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第25話 マサカリ

「な、何故迷宮とわかるのですか?」


「迷宮ってのは魔力が独特なんだよ、んでこの建物はその独特な魔力をしてるから迷宮とわかったわけだ」


「なるほど……で、どうしましょう」


「とりあえず進むか」


まさか、逃げ込んだところが迷宮になってるとは思わなかったな、ん?


「なにか聞こえてきませんか?」


「ああ、鉄のぶつかり合う音だな」


「行ってみましょう!」


しばらく進むとそこには、骸骨の剣士と斧を持ったマッチョで大柄の男が戦っていた。



「オオーーーー!」


ガンッッッ


勝負がつく寸前だったのだろう、男が大きく振った一撃が骸骨に入り砕けた。


「おう、お前らいつからいたか知らんが大丈夫だったか?この迷宮に来るなんて珍しいな」


「ああ、大丈夫だ」


「そうか、よかったここであったのも何かの縁だ自己紹介しとくぜ俺の名前はマサカリだ、名前の通り斧を武器に戦ってるぜ、よろしくな」


「俺はシンラだ、よろしく」


「ネリネです。よろしくお願いします」


「ところで二人はなんだってこんなところに?」


俺はここにきた経緯を説明した。


「なるほどなぁ、迷子かぁ追われてたとはいえ変なところに入る前に気を付けた方がいいぞ」


「ですよね、今度から気を付けます」


「そうしろそうしろ」


マサカリは笑いながらそう言った。マッチョの笑顔はサービスにはならないな。


「で、このあとどうするんだ?」


「迷惑でなければついていってもいいか?というかここはどういう迷宮なんだ?」


「ここはな最近俺が見つけた迷宮でな、どんなところなのかはわからないんだ」


「そうだったのか」


「けどここら辺はきっちりマッピングしてるから安心しろ」


そういいながらマサカリは明らかにカバンの大きさと合わない地図を取り出して言った。


「それはなんなんだ?」


俺がカバンを指差した。


「ん?これか?これはなマジックバックって言ってな見た目以上に入る魔法のカバンだよ。ほら最初とかにもらいそうなストレージとかインベントリみたいのがない代わりだそうだ」


そういえば、ミトスも道具等はあんまり持ってなかったな。教えてくれればいいのに。


「ただ、高いからな最初はほとんどの奴がリュックとかを背負ってるよ、さてそろそろ迷宮から出るか」


マサカリは話してる最中にも倒してた魔物のアイテムを集めながらそう呟いた。




外に出るともう夜だった。


「もう夜だな。少し夢中になりすぎた夜はよくない輩が大量発生するからな宿とってさっさと寝るに限る、そうだ安い宿を紹介してやるよついてきな、俺もよく利用している宿でな部屋がきれいで飯もうまいんだ」


「そうか、楽しみだな」


「ああ、楽しみにしていてくれ」


「ネリネも、それでいていいよな」


「はい、それでいいと思います」


教えてもらった宿は本当に安く、飯も旨く部屋もきれいだった。


「教えてくれてありがとな」


「いいってことよ。こういう時は助け合いだぜおやすみなー」


「おやすみ。ネリネもまた明日な」


「はい、また明日」


アルトファからデカルトまで少し無理をしてきたらしくおれはすぐに眠った。



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