63/204
優しくて特別な日 -サングリア side-
サングリア誕生日話
今日は僕の、誕生日
そんな特別な日にサルビア姉さんと
リコリスさんが、僕を祝ってくれた
僕は、今までサルビア姉さんに甘えていた
ずっと自分は守られていた事に
僕は、気付かなかったのだ
その事を知ったのは、理解したのは
プルメリア姫の誕生日記念で行われた社交界
多くの人が集まっている中で
姉さんは人の顔を見ただけで誰かを理解して
直ぐに挨拶して僕に後で教えてくれた
「さっきの人、覚えなくて良いわ
あの人は、駄目ね、その前の人は良く覚えていて
これから急成長しそうだからね」
そう、告げられた言葉に少し驚いた
あの挨拶した中で姉さんは
人を見極めて僕に覚える人と覚えなくて良い人を
瞬時に理解して僕に伝えたのだから
僕は姉さんが怖くなった
そして同時に自分が無力な事を理解した
もっと、もっと勉強しなければ
僕は、大切で大好きな姉さんやリコリスさんを
守れないのだと、理解したのだ
今日の誕生日は、特別
僕が成長する為の第一歩でもある
優しい笑顔で笑う2人を
僕が守れるぐらいに強くなって
そして笑顔を守れる人に
笑顔を作れる人に、僕はなりたいから
だから
強く決意を固めた、特別な日
ありがとう、リコリスさん、サルビア姉さん
これからは僕が守るから
だから待っていて




