49話 ライの能力を攻略
頑張って書きましたよ!!
俺はライのところに向かった。
少し歩いているとライの姿が見えてきた。
よく見るとまたモンスターと戦っているのが見え、
そのモンスターはまたゴブリン。
ライは意外に苦戦しているようだった。
「ま、マジック!ライグーン!」
魔法を撃ったが全く当たっていなかった。
結局最初のように焦って戦えていない。
こいつはしっかり教えても意味ないのか?
もう……どうしようかな。
一応独自能力を使えるようにしたら、
少しは変わってきそうだな……そうしよう。
俺はとりあえず剣を抜いた。
「ライ!今助けるぞー。スキル、火炎斬り!」
ゴブリンを斬ってライを助けた。
ライは俺の後ろに来て、
泣きそうになりながら震えていた。
おいおい、こいつ男か?
全然立ち向かおうとしないし、
誰かに助けを求めて後ろで震えている。
男らしさを持っているライは今存在してないんじゃないのか?
「ま、まあ、俺が教えたことをなんでしなかった?」
そう聞くと「怖かったんだ!」
と大声で叫んだ。
叫ばなくてもいいだろ……
でも怖い気持ちがあったのか…
レナにもそんなのあったっけ。
意外に早く怖い気持ちをなくせたよな。
あの時は俺が剣の使い方を知らなかったのもある。
レナが騎士だったこともあって早くなくなくせたのかもな。
「じゃあ俺と勝負しよう!魔法でも剣でもいいぞ?」
「勝負?アキと?」
「ああ、そうだ」
ライは震えながら怖がっていた。
たぶん俺の強さを知っているから。
本気で戦ったら自分が死んでしまう、
それがこわいんだろう。
「俺は本気なんか出さない」
そういうとライは安心したのか、
早速戦う準備をし始めた。
安心すると無駄な動きがなくなるな……
毎回モンスターと戦うときはそうして欲しいんだが。
本気を出さないって言ってもどう戦うのがいいんだろう。
ひたすら守る、隙が生まれたらちょっとしたスキルか魔法を使う。
これでいくか。
「準備できたぞ!!」
ライは剣を構えて、右腕にあの実戦形式の授業であったあの、
スマートフォンのようなものをつけていた。
あれは何かのアイテム……
魔法を撃つときに必要になるのか?
それとも魔法の威力を上げるものだったりなのか?
考えている暇はなさそうだ。
「やろう、スタート」
するとライは何も考えずに前から走って、
剣を前に突き出した。
何やってんだ?
もしこれが何かの作戦だとしたら……
万が一を考えておこう。
「マジック、スモーク」
俺は魔法を使って煙を周りに出して、
相手から自分を見えないようにした。
ライは姿が見えなくなり動揺し、魔法を撃ちまくっていた。
馬鹿かあいつ……
そんなことしていたらダンジョンにある木がどんどん倒れていくぞ…
しょうがない、少しの間魔法を禁止にしてやろう。
「システムコマンド、ライの魔法を一時的に利用不可能」
ライはまた魔法を撃とうとした。
けれど魔法陣も出てこず慌てていた。
へぇー!
なかなかすごいな!
コマンドはやっぱりチート能力だ。
こんなものがいろんな人に持っている能力だったら、
この世界のバランスが壊れるからな…
「どうだ?降参か?」
「いや、まだだ、みんなを守るために強くなる。
絶対に強くなる!決めたんだ!」
ライの目が金色に光りだし、
煙があっても見えるほどだった。
な、なんだ?急に目が金色に……
これはゲームでもあんまり存在しない。
たぶんライは【覚醒】したんだ。
このままいけば独自能力を使えるかもしれない。
でもどうやったら……
すると頭の中からミユが言った。
「あなたに他の人の独自能力が見えるようになる目の力、【魔眼】を追加します」
魔眼か……他の人の独自能力が見える。
なかなかいい能力だな……
でもまだ持っていないけど出せる独自能力が見えたりするのか?
「はい、あなただったら見る方法もすぐわかると思います」
俺だったら分かるのか。
どうせゲームに似ているんだろう。
早速使ってみよう。
「魔眼!!」
すると能力の【ストレージ】のように表示されていた。
・ライ
独自能力
【グライシス】
発現方法は【覚醒】をすると使える。
グライシスと言い手を前に出すとこれから毎回使うことができる。
【????】
発現方法は【希望】を覚えると使える。
????と言い手を前に出すと、毎回は使えないが1日に5回使えるようになる。
【???】
発現方法は【ドラグーンプライク】という魔法を覚えると使える。
???というとこれから毎回使えるようになる。
スゲー……
魔眼恐るべし……
相手の能力がこれから見れるようになるのはいいことだ。
もし不審なやつがいたらいったん魔眼を使ったらよさそう。
使い方はそれぞれあるからいいな、この能力。
「ライ!!グライシスと言って手を前に出してみろ!」
「は?ま、まあ、いいか。グライシス!」
そう言って手を前に出した。
すると赤く光った丸いものがライの周りに浮き始めて、
ライの手の前に集まっていった。
そしてその赤いものがものすごい速さで俺にめがけて向かってきた。
煙はかき消されて、どんどん近づいてくることがすぐに分かった。
ちょ、マズくないか?
強くなったのは嬉しいんだけど……
えーっと、ミユ、守ってくれ。
するとミユはあきれた声で「分かりました」
と言い、シールドを張ってくれた。
赤いものがシールドに当たった瞬間、
大爆発を起こして、周りの木々が吹き飛んでいった。
俺は唖然として立っていた。
「あ……あ……」
爆風は収まってライは歩いて俺のところに来た。
「ふぅ、疲れた。これは俺の勝ちでいいか?」
自信満々で言われた。
「だめだよ!?……でも強かった。使う時を考えれば全然勝てる。
不安なんて、恐怖なんて誰にでもある。でも恐れずにやる、それが男だと思うぞ?」
ライは笑って言った。
「分かったよ!ありがとな!他のやつも見て行ってくれ!少し1人でからよ!」
俺はいったんライと別れて次にナナのもとに向かった。
ライはライ自身の能力を攻略したようだな。
ま、俺も攻略したことになるかな?
「それじゃあ次はナナだ」
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