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プロローグ
古の時代、まだ神々が人により近い存在にあった時。
神々は人を愛し、人に神の持つさまざまな力を与えた。
しかしある日、人は欲望に耐えきれなくなり、神から全ての力を奪うべく争いに乗り出す。
神と人との戦乱の後、勝利した神は人のもつ力のほとんどを取り上げ、それをある歴代記に封印した。
「この歴代記は神の力を持つ書なり。この歴代記に名を刻みし者は、神の力を手に入れる代償として、永久に呪われる運命にある。」
神はそう言い残し、その歴代記を大地のどこかへ封印し、天へと去っていった。
人々は何世紀にも渡り、その歴代記を探し続けてきた。
時は流れ、歴代記の話はやがて伝説となり、神話となった。
歴代記を奇跡的に見つけ、自らの名を刻み付けた者は数人いたが、皆力を得る代わりに呪いにより苦悩の中死んでいった。
神々は天より歴代記の存在を見、やがて決意した。
歴代記を永久にこの世から消そう、と。人間達より取り上げた力を永久に大地より追放し、過去の過ちを無に還そう、と。
歴代記をこの世から永久に追放出来る者は、歴代記に名を刻まれながらも呪いに打ち勝てる精神の持ち主しかいない。
神々は全ての希望をある一人の人間に託し、その名を刻み付けた。
伝説の歯車が今回ろうとしていた。




