君への誘い ~3月29日~
君と初めて会った日から、4日経ったその日の夜。
僕は少し早めに桜ノ宮公園へ向かった。
──君に早く会いたくて…。
「───いたっ!!」
思わずそう叫んだ僕を見て、君は小さく笑った。
…まさかいるとは思わなかった…。
「どうしたの?今日は早いね。」
そう言った君に、僕はこう答える。
「聞きたいことがあったから…。」
「なに?」
少し深呼吸をして──
「31日の土曜日、一緒に出かけない…?」
すると、君は少し考えてから
「いいよ。」
と言ってくれた。
僕のテンションは一気に頂点に達した。
「じゃあどこ行く?どこに行きたい?」
「そうだなぁ…。──あっ!遊園地…遊園地に
行きたい…。いい…かな…?」
恐る恐る聞く君に、僕は「もちろんっ!」と
笑顔で答える。
そしてその後、連絡がとれないと不便だから、
ということで家の電話番号を教えあった。
その日君は用事があったのか、早く帰らなければいけないらしく、
僕たちはそれで家に帰ることにした。
──僕は家に着くなり、土曜日の予定を考えまくった。
気づけば夜中の1時になっていて、急いでベッドの中にもぐり込む。
…が、すぐには寝つくことができなかった。
その日の僕は、土曜日が来るのが楽しみで
しょうがなかったんだ…。




