クロスケ
今回はシロスケとクロスケの目線です
ーシロスケ目線ー
ふふ、今日のナワバリの巡回は一味違うのだ!
拙者の上にはミッフィ公が騎乗されておる。
宿屋周辺を練り歩く。そうこの近辺は拙者のナワバリなのだ。
現在目的があってある場所にに向かっていたのだが……
そこへ見慣れたライバルの黒猫が現れた。
クロスケめ、ふふ驚いておるな。
「にゃー」(なんだその上ににってるのはにゃ)
「にゃ」(このお方をどなたと心得る、恐れ多くも我が主人 ミッフィ公にあらせられるぞ。頭が高い控えおろう!)
「にゃにゃあ〜」(ははぁ〜)
クロスケは訳が分からず、頭を下げる
うむ気分が良いなw
シロスケはドヤ顔を決めている。
ミッフィ公はどんぐりを片手に
「この紋所が目に入らぬかなの〜」
ミッフィも悪ノリが大好きだった。
ミッフィ公はひらりとクロスケの上に飛び乗ると、ファミリアの呪文をかける。
「ミッフィ様、これよりクロスケに何なりとお申し付けをにゃ」
こうしてクロスケも、ミッフィのファミリアとなったのだった。
クロスケは元々、拙者のライバルであった。
雨の日も風の日も雪の日も夏の暑い日も、ナワバリ争いをした仲だったのだ。
額の十字傷はまるで○ユニャン、いやフ○ニャン、いやフユ○ャン、いやフユニ○ン、いやフユニャ○…
クロスケ「なんと、今の爪攻撃を避けるとはにゃ…まさか妖怪のせいかにゃ…」
シロスケ「そうかもね」
なんでも妖怪のせいにするのは良くないだろう…
それが今日をもって仲間になった。
「これにて一件落着なの〜」
ミッフィは紋所を食べ始めた。
食べてしまって良いだろうか?
「これより、民から通報があった越後屋を退治しに行く。」
クロスケに目的地を説明する。
「越後屋と癒着のある代官は如何致しますかにゃ?」
クロスケの質問に
「越後屋は町娘をかどわかしたのだ。そちらを優先すべきであろう」
いや、全部ネコだよ?というツッコミはよしてもらおう。
ミッフィ公が食べかけの銭投げで越後屋を倒したあと、宿屋に戻る。
万能ですな、どんぐりは。
ークロスケ目線ー
宿屋に入ると
「なあに〜ネコ連れてきたの?」
ミッフィ様の上にミドーリン様というお方がおられるのか。拙者は邪魔なのであろうか?
「1匹も2匹も同じなの〜」
「拙者はクロスケ。以後お見知りおきをにゃ」
一応挨拶をしてみる。
「次から勝手に増やしちゃダメだからね〜」
ミドーリン様からお許しが出たようだ。
そこへ一人の男性が現れる。
「なんだ、また増えたのか?ちゃんとミッフィに増やすなって言ったのか?」
「ご、ごめーんヒロ。忘れてた」
ポコっと
なんと、ミドーリン様がヒロ様という方に殴られてる!
「ごめんて言ったのにぃ…」
クロスケは驚いていた。ライバルと思っていたシロスケにはとんでもないバックがいたのだ。
【組織図】
シロスケ(ライバル)vsクロスケ(自分)→ミッフィ公(光圀公)→ミドーリン様(殿上人)→ヒロ様(神様?)
「なるほど、拙者が宿屋周辺のナワバリを奪えない理由がわかりましたにゃ。ヒロ様が後ろに控えていたのにゃ?」
「宿屋周辺のナワバリ?そんなのどーでもいいわ」
なんと、しのぎを削り合い、奪い奪われるナワバリをどーでもいいと…
ヒロ様のあまりにスケールの大きい発言にに口をポカンと開けてしまった。
ナワバリとは猫界における最大のステータス。
持つものはエサ食べ放題、メス猫選び放題のパラダイスにゃのに!
「ではまさか、武器屋周辺のナワバリもご所望にゃ?」
クロスケは思い切ってヒロ様に質問する。
「だから、ナワバリなんてどこもいらないって。ネコのだろ?」
その時クロスケは、こう思った。
(ああ、なんて偉大な方にゃのだ。ナワバリにこだわっていた自分はにゃんて矮小だったのだろうと…)
ミッフィ様にお仕えできることを心より嬉しく思うのだった。
次回へ続く。
なお2匹ともオス猫で兄弟です。(クロスケは別の家で育ち、お互い兄弟ということを知りません)




