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メモ(おとちが)  作者: riyo
リコリスと花 編
54/204

始まりの確認、そして

もうすぐ、15歳になろうとしていた


私の誕生日が刻々と近づいている


私の誕生日は12月13日

プルメリアと同じ誕生日である


他の子は段々と誕生日を迎えて

私も祝福の言葉を告げている


4月はクリスとアドニスが


5月はサルビアが転生前に誕生日だったのと

サングリアの誕生日


6月はアンシャンテとレナが


7月はアヤメが転生前と同じ月に

誕生日が、あるらしく

以前の誕生日は友人と同じだった

‥‥たまたま、だよね?

未だに確認は出来ていない


11月にフリージアとサルビア


12月に私とリコリスも同じ誕生日で

あとプルメリアも同じ誕生日


2月にクロユリ


3月にアマリリス、ハルジオン、バイヤとなる


今は4月ぐらい

まだ先だけど、時が経つのは早いのだ


少し憂鬱になりながらも

私は選択しないと生きれないのだから


此処はゲームじゃなくて現実で


救える人を救いたいし

悪い人には退場して貰わないといけない


救済と、討伐というリコ花のジャンルに

"間違い"が無いのだとしたら


私は誰かを救う選択をして

自分が助かる為の犠牲者を選ばなくては


私自身が魔物となって死ぬという"運命"がある


ハルジオンが言う"絶対の運命"を

私が変えれるならば


それを変えなくてはいけない


アヤメが、ハルジオンの事も踏まえて

再び自分が思い出した限りで

覚えている事を書き溜めて考えると言っていた


ーー私は、リコリスだ


そして主人公なのだ


正直に言えば、なりたくなかった


だって誰かを犠牲にして

自分だけ生きたいとは思わない


けれど私が今、犠牲になれば

親友であり大切な人でもあるアヤメや

サルビアやハルジオンが泣くだろう


大切な人を泣かせるのは嫌だ


でも誰を犠牲にしても私は辛い


後悔もするし、ずっと罪として背負う覚悟はある


だから後悔しないように


後悔しない為にも


魔物に憑かれている[憑姫(ツキヒメ)]の

アリシアの元にと


私は行く事にしたのであった‥

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