにはきついので馬車を買ったのだが正解だ。
食料や水、身の回りの生活用品が全部入り、雨風がしのげる。
そう思った時期は最初の1時間だけでした……
ミドーリン「あー、私のとうもろこしパンとったわねー」
ベローチェ「あら、名前書いてあったかしら?」
ミドーリン「うぅぅ……返しなさいよ!」
ベローチェ「いやよ。モグモグ…」
ミドーリン「ああああああ!食べたわね!!!」
ミッフィ「シロ、クロ、サンドイッチ食べるの〜」
シロスケ「サンドイッチ!これが伝説の……」
クロスケ「うまうまうま!うまいにゃ!」
ベローチェ「あー美味しい」
ミドーリン「吐き出しなさい、今すぐに!」
ミニーマム「この紅茶美味しいわね〜♪」
エリシャ「ヤン紅茶店はオススメよ」
シロスケ「うまっしゃ〜!」(う○る風)
クロスケ「幸せにゃ〜」
ミニーマム「紅茶の香りがパンに合うわね〜」
俺は食べかけのとうもろこしパンをミドーリンに渡すと、外の御者台に座るアトスとヘカトンに合流する。
「騒がしいべな」
ヒロは、やれやれという表情でこれからの旅を心配するのであった。
次回へ続く。




