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第22話『神速の解説』

どうもどうも二日ぶりです。

いやーもう話も終盤の終盤ですね…死人もでたし…

ジャンルがコメディーのままだけど、そろそろ変えた方が良いかな?

まっ、そんな事は置いといて、パロネタ注意でお願いします。

第22話…


もしも登校する時に、右ではなく左に曲がって、

女の子にぶつかったら……


第22話『神速の解説』


………………………………………………………







魁斗たちの前に立ち塞がる二つの壁!!!!!



いや、壁ではない!!!幼女だ!!!!!!

双子の幼女だ!!!!!!!!!!!!!!!!


姉の名は、ロロ!!!!!


「ここからさきにいきたいのなら…」


妹の名は、リリ!!!!!


「あたしたちをたおしてからにしろー!!!!」


二人は双子!!!MAXHEARTなのだああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!



「何だよ…一体…?」


魁斗は驚愕したのだった…


「どうします…魁斗先輩…?」


「走って逃げちまうか…魁斗?」


どうするか…?

自分たちの目の前に立ち塞がった以上…彼女たちは敵であるが…


相手は幼女…


力尽くで押し通すと言うのは健全な男子高生として気が引けるものである…


「そうだな…ここが逃げるが勝ちだな」


このメンツならば、流石に幼女より足が遅いことは無いだろう…


が、


勿論、そんな易々と物事は進まないのが現実…


何故ならば、この双子はただの幼女ではない…

能力者なのだ!!!!!!!


「おねえちゃん!たいへんたいへん!!おにいさんたち、にげちゃうよ!!」


「そう?ならわたしにまかせて~!!!



宵闇のダークサイド・ムーン!!!!!!!!!!!!!!!!」



双子の姉、ロロの能力が炸裂した!!

その能力とは!!!!!!!!!!!


「な、なんてこったああああああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!!!!!!!!!!

光が、光が吸われていくうううううううううううううぅぅぅーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!

この部屋の光が吸い込まれていくううぅぅぅぅーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ナイトメールのお譲ちゃんに…あ、あんな小さな体で……

コイツはヤバイ!!!

辺り一面が真っ暗だ!!!何も見えねぇ!!!


おいっ!!魁斗!!!百合野!!!!!

一体何処に居やがるぅ!!!!!!!!!!

わからねぇ……俺にはさっぱりわからねぇ…」


「ここですよー、和琴先輩」


「お前の隣に居るだろうが…たく…しかし、本当何も見えねぇな…」


周りは闇そのもの…自分の指先する見えない…


これが幼女姉の能力!!!!!!

『光を喰らう能力』!!!!!!!!!


この暗闇の中では魁斗たちは先に進む事ができない!!!!


しかし!!


「魁斗先輩!!壁に手を当てて行きましょう!!

そうすれば、次のエレベータまでに行けますし、あの子たちもこの暗闇の中じゃ何も出来ません!」


百合野の言う通り!!

此方が見えないと言う事は、相手も見えないと言う事!!!!

逃げれる!!

これで無事にこの階は逃げれる!!!!!


「まあ…そうだけどな、百合野…」


「魁斗先輩…?」


「確かに、それだけだったら俺たちは逃げれるだろうな…本当に“それだけだったら”な…」


「それって…まさか…」


そのまさかである…


「そうだぜ!!

いくら双子の能力者だからって、真っ暗闇のせいで片方が何もできなくちゃ意味がねぇ!!!

それだったら、別々の部屋で俺たちを待ち伏せた方がずっと効率的だあああぁぁ!!!!


と、なると…


あの妹ちゃんの方が、きっと何かするに違いねぇぇぇぇぇ!!!!!

魁斗!!!百合野!!!気を付けろ!!!

妹ちゃんが何かしでかすぞぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


トタトタトタ!!!!


それは幼女が一生剣命に走る音ぉぉぉぉ!!!


「そうだよ~!!!!

あたしののうりょくはね!

宵闇のダークサイド・アイ

まっくらでも、へいきなんだよ♪」


それが、双子妹の能力!!!!!

『闇を見通す能力』!!!!!!!!!!!



ドスッ♪!!!!!!


「イタっ!!」


突如!!!

百合野の後頭部が何か棒のような物で叩かれた!!!!!


「ごめんね、おねえさんがいちばんとどきやすかったから♪」


犯人は間違いなく妹の方のリリであろうが…


トタトタトタトタ♪


闇へと姿を眩ませる…


ドン♪!!


「アウチ!!膝が!!」


今度は魁斗の膝が!!!!!


「あははははは~♪ごめんね~おにいさ~ん♪」


不味い…非常に不味い!!!!


このままでは、無駄に時間を消費し、ダメージを受けていく!!!!!


早くこの暗闇から脱出しなければ!!!!!


だが、許されない!!!

双子幼女のせいで!!!!!!!!!!!


「やったね、リリ!!」


「うん♪あたしたちはむてきだね!!」








「クッ..」


魁斗は考えた…

この場を突破する策を…


能力を打ち破るのなら…やはり、その能力者を戦闘不能にするのが一番…

しかし、この暗闇では相手が何処にいるのかも、自分が何処にいるかさえ解らない…


声の聞こえた方へと適当にペンを投げるか?

いや、無理だ…命中する確率は限りなく0であるし、後の事を考えるとここでペンの無駄遣いはしたくない。


それに…幼女へ対する攻撃は…やはり…躊躇いを感じてしまう…


(…甘いんだな…俺って…)


アスカの為なら鬼にでもなる覚悟であったが…覚悟で魁斗の人としての優しさは消せなかったのである…


しかし、打つ手が全くない訳ではない!!


魁斗が上手い策が思い付けなくても、代わりに思い付く事が出来る頼もしい仲間がいる!!!!!!!!!!!!!!


そんな頼もしい仲間の一人!!!


「魁斗!!百合野!!俺に考えがある!!!」


神速 和琴が突破策を思い付いたのだった!!!!!!


「何か思い付いたのか?!」


和琴の策!!そいつは!!!


「やっぱり…ここは大人の対応だぜ!!!!

無視して行っちまうのがベストだと俺は思うね!!!!」


そいつは、逃げる事!!!!!!!!!!


だがどうやって????!!!!!!!!


この出口どころか、右も左も解らない暗闇の中をどうやって逃げ、次の階へと向かうと言うのだ?!!!!


「魁斗、今日はウエストポーチの中に、大量のシャーペンを入れてきただろう?!」


「ああ、そうだが!!」


今日はこの日の為に、準備万全!!

何時もは使わないウエストポーチまでタンスの中から引っ張り出し腰に巻いているのだ!!!!!


「その一番右側のチャックを開けろ!!俺の記憶が正しければその中にペンライトが入っている筈だ!!!」


「ペンライト…?」


ジィィー…


魁斗は和琴に言われた通りに、ウエストポーチの一番右のチャックを開けてみると…


「これか…?!あったぜ和琴!!」


和琴の記憶は正しく、中にはペンライトが入っていた!!!


「でも、和琴先輩!!

ペンライトで照らすにしても光が弱すぎますよ!!

また直ぐに、あの子に食べれてしまいます!!!!!」


ペンライトの光は弱い…自分の手元が確認出来るかどうか怪しい程…弱い…


が…


「そこは問題はじゃねぇぇ!!!!!!!!!!!!

光だ!!!“電気の光”が重要なんだ!!!!!!!!!!!」


電気の…光…?


「……そうか!!その手が有ったか!!!」


魁斗はペンライトのスイッチを押し光を付ける!!!!!!


ピカァ!!!!



「させないよ!」


無論、ロロはその光を見逃す筈は無く、先程と同じく喰らおうとする…が!!!!!!!!!


「サイコ・チップダウンロード!!!!!!!!!!!!

屋三川!!!!!!!!!!!!」


―覚醒(仮)…


バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ!!!!!!!!!!!!!!!


久し振りに使うので説明しよう!!!

サイコ・チップとは、戦闘不能と判断された能力者から能力を吸い出し、一度だけその能力を使えるスゲーチップ!!!


そして、今…魁斗が取り出したのはあの愚か者…屋三川 猟の能力!!!!

『光から騎士を生み出す能力』!!!!!


「出でよ!!!光子のフォトン・スピリット!!!!!!!!」



ペンライトの光から…


トォー!!!!!!


        光の騎士が誕生した!!!!!!!!!!!!


そして、光の騎士の特徴!!

周りが暗ければ、暗い程…光は強く…眩しく感じるのだ!!!!!!


「光の騎士!!!爆光メガ・フラッシュ!!!!!!!!!!!!!!」


ピカーン!!!!!!!!!!!!


光の騎士は身体全体から強い眩い光を出し、自ら発光した!!!!!!!


「ま、」


「まぶしい!!!!!!!!!!」


余りの眩しさに耐えれず、眼を塞ぐ双子!!!!


「今です!!魁斗先輩!!」


今なら、光の騎士の光のお陰で双子は動けないし、上の階へのエレベータの場所も解った!!!

行くなら今しかない!!!

光の騎士も発光し続けてはいるが、所詮ペンライトから生み出した騎士…

元が弱い光の為、何時まで保つかが解らない!!!!


急がなければ!!!!!!!!!!!!!!!!!!


「行くぞぉ!!百合野!!和琴!!!」


魁斗たちは走り出し、双子の間を突き抜け、次のフロアを目指すが!!!


「…………………………」


クル!!


突然…突然和琴が立ち止まり、魁斗たちに背を向けた!!!!!


「和琴…?」


「…魁斗…百合野…俺は残るぜぇ!!!」


残る?!!!


「残るって、和琴先輩!!!もう光の騎士も消えてしまいますよ!!!

そしたら、この部屋はまた、」


「そんな事は解ってるぜぇ!!!けどよぉ…今は何とかなったが、

お譲ちゃんたちが追ってきたら…ちぃとばかし…困るだろ?」


確かに…

双子の姉…ロロにこの先の部屋の光も喰われてしまったら…困る…


サイコ・チップは一度しか使えない…

もう後は無いのだ…


「だからよぉ!!この神速 和琴がお譲ちゃんたちの遊び相手になってやろーって事よぉ!!!!!」


そう!!この男!!神速 和琴は双子を足止めするべくこの場に立ち止まったのだ!!!!!!!!!!!


「け、けど!!!!和琴先輩!!!!!」


「けども、クソもねぇよ、さっさと行けぇ!!!俺はお前らの足手まといになる為に、

ついて来たんじゃねーぞ!!!!!!!!!!

早く、お前らはアスカさんを助けにいけぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!」


絶叫に近い程の和琴の叫び…

その叫びで魁斗は和琴の覚悟を理解した…


「解ったぜ…和琴!!!!」


「か、魁斗先輩?!」


魁斗は走り出す!!!

百合野はその後を追う!!!!!!!!!


「だが、先に行くだけだからな!!!!!!!!

後で絶対に追いついて来いよ!!!!!!!!!!!!!!」


「おう!!!任せておけ!!!!」


魁斗は和琴を信じ先に行く!!!!


和琴は魁斗のその信頼に感謝する!!!!!


中学時代からの親友同士!!!


和琴はその親友の恋の為!!!!!!

お姫様を助ける王子を守る為!!!!!!


宵闇ダークサイドの双子との第二ラウンドへと挑むのだ!!!!!!!!!!!






……………………………………………………




光の騎士は…魁斗と百合野を導き…消えた…


また辺りは真っ暗闇である…


「あれ~?おじさんはいかなかったの~?」


「おいてけぼり~?かわいそ~」


闇の中に響く…幼女の声…


「好きに言えよ…たく。

男ってのはカッコつけねーと、いけねぇー時があんだよ」


それが今だ!!それが男なのだ!!!


「ふーん…けどさあ、おじさん」


「ここで、おじさんはあたしたちに殺られちゃんだよ?

それって、すごーーーーーーーく、かっこわるいよね?ね?!」


「うるせぇ!!幼女に殺される脇役なんて、脇役としての恥の恥だぜぇ!!!」


和琴はここで死ぬ気なんてさらさら無い!!!

だが、死んでもいい覚悟はある!!!!


死ぬ気は無いのに死ぬ覚悟…


それは“矛盾”だ…


矛盾している…


だからと言って間違いではない!!!!!


「人生ってのは……矛盾だらけ……」


矛盾に答えはない…

何故なら、矛盾こそが答えだからだ!!!!!


「だけどよぉ!!俺はこれだけは白黒ハッキリさせるぜぇ!!!!

この勝負の行方を!!!!俺がここで華麗に勝利を決めるって事をよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」


「むりむり~♪」


「あたしたちはさいきょうでむてきだから~♪」


この暗闇の中で行動を起こせるのは…リリのみ…


リリは和琴を倒す為に…

“とっておき”の物を取り出した…


「じゃじゃ~ん♪すごいでしょ~♪」


「な、何だ?!!真っ暗だから何も見えねぇけどよ!!何か凄くヤバイもんを取り出しやがったあああぁぁぁぁぁ!!!!!」


銃か?刀か?バズーカか?

それとも、ペンシ○ロケット20か?!!!


意外!!!

それは、

    釘バット!!!!!


幼女が持つにはあまりにも不似合いすぎるぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!1


「リリ~、殺しちゃだめだよ!!さいこ・ちっぷでかいしゅうしないとだめだからね!」


「ええ~?いいじゃん…たいしたことないよ、このおじさん…」


「…舐められ過ぎだろ……俺……」


だが…絶対絶命!!!!

釘バットは不味い!!!!!!

不味過ぎる!!!!


「へへ~ん♪」


トタトタトタトタトタ♪


暗闇に響き渡る…幼女の足音…


「無邪気だ…残酷な程に無邪気だぜぇ…罪悪感なし…」


和琴はこの足音は何か…悪魔の足音のように感じた…


迫りくる足音…殴られる…

あの釘バットで殴られると思った瞬間…


和琴の脳内に、青春の日々が!!思い出が蘇った!!!!


それは…和琴が中学生だった時の事だ………………





………………………………………………………………………………


…………………………………………………………………………………………………



かつて…和琴の通っていた中学は荒れていた………………………


先生が、生徒を指導する事が出来ず…

好き勝手やり放題………


和琴はその荒くれ者を抑えるべく、力で這い上がり、不良の中のリーダーとなった…


誰もが彼を恐れていた…


学校は彼への恐怖へと統一されたのだ…


ただ一人を除いて……

ただ一人の男を除いて…


その男の名は!!


早乙女 魁斗!!!!


彼は恐怖で縛れなかった!!!!!!


恐怖と言う名の常識では!!!!!!!!


和琴は一対一で、魁斗と戦った!!!

闘ったのだ!!!!!!!!


そして負けた!!!!!!!!!!!!


だが…不思議な事に…嫌な感覚は無かった…


魁斗は言った!!!


常識から外れろと!!!!!


恐怖による支配など、下らない常識だと!!!!!!!!!


リーダーになるのなら!!!!!


常識から外れた、誰からも愛される優しいリーダーになれと!!!!!!



和琴は…気づいたのだ…その時に…

魁斗こそが…そのなりたいリーダー像…そのものだと……






………………………………………………


和琴の青春は、魁斗との青春!!!!!!!


だが、それは過去の事!!!!


ならば、今の和琴にやらなくてはならない事は!!!!!!!!!!!!!!!1


「俺は超えるぜ!!!!!

あの時の青春を!!リーダー像すら!!!

全て!!常識を超えてやんよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぅぅぅーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


「えーい♪」


和琴の頭を狙って振り落とされる…釘バット!!


その瞬間!!!!


和琴の頭の内は…

時間よりも速く…回転した…


進む時よりも速く…思考回路が速くなる…


Q、貴方は…全てを受け入れますか?


A,Yes…


Q,後悔はしませんか?


A、Yes…


―覚醒(rouse)&覚醒(rouse)


Congratulations. You rank up.


「うおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



和琴は己の右手で………



ガシっ!!!!!!!!!!



釘を受け止めた…


「………えっ………?」


リリは驚愕した…………


「な、なんで…?」


暗闇の中を見通す事が出来るのは自分だけ…

相手は何も見えない真っ暗闇…


なのにだ…


バットを受け止めれたのは偶然としても…釘が飛び出したを一ヶ所も触れずに受け止めれたのだ…?


有り得ない…

…絶対に有り得ない…暗闇の中が見えない限りそんなの…


「…見える……見えるぜぇ!!!!!!」


「っ?!!!!!!」


「真っ暗闇なのによぉ!!何も見えねぇのによぉ!!!!

お譲ちゃんが、俺が華麗に釘バットを受け止めた事に、驚き魂消ている顔がああああぁぁぁぁ!!!!!!!!!!



それだけじゃねぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!


コイツはどうなってやがる?!!!

お譲ちゃんのこれからしようとしている事が、考えが!!!

まるでダイナミックなスクリーンで映画を見ているかのように伝わってきやがるぜぇ!!!!!」



ダダーン!!!


「あわわわわ…」


リリは悟った…

何が何だがよく解らないが……

このままでは危険だと!!!!!!!!!


リリは慌ててバットを離し、その場から逃げようとするが!!!


何とそれと同時に、和琴の大きな左手が!!!!

リリの肩を捕らえたあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!


「ひぃぃ!!!!」


「バットを離して逃げようってか?!!!!!!

そうは行かねぇぜ!!!!!!悪い子にはたっぷりお仕置きをしねーとな!!!」


「た、たすけて…お、おねえちゃーーーん!!!!!!」


和琴は目覚めたのだ…

目覚めてしまったのだ…


r2能力に…


能力は、

『相手の行動を先読みできる能力』!!!!!!!!!!!!!!!!

その代償は……………………………






……………………………………


「リリ…どどど、どうしよう……」


妹の叫び声が聞こえた…


助けてと…リリは叫んでいた…


姉として妹を助けなくては…………………………………



しかし、暗闇の中は自分では見通す事が出来ない…

これでは、助けるがおろか…逃げる事すら出来ない…


だが、動く必要何て無かった…


奴は…直ぐそこまで来ていた…


「おっと!!見えているぜぇ!!!!

真っ暗の部屋の隅っこで、ビクビク震えているお姉ちゃんの方の姿がよぉぉぉぉ!!!!!!!」


「ひぃっ!!!」


腰が抜ける…

足ががくがく…

そして…


「さあ…お仕置きの時間だぜぇ?!!お譲ちゃん!!!!!!!!!」


「あ、あっ………………あああああ…………」


暗闇の中で…泣き声が響き渡ったのだった……………………






……………………………………………………


一方その頃…エレベータで次のフロアに向かった魁斗たちは…


「あーあ…こりゃ…」


「どうしますか…」


壁際に隠れながら困ったいた…………


次のフロアには、能力者はいなかった。

それでは、楽勝か?

そうでもない。

このフロアには能力者の代わりに、黒服の拳銃を持ったエージェントたちが待ち受けていた…


しかも、次のエレベータ付近に大量に固まっているときた…

このままでは先に行けない…次で最上階と言うのに…


「仕方がありません…ボクが奴らの注意を引き付けます」


「出来るか…?」


「何とか……」


百合野は魁斗の為に提案してくれたが…これは余りにも危険な事…

それに、今までは基本的に一対一の対決しかした事ないの…これだけの大量の敵相手では…


「…サイコ・チップを使うぞ、百合野」


「サイコ・チップをですか?!けど、魁斗先輩!次で最上階ですよ!!

何が起きるか解りませんし、残して置かないと、」


「俺はアスカを助けたいけどさ百合野。お前に危険な目に合わせたくない」


「……………………………………」


百合野にとっては…例え自分が危険だとしても、魁斗が安全の方が良かったが………

そこら辺はお互い様である…


「まあ、もしもの時には俺にはr2もあるし…サイコ・チップで使える能力はまだ一つ残っているしな…」


「…解りましたよ…無事でいてください…魁斗先輩」


「ああ…焼き肉皆で食って…牧師の奴を涙目にさせてやろうぜ!!百合野!!!」


では、本日二回目!!!!


「サイコ・チップダウンロード………メンタマン!!!!!!!!!!!」


―覚醒(仮)…


「重力・心理的圧力グラビディ・プレッシャー!!!!!!!!!!!!!!1」


バチバチバチバチバチバチバチバチバチ!!!!!!!!!!!


心理的圧力が、このフロアの黒服たちの心を重く圧力を掛ける!!!!!!!!1


それだけではない!!!!!!


心は今!!圧力に押し潰され、小さくなっているのだ!!!!!!!


「今だ!!鎖の拘束チェーン・ホールド!!!!!」


小さくなった黒服たちの心を…百合野が絞め付ける…


オオオオオオンン......


黒服たちは苦しさの余りに、胸を押さえ付け、その場に跪く…

今が、チャンスだ…


「行ってください!!魁斗先輩!!!!!!」


「ああ!!!!任せたぜ!!!百合野!!!!!!!!!!!!!11」


魁斗は向かう!!!

最上階へ!!!!!!


仲間たちの想いを背に!!!!


アスカの元へ!!!!!!!!!!!!!!!!!




………………………………………………


そして…最上階である…


しかし、最上階と言う割には…この部屋は最上階らしくなかった…

最上階の部屋にしては、余りにも不似合い過ぎる…


部屋全体が薄暗く…華やかさがない…

折角の最上階だと言うのに…窓が一つもない…

最上階の楽しみはやはり外の風景を眺める事であるが…これでは、全て台無しである…


そんな最上階らしくない、最上階で魁斗が先ず最初に目に入ったのは…

棚に飾られた皿やカップ…紅茶を注ぐポット…

西洋のアンティークだ…美し…





               …かったのだろう…


残念ながら、飾られた皿やカップ…アンティークの全てが割れて砕けている…


これでは、本来の紅茶を注ぎ味を楽しむどころか、飾る美しさも意味がない…


「どうかね?気に入ったかい、私のコレクションは?」


「っ…!」


突如…背後から声が…


魁斗は振り返ってみると…そこには、四十から五十くらいの中年の男が…


「…アンタがボスか?」


「まっ…私がボスだ。魁斗君」


椅子に軽く腰を掛けて、余裕ありげに笑みを浮かべる…


コイツが…コイツこそが、今まで戦ってきた組織…ナイトメールのボスである…


「アスカは何処にいる?」


「行き成りベタな質問だね…?

だけど嫌いじゃないよ…その質問…。

安心してくれ…彼女には何も手出しはしていないよ」


それは本当だ…この男はアスカには何も手出しはしていない…“身体”には何一つ手出しはしていない…

“心”に関しては別だが…


「…誤魔化すな…質問に答えろ」


「…ん?」


「俺は、“アスカが何処にいる”と聞いたんだ…

だが、アンタは“手出ししていない”と答えた…俺の質問の答えになってないぞ」


「君は、アスカの身の安全は気にならないのかい?」


「そりゃ勿論気になるさ。だが、誰がこんな時にまで誤魔化そうとする詐欺師の言葉を信じられると思うか?」


魁斗は敵意をボスに向ける…



「そうか…」


その魁斗の敵意に対しボスは静かに立ち上がり…


(ほう…中々できる子じゃないか…面白い…)


割れたカップに紅茶を注いだ…

そしたらボスは、再び椅子に座り…そのカップに注いだ中身を一気に飲み干した…


「………アンタ…」


口から何か垂れている…赤い液体…紅茶か?

いや…違うあれは…


「魁斗君…私と少し話をしないか?」


血だ…


ボスは…魁斗に問い掛ける…

唇から血を垂らしながら……………


第22話…完


次回、第23話『バットエンドなんてありえない…』

次回でラストバトルです。

長かったこの物語の終止符を打つと思います。

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