表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クトゥルフ短編集  作者: 異次元からの猫
13/42

面接

転職活動が大変です。

 仕事中を首になった。

 いや、正確に言うならば、仕事を続けられない体になったので、退職したと言うのが正しい。

 趣味の登山で遭難して凍傷になり、片手の指と両耳、それに両足の指が壊死してしまったのだ。申し訳無いやら、情けないやら。


 そんな理由で、ハローワークの障害者コーナーぐらいしか望みはないかと思っていたが、調べていたら自分みたいな人専用の転職サイトを発見。世の中捨てたもんじゃない。と思いつつ即登録をした。


 その名も「職・アルアル・ラ・トテップ」


 何でも、アル・R・トテップと言う人が、創業者出そうで、その人の名前をもじった名前だそうだ。

 ともかく、登録した次の日に即電話がかかってきた。何でも、怪我の具合の確認とキャリアの確認などをしたいそうで、近々会いたいとのこと。それまでに職務経歴書だとか、履歴書だとかを作製しておいて欲しいそうだ。


 言われた通り、書類を準備してキャリアコンサルタントに会いに行った。

 以前の職業や、身についたこと、次につきたい職種などなどを色々と尋ねられた。その情報をもとに、後日職業を紹介する…のかと思いきや、その日のうちに紹介してくれるとのこと。やはり、自分みたいな人の職業は限られているらしく、その日は丁度良く募集があったらしい。しかも、何件かあるらしく、その中から選べるらしい。


 星の知恵学院、銀の黄昏教室、マホロバ研究所など。


 全て、研究所の対外折衝役を募集していて、前職の経験を活かせる仕事場だと言うのだ。

 何の研究をしているかはわからないけど、こんな身体の一部が無い人材でも取ってくれるなんて、ありがたいことだ。きっと障害者枠があるのだろう。

 条件も良いし、就職を考えてみようと思う。


 時は流れ、面接当日。

 自分はThe Dreamland Siutのスーツを身に着け、足の指が無くてもフィットする靴を作ってくれたThe shoes SHOGGOTHの革靴を履き、面接に挑む。

 これまで、しっかりと対策を取って来たんだ。落ちるはずがない。落ちてしまったらお世話になったコンサルタントの阿藤有良さんに申し訳が立たないからな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ