69話 楽に生活
更新しました!!
アキ視点
ベットで横になりながら部屋にあった本を読んでいるアキ。まるでまた転生前の青木に逆戻り。グーたらしている状態。
コンコンコン
ドアをノックする音が聞こえた。俺ははーいと言いドアを開ける。そこにいたのはレイだった。
「少しよろしいですか?」
少し動揺したが俺はうなずく。レイはとりあえず部屋に入り、近くにあるソファーに座ってから手のひらに小さな魔法陣を描き何か紙を出してテーブルに広げた。少し前に見たあの計画書だ。
≪世界消滅計画≫
この世界を一時的に消滅させて、新たな世界を作り出し、私たち双子だけは神を名乗り、新しい世界ではなくなっているであろう魔法を見せ、信じ込ませる。その世界の住民を手下し、すべてを持てるようにする。その計画を実行するには、世界を壊すほどの能力の強さが必要。
レイが出した計画書にはまだ続きがあった。
≪必要な人材≫
・アキ、この者は今までで見たことのない能力を持っている。一番重要なカギとなるような人物。姉さんのお気に入り。
・ヨク、この者は闇の能力を持っていて、かなり使える人材。新しい魔王にしようと思っている途中。姉さんはどちらでもいいと言っているけれど……
・ザイ、この者はこの世界で通常で生まれたにも関わらずたぶんこの世界で一番強い存在。アキの右腕としてあげようと計画している。
何でヨクが……それにザイってやつ……この世界で一番強い存在か……そんなやつがいたら普通こうなるだろうな。でも俺に仲間になるのはありがたい……それまではゼロとレイの仲間としているとしよう……
「それでどうしたんだ?」
「いえ……ただこの者たちをこの場所に連れてくるまでゆっくりしていてくださいということが言いたかったんです……」
もじもじしながら言う姿は少し可愛かった。
「そ、そうか!ありがとう教えてくれて!」
そう言うと微笑んでこちらを見て。
「ありがとうございます。それでは……」
扉をゆっくり閉め、ゼロの場所に戻って行った。扉が閉まる寸前まで微笑んでいたレイ。意外に可愛いなと思いながらもベットで横になりまた本を読む。その本は、この世界で珍しい漫画。いろんな本があったがゲームがなかったため仕方がなく手に取ってみるとはまってしまったもの……
「ヤバッ!!面白すぎだ!!あんまり漫画は読まなかったけれどいいな漫画は!このままだと2次オタになってしまうぞ……」
4時間後。
「あー面白かった!!」
手に持っていた漫画を閉じる。そしてベットの上に山積みになっている漫画の上に置く。俺は部屋にあった漫画をすべて読み切ってしまった。読んだ漫画を振り返りながら元に戻していく。
「あのクライマックス良かったな……急にチートに目覚めて魔王を倒しハッピーエンド!自分が救った好きな人と結ばれてハッピーエンド感を盛り上げていくあの感じ!良かったな~……」
両手で抱えながら部屋にある本棚に片づけていき、ベットにあった山積みの漫画が何もない状態に。疲れたーと言いながらソファーに座ったときにグーとお腹が鳴った。
「そうえばまだ何も食ってないな……ゼロかレイにご飯ないか聞いてくるか……」
俺は部屋の扉を開けて階段を上っていく。
「はぁ……意外に長い……運動不足にまたなってしまったな……」
そしてゼロとレイのいる部屋に戻った。そこにいたのは玉座に座って水晶玉を眺めているゼロの姿だけ。ゼロはこちらが来たことがすぐ分かり、水晶玉を横に置き立ち上がる。
「アキ!どうしたんですか?まだレイは戻ってきていませんよ?」
「あの……ご飯が欲しいんですが……」
すると今思い出したかのようにあ!と言い、すぐにどこかに走って行った。少し待っていようと床に座って待つ。意外に時間が経ち。
30分後
な、ながいな……もしかしてご飯作ってんのか?そうだとしたら完全に忘れていたことに……
そう思っていたとき、ゼロがおぼんを持って走って帰ってきた。おぼんにのっていたものは、米とみそ汁、魚モンスターの肉。意外に普通のご飯。
「できたわ!どうぞ、食べてください!」
ニコニコしながらおぼんを渡すゼロ。ニコニコな理由には気になったがおぼんにあった箸を持ちまずご飯を食べ、魚を食べる、そしてみそ汁を飲んだ。
なかなかうまいな!!俺はコンビニとかで済ませてたからなぜか久しぶりに思える……転生してからもこういった普通のものは作らなかったから新鮮だ……
「うまい!!ゼロが作ったのか?」
笑顔で何回もうなずく。
「嬉しいわ!!!!アキがそう喜んでもらえるなんて!」
「ありがとな、ゼロ」
するとゼロの顔が赤くなっていき倒れてしまった。心配になりゼロを抱えてどうにか自分の部屋に向かうことにした、が階段で降りることは無理だと考えて転移魔法を使い戻ることに。
「よいしょ」
部屋に戻ってくるとアキはすぐさまベットに向かい横にさせる。なんで倒れたのかと考えながらキッチンに向かい、簡単なおかゆを作ってゼロが起きるのを待った。
「うっ……私はどこに……」
ゼロは数分で目を覚まし、起き上がって周りを確認。近くに座っている俺の姿と、部屋が違うことに気づいた瞬間、また顔が赤くなり両手で顔を隠す。ゼロの肩はなぜか力が入っていた。
「どうした?」
「いや……なんで私がアキの部屋に……」
指の間からチラッと見ながら言う。
「いや……あの部屋で横にさせるよりかはいいだろ」
するとホッとして肩の力を抜く。
「ありがとうアキ。このお礼はどこかでするわ」
いや……別にしなくてもいいんだがと思いながらもわかったと言い、おかゆをゼロに食べさせてあげる。照れながら食べていて少し疑問に思いながら。そしておかゆはすべてなくなった。
「美味しかったわ。もうあの部屋に戻ります、ありがとう」
「いや、別に当然のことをしただけだって……」
すごいニコニコしながら部屋のドアを開けて、閉める時はこちらに手を振りながら閉めていた。
「まあいいや……寝よう……」
疲れが出たのか、ベットで横になり目を閉じる。
意外に楽な生活だな……疲れはゼロの時からだろうけど……もう少し、ザイという存在がまず現れてもらわないとな………
そして俺はそのまま眠ってしまった。
18層
ある男が刀を持っていた。そして刀を振りながら言う。
「何か嫌な予感がするで……」
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