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一式陸攻
マレー沖海戦で活躍した海軍の一式陸上攻撃機(一式陸攻)は、主翼の多くを燃料タンクとした為、被弾すれば、すぐに炎上大破してしまう為に、米国側からは"ワンショットライター"と言う有り難くない名前をいただいていた。
中型攻撃とも呼ばれるこの飛行機は、零式艦上戦闘機と、酸素魚雷と並び、日米海戦時の三大兵器とも呼ばれていた。
海軍の航空機は陸軍と同様に、皇紀で表される末尾二桁をとって、機名とすると言う習慣があった。ちょうど昭和15年が皇紀2600年にあたり、昭和15年採用の零戦はここからきており、翌年の昭和16年採用の中型攻撃機は皇紀2601年にあたることから、一式陸上攻撃機と名付けられた。
「皇紀」とは、「日本書紀」に記載されている初代天皇である神武天皇が即位した年を元年とする紀元を指す。神話に基づく年数ではあるが。
兵器の名前として年号の末尾二桁を名前にしていたのは、日本くらいのものである。米国や英国は、地名を使う事もあったし、兵器の名前にも御国柄が出ていたのである。




