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白紙に綴る夢  作者: 緋絽
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ファッションショー


遅くなってすみません


秋雨です!

飛鳥のファッションショーの予行を見に体育館に来た。

「おお、すげぇ」

体育館を2つに分けるようにレッドカーペットが敷いてある。

この上を飛鳥たちが歩くのか……。

そう考えながらカーペットを避けてステージのほうへ向かった。

ステージ上では、係の人やモデルさんが慌しく動き回ってる。

オレ邪魔じゃねぇ?

比較的人が動いていない隅のほうに移動して飛鳥を探す。

「お、いた」

ステージ上で打ち合わせをしている飛鳥を発見。

真剣に相手の話を聞いていた。

なんか、新鮮だなー。

よし、写真撮っとこ!

レンズを向けてシャッターを押す。

ん、いい感じ!

その後何枚か撮ってカメラを下ろす。

うっし、いい仕事したっ!

打ち合わせが終わったらしい飛鳥がオレを見つけた。

「おー、飛鳥ー!お疲れー!」

ポケットに仕込んでいた飴を投げて渡す。

「わっ………!」

弧を描いた飴は飛鳥の手に収まった。

「今日はさっぱりグレープフルーツ味っ!」

「あ、ありが……とう…っ」

その言葉に、オレはニカッと笑った。

「明日、頑張れよっ!!」

「うん………っ!」


そして迎えた宝岳祭2日目。

ファッションショーは午前中だから早めに体育館に入る。

「さってと、どこで撮ろうかなー」

キョロキョロとベストな場所を探す。

「あっ…、朝弥……くん…」

くんっと服を引っ張られる感覚と飛鳥の声。

「お、飛鳥!おはよっ!」

「おは…よう……」

飛鳥はまだ衣装に着替えてなくて、制服のままだった。

「着替えなくて大丈夫なのか?」

「うん…、もうちょっと、時間があるから………」

「そっか」

あ、そうだ。

「飛鳥、手出して」

「え?あ、うん……」

遠慮がちに出された手にチョコを置く。

「ちょっとひねってみましたーってな」

飛鳥の頭に手をのせる。

「緊張せずに頑張れよ!」

そのまま手を動かして頭を撫でる。

「うん…っ!」

ふわっと笑った飛鳥。

「あ、そういえば時間はまだ大丈夫か?」

「あっ、もう行かなきゃ……っ」

「気楽になっ!」

「うんっ。……あのっ、見てて、ね……っ」

顔を赤くしながら言う飛鳥に目を瞬かせる。

「もちろん!!」

そういうと、飛鳥は満面の笑顔を残してステージに急いだ。


始まったファッションショー。

飛鳥の出番はすぐだった。

堂々と歩いている姿は凛としていてカッコいいと思う。

一瞬のチャンスを逃さないようにカメラを構えた。



意味不明ですね。

ただ頭撫でたかっただけだったりします


次はプー太さん!

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