賑わってます
早く投稿できました
秋雨です
「はい、ちーず!」
ただいま教室に設けられた写真撮影場にて写真を撮っています。
「ありがとうございましたー!」
出来上がった写真を渡したらうれしそうに帰っていった。
いやぁ、楽しい。
ここまで人が来るとは思わなかったなー。
今のところ人気なのは真実と由輝かー。
「茜は平均といったところだなー」
もっと人気があると思ったんだけどな。
「悪かったね、平均で」
「お、茜」
「あー、疲れたー」
どうやら少しだけ休憩みたいだ。
「お疲れ」
「ホントだよ。まさかここまで忙しいとは思わなかった」
まあ、始まった時から客足が途絶えてないからなー。
「ほい、飴」
「ありがと」
レモン味の飴(棒ナシ)を渡したらすぐに口の中に入れた。
オレも同じものを食べた。
「真実と由輝大変そうだなー」
「そうだね。さっきから動きっぱなしだよ」
営業スマイル全開の真実と由輝を見る。
あ、笑顔が引きつってきてるし。
口の中の飴をコロコロ転がす。
「なんかさ、こういうの楽しいよなー」
「………何?急に」
「いや、ふと思っただけ。意味はねぇ」
二カッと笑う。
「ふーん……」
「西川ー、そろそろ戻ってー」
「はーい。じゃ、頑張って、写真係さん」
「おうっ、任せとけ!!」
Vサインで応えた。
茜も自分の仕事に戻ったから暇になったし。
客も今は来てないしー………。
とりあえず椅子に座って待機。
飴を噛み砕いて天井を見上げる。
「あ゛ー……暇ー……」
「そんな朝弥にお客さん」
「客!?」
バッと椅子から立ち上がると真実の後ろに飛鳥が立っていた。
「あ……、こんにちは……」
「ごゆっくりー」
ニヤニヤしながら真実は仕事に戻った。
なんなんだ?
「あの、朝弥君……写真、撮ってる…んだよね……?」
「おうっ!あ、飛鳥も撮るか?」
「え、いいの……?」
「もちろん!誰と撮る?」
「あ、朝弥君…と……撮り、たい…」
おおっ、初めての指名だ!
「了解っ!じゃ、撮るぜー」
飛鳥を左手で抱き寄せて、右手でカメラを持つ。
「はい、ちーず!」
カシャ、とシャッター音が響く。
「よし、すぐに現像できるからちょっと待ってなー」
「う、うん………」
このカメラ、すぐに現像できるから便利なんだよなー。
出来上がった写真を見る。
飛鳥の肩を抱いて笑顔のオレと、顔を赤くしながら微笑んでいる飛鳥。
うん、綺麗に撮れてるな。
「はい、写真」
「ありが、とう……」
嬉しそうに写真を受け取ってくれた。
「あと、あの…、その衣装……に、似合ってる…よ……」
これでもかというほど真っ赤になった飛鳥。
ちょっと驚いて目が丸くなった。
「サンキュッ!」
飛鳥の頭に手を置いて言うと、飛鳥は嬉しそうに微笑んだ……気がする。
何がしたかったのかわからない……
自分で書いてて意味不明なことに………
次はプー太さん!