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 ヘルガさんに紹介状を用意して貰ったので嫁三人とアルバゴーン王都へ買い物に行く事にした。一日でも早く用意しておかないとオスカーさんにシメられそうだからね。ほんと怖いんだよ・・・見た目はフォスターの方が怖いけど、オスカーさんは凄味と言うか全身から殺すオーラが出てんのよ。


 そんな訳でアルバゴーン王都にあるロレンツのアジトの一室に転移した。ロレンツ達は表向きは王都に居ない事になっている。ローグ商店に小麦粉を下ろす謎の業者で、ヤンクさんも所在は知らないって事になってる。まぁ、ヘルガさんのお弟子さんがローグ商店にも二人常駐してるから大丈夫だろうけど、念には念を入れてって事で。


「おや、ブレッド様お出掛け・・・・・そちらの方は奥様でしょうか?」


「ああ、ヘルガさんに正装って言うか礼服は用意しておけって言われちゃってね。俺だけって訳にもいかないから連れて来たんだ」


「おお、それは確かに必要でしたな。私も気が付かずに申し訳ありませんでした」


 ロレンツに三人を紹介し、馬車を用意すると言うロレンツに三人共王都は初めてだからあちこち見て回りたいと断りを入れてアジトを出た。


*


*


*


(こちらウェイスランド王都。今出立した)


(((((了解、全員に共有している)))))


 ウェイスランド王都を監視している俺の視界には王都を出立する兵士三千名が映っていた。勿論目的も解っている。アルバゴーン王国へ進行するつもりなのだ。勿論こうなる事は事前に解っていた。


(オリジナルだ。全ての街道の監視を厳に。特にアデルの動きに注意しろ)


(((((監視部隊了解)))))


 嫁三人とアルファが出掛けてるから暇なんだよ。広い屋敷に俺一人とか、やる事無いし出掛ける訳にもいかないしな。


*


*


*


 アルバゴーン王城の国王執務室でウェイスランドの進軍開始をロドリゲスに伝えた。


『『『『『ロドリゲス、ウェイスランド王国軍が王都を出立した。事前に伝えていた通りだ』』』』』


「来たか・・・セレスタを呼べ!早急に兵を南砦へ送るのだ!!情報提供感謝するブレッド殿」


 俺からの事前の報告でセレスタさんを中心に準備は進めていたから向こうが到着するより先に南砦に着くだろう。


『『『『『そんな事より本当に俺は手伝わなくて良いのか?』』』』』


「無論だ。これは我が国の問題なのだからな・・・だが、万が一南砦が抜かれた時は民を護って貰えるか?」


『『『『『同盟国なんだから遠慮すんな。何なら砦に着く前にケリを付けても良いぞ』』』』』


「それはだめだ。攻め込まれたと言う事実が後の交渉に必要なのだ」


 言いたい事は解るけどちょっとなぁ・・・・・


『『『『『俺としては喩え兵士でも犠牲者を出して欲しくないんだけどな』』』』』


「それは傲慢と言うものだ。其方なら可能であろうがな。後はフォスター次第だが・・・あ奴も戦場に放り込めば己が何者なのか思い出すであろうよ」


 フォスターの奴、未だに落ち込んだままなんだよ。いい加減仕事しろって感じだ。


『『『『『そうだと良いけどね・・・・・』』』』』


 王城内が騒がしくなってきた。知らせを受けてセレスタさんも直にやって来るだろう。ロドリゲスにはああ言われたが最悪俺も介入するつもりだ。オリジナルで出る必要は無いと思うけど、バトルスーツを含めた一部のスキルはオリジナルしか使えないからなぁ・・・・・まぁ何時までも隠して置けるもんじゃないし、フォスター次第で出るとしますかね。

ここまで読んで頂き有難う御座います。

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