第四十四話 道の裏表
第四十四話です。
今回は、平吉が店の外で「道」を学ぶ話です。
一度通った道でも、行きと帰りでは見えるものが違う。
相模屋の小僧として、平吉は少しずつ自分の目と耳で町を覚えていきます。
行きに見た道は、帰りには別の道になった。
平吉がそれを知ったのは、相模屋を出てから半刻ほど経った頃だった。
その朝、利助は薄紙を包んだ小さな荷を平吉へ持たせた。
「行くぞ」
「どちらへですか」
「紙屋だ」
相模屋で品を包む薄紙は、残りが少なくなっていた。
仕入れの大きな荷を運んでくる問屋ではない。
相模屋から少し離れた横町にある、小さな紙屋へ注文を伝えに行くのだという。
今日は一人ではない。
利助と一緒だった。
平吉は、少しだけ胸を撫で下ろした。
だが、その顔を見た利助が言った。
「後ろを歩くだけなら、次も一人では出せん」
平吉の背筋が伸びた。
「はい」
「道を見ろ」
「はい」
「俺の背中だけ見るな」
利助は歩き出した。
平吉も、その後を追った。
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相模屋を出て、左へ進む。
仕立て屋へ行く道とは反対だった。
平吉は、最初の辻を数えた。
一つ。
次の辻を右。
二つ。
細い道へ入る。
三つ。
頭の中へ順に置いていく。
左。
一つ。
右。
二つ。
細い道。
三つ。
これなら覚えられると思った。
道は、曲がる場所を数えればよい。
平吉がそう考えていると、利助が前を向いたまま言った。
「何を見た」
平吉は慌てて答えた。
「最初の辻をまっすぐ進み、次の辻を右へ曲がりました」
「それだけか」
平吉は周りを見る。
右手に魚を干した店がある。
縄に、小さな魚が何尾も並んでいる。
潮と煙が混じったような匂いがした。
左手には、井戸がある。
三人の女が水を汲んでいた。
少し先には、赤い格子の家。
軒の下に、欠けた桶が伏せてある。
「右に干し魚の店。左に井戸があります」
「それから」
「赤い格子の家と、欠けた桶」
利助は振り返らない。
「見えるものだけか」
平吉は耳を澄ませた。
遠くから、金槌の音がする。
一定の速さで、鉄を打つ音。
かん。
かん。
少し間を置き、また響く。
「金槌の音がします」
「どちらからだ」
平吉は音の方へ顔を向けた。
「右の奥からです」
「覚えておけ」
「はい」
利助はまた歩いた。
平吉は、道を数えるだけではなく、周りを見るようにした。
干し魚の匂い。
井戸。
赤い格子。
欠けた桶。
右奥から聞こえる金槌の音。
道は、辻だけでできているのではない。
そこにあるもの全部が、道の一部なのかもしれない。
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さらに進むと、人通りの多い道へ出た。
荷車が通る。
天秤棒を担いだ男が歩く。
売り声がいくつも重なる。
「豆腐」
「蜆」
「薪はいらんか」
声がぶつかり、道の形が見えにくくなる。
利助は人を避けながら、一定の速さで歩いた。
平吉は置いていかれないようにする。
だが、利助の背中だけを追ってはいけない。
右には、味噌を売る店。
左には、小さな社。
社の前に石が二つ置かれている。
一つは丸い。
もう一つは、角が欠けていた。
味噌の匂い。
石。
社。
その先の辻を左。
平吉は、頭の中で繰り返した。
人通りの多い道。
味噌の店。
小さな社。
欠けた石。
左。
利助が言った。
「今、何度曲がった」
平吉は答えた。
「相模屋を出てから、三度です」
「本当か」
平吉は足を止めそうになった。
三度。
最初の辻はまっすぐ。
次を右。
細い道から大きな道へ出た時、少し斜めに曲がった。
そして社の先を左。
右。
斜め。
左。
三度。
合っているはずだ。
「三度です」
利助は言った。
「なら、帰りも三度曲がれば着くと思うか」
平吉は少し考えた。
来た道をそのまま戻るなら、曲がる数は同じだ。
「はい」
答えた後、利助は何も言わなかった。
その沈黙が、平吉には少し怖かった。
間違っているのかもしれない。
だが、どこが違うのかわからなかった。
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紙屋は、人通りの多い道を外れた横町にあった。
軒先に、紙の束が吊るされている。
白い紙。
薄い紙。
少し黄色い紙。
雨を避けるため、奥へ深く積まれた束。
店の中には、乾いた紙の匂いがあった。
利助が店主へ頭を下げる。
「相模屋です」
店主は、奥から顔を出した。
「利助さん。頼まれてた薄紙、できてるよ」
細い腕の男だった。
指先が白く乾いている。
紙を触り続けているからだろうか。
店主は、薄紙の束を出した。
利助が端を見る。
折れ。
湿り。
枚数。
平吉も、少し離れたところから見る。
紙の束は、同じ大きさに揃っている。
端に乱れはない。
店主が言った。
「今日は半分だけだ。残りは五日後になる」
利助は平吉を見る。
「聞いたか」
「はい」
平吉は店主へ向き直った。
「今日は、頼んだ薄紙の半分。残りは五日後です」
店主が頷いた。
「そうだ」
五日後。
平吉は胸の中で繰り返した。
五日後。
薄紙の残り。
相模屋。
忘れない。
利助は、紙の束を平吉へ渡した。
「持て」
「はい」
薄紙は軽かった。
だが、折れやすい。
強く持てば、端が曲がる。
弱く持てば、落とす。
平吉は両手で、下から支えた。
利助が店主へ言う。
「残りは五日後に取りに来ます」
「ああ」
紙屋を出る。
平吉は、相模屋へ戻るつもりで利助の後ろへ回った。
だが、利助が止まる。
「前を歩け」
平吉の胸が鳴った。
「俺が、ですか」
「道を見ていたのだろう」
「はい」
「なら、戻れ」
平吉は、薄紙の束を抱えたまま前へ出た。
紙屋を背にする。
来た道。
人通りの多い道へ戻り、小さな社のところを曲がる。
味噌の店。
欠けた石。
干し魚の店。
井戸。
相模屋。
頭の中では、すべて並んでいた。
平吉は歩き出した。
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最初の辻で、平吉は迷った。
行きでは、紙屋へ来るために右から入ってきた。
帰りは、どちらへ出ればよいのか。
同じ辻なのに、見える家が違う。
軒の向きも違う。
紙屋を背にすると、行きには見えなかった裏口や塀ばかりが目へ入る。
平吉は、少し足を緩めた。
右か。
左か。
曲がる数は三度。
だが、最初の一度がどちらなのかわからない。
後ろにいる利助は何も言わない。
平吉は振り返りたくなった。
聞けば、すぐにわかる。
だが、利助は平吉の目を見ている。
平吉は、辺りを見た。
行きに見たもの。
紙の束。
人通りの多い道。
小さな社。
味噌の店。
今いる場所からは、社が見えない。
だが、どちらかの道から、味噌の匂いがする。
平吉は鼻で息を吸った。
左から、少し濃い匂いが流れてくる。
「左です」
平吉は、誰に言うでもなく声にした。
左へ曲がった。
少し進むと、人通りの多い道へ出た。
向こうに、小さな社が見える。
欠けた石もある。
合っていた。
平吉は胸の中で息を吐いた。
だが、利助の声がした。
「匂いだけで決めたか」
「はい」
「風が逆なら」
平吉は答えられなかった。
「味噌の店が休みなら」
「わかりません」
「匂いは使え。だが、一つだけを頼るな」
「はい」
平吉は社を見る。
欠けた石。
道の広さ。
行き交う人。
味噌の匂い。
いくつかを重ねる。
それなら、一つがなくても道を見つけられる。
平吉は、もう一度、自分が来た道を振り返った。
帰りに見える紙屋の横町。
行きには気づかなかったが、入口の角に小さな柳がある。
枝が塀へ寄りかかっている。
次に来る時は、それも目印になる。
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小さな社の先を、平吉は右へ曲がった。
行きは左へ曲がった場所。
帰りは右。
曲がる数は同じ。
しかし、向きは反対だ。
平吉は、ようやく利助が何も言わなかった理由を少し理解した。
同じ道でも、行きと帰りでは見えるものが違う。
右にあったものが左になる。
前から見えた軒は、裏から見ればただの壁になる。
目印だと思っていたものが、帰りには見えないこともある。
平吉は、道の反対側も見るようにした。
帰るためではない。
次に一人で来るためだ。
少し先に、井戸が見えた。
平吉は安心して、その道へ入ろうとした。
だが、足を止める。
井戸。
女が二人、水を汲んでいる。
行きにも井戸があった。
ここだろうか。
しかし、赤い格子の家がない。
欠けた桶もない。
金槌の音も聞こえない。
代わりに、煮魚の匂いがする。
違う井戸だ。
江戸には井戸が一つしかないわけではない。
平吉は、自分が井戸という一つの目印だけで曲がろうとしたことに気づいた。
「ここではありません」
利助が聞く。
「なぜだ」
「赤い格子がありません。欠けた桶もありません。金槌の音も聞こえません」
「では、どこだ」
平吉は道の先を見る。
もう一つ先の横町から、かすかに金槌の音がした。
かん。
かん。
少し間が空く。
「もう一つ先です」
平吉は歩いた。
次の横町。
右の奥から金槌の音。
左に井戸。
赤い格子。
軒下の欠けた桶。
干し魚の匂い。
今度は間違いない。
平吉は曲がった。
利助が、後ろから短く言った。
「悪くない」
その一言で、平吉の胸が少し熱くなった。
最初からわかったわけではない。
間違えかけた。
だが、曲がる前に止まった。
一つではなく、いくつかを見た。
戻れた。
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相模屋まであと少しというところで、道が塞がっていた。
荷車の片輪が溝へ落ちている。
積んでいた桶が道へ崩れ、男たちが持ち上げようとしていた。
通れない。
人も荷も、両側で止まっている。
平吉は薄紙の束を抱えたまま立ち止まった。
来た道をそのまま戻ることはできない。
横へ抜ける細い道がある。
だが、その先がどこへ続くかは知らなかった。
荷車が動くのを待つか。
別の道へ入るか。
薄紙は軽い。
しかし、長く立っていれば人にぶつかられるかもしれない。
雨は降っていない。
急ぎでもない。
待つ方が安全なのか。
平吉は利助を見た。
利助は何も言わない。
平吉が決めるのを待っている。
「待ちます」
平吉は言った。
「なぜだ」
「横の道がどこへ出るかわかりません。薄紙を持ったまま、知らない道へ入るより、ここで少し待つ方がよいと思いました」
利助は荷車を見る。
男たちは、桶をどけ始めている。
それほど長くはかからなそうだった。
「急ぎの品なら」
平吉は考えた。
「横の道へ入る前に、どこへ出るかを近くの者へ聞きます」
「誰にでも聞くのか」
「この辺りで店を開いている者か、道を使っている者へ聞きます」
「それでもわからなければ」
「一度、知っている辻まで戻ります」
利助は頷いた。
「よい」
平吉は、道の端へ寄った。
薄紙を人から遠ざける。
荷車を起こす男たちの邪魔をしない。
しばらくして、桶が片づけられた。
人が通れるだけの隙間ができる。
平吉は、急がずそこを抜けた。
相模屋の暖簾が見えた時、胸の中の力が少し抜けた。
戻った。
紙も無事だ。
返事も覚えている。
五日後。
残り半分。
平吉は、暖簾をくぐった。
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「戻りました」
定吉が店先から顔を上げる。
「遅かったな」
「荷車が道を塞いでた」
利助が帳場の前へ進む。
平吉も薄紙を持って続いた。
「頼んだ薄紙の半分です」
宗兵衛が帳場から紙を見る。
「残りは」
「五日後です」
「確かに聞いた」
平吉は、薄紙を利助へ渡した。
利助が端を見る。
折れはない。
湿りもない。
「よい」
平吉は頭を下げた。
「はい」
定吉が近づいてくる。
「道、迷った?」
平吉は少し考えた。
「迷いかけた」
「どこで」
「井戸を間違えた」
定吉は笑った。
「どの井戸」
平吉が道を説明する。
干し魚の店。
赤い格子。
欠けた桶。
金槌の音。
定吉はすぐに言った。
「ああ、桶屋の横の道だろ」
「知ってるのか」
「何度も通ってる」
「紙屋も?」
「知ってる」
平吉は少し悔しくなった。
「最初から言ってくれればよかったのに」
定吉は肩をすくめる。
「俺、聞かれてないし」
「道を知ってたなら」
「兄さんが利助さんと行くって聞いたから、俺が教えることじゃないと思った」
平吉は黙った。
定吉には定吉の線がある。
何でも先回りして教えればよいわけではない。
宗兵衛からも、「見ろ。だが、奪うな」と言われていた。
定吉は、平吉が自分で道を見るのを邪魔しなかったのだ。
「定吉」
「何」
「次に行く時、定吉の覚え方も教えて」
定吉は少し得意そうな顔をした。
「俺は犬で覚えてる」
「犬?」
「あの道の赤い格子の前に、いつも茶色い犬が寝てる」
平吉は思い出そうとした。
見ていない。
「今日は、いなかった」
「じゃあ昼寝しに行ってたんだろ」
「犬で覚えたら、犬がいない時に困る」
「だから、干し魚の匂いと、井戸と、犬」
平吉は少し笑った。
定吉も、一つだけで覚えているわけではなかった。
字は読めない。
だが、町の中にあるものを、頭の中へいくつも置いている。
利助の言葉が戻る。
一つだけを頼るな。
定吉は、ずっとそれを身体でやっていたのかもしれない。
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その夜、平吉は帳面を開いた。
まず、相模屋を四角で描く。
次に、最初の辻。
干し魚。
井戸。
赤い格子。
欠けた桶。
金槌。
人通りの多い道。
味噌の店。
小さな社。
欠けた石。
柳。
紙屋。
道を一本の線でつなぐ。
行きの線。
その横に、帰りの線。
同じ道なのに、紙へ描けば一本で済む。
だが、実際に歩くと、行きと帰りでは見えるものが違った。
平吉は、道の両側へ印を置いた。
行きに見えるもの。
帰りに見えるもの。
それから、数字を書く。
一。
二。
三。
曲がった数。
だが、その数字だけでは道を間違えかけた。
平吉は数字の横に、目と耳と鼻の印を描いた。
見る。
聞く。
匂いを確かめる。
定吉が覗き込む。
「犬がない」
「今日は見てないから」
「俺の道には犬がいる」
「じゃあ描いて」
定吉は、炭を受け取った。
道の脇に、四本足の何かを描く。
平吉は首を傾げた。
「何だこれ」
「犬」
「牛に見える」
「犬だ」
「角がある」
「耳だよ」
「大きすぎる」
「兄さんの虫の字よりましだ」
「糸だ」
二人は小さく言い合った。
最後に定吉が、犬らしきものの横へ丸を描いた。
「これが干し魚」
「魚には見えない」
「匂いだから、形は何でもいい」
平吉は少し笑った。
確かに、自分たちのための控えだ。
二人にわかればよい。
ただし、明日の手を助ける形でなければならない。
平吉は、紙屋の横へ五つの丸を描いた。
五日後。
残りの薄紙。
まだ「日」という字は知らない。
だから、丸で残す。
利助へ報告した。
宗兵衛も聞いた。
それでも、自分の帳面にも、明日の手を助けるために置いておく。
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平吉は、今日の道を見つめた。
曲がる数だけでは足りなかった。
井戸だけでも足りなかった。
匂いだけでも足りなかった。
見えるもの。
聞こえるもの。
匂うもの。
道の広さ。
家の色。
軒の形。
いくつも重ねて、初めて自分のいる場所がわかる。
字の学びと同じかもしれない。
白という字だけでは、客に合う白糸は選べなかった。
札。
品。
布。
客の用。
いくつもつなげて、正しいものに近づく。
道も、字も、一つだけを見てはいけない。
平吉は、小さく唱えた。
「一つだけを頼るな」
定吉が横から言った。
「今日の念仏?」
「うん」
「犬も頼れ」
「犬だけは駄目」
「犬と井戸」
「それでも足りない」
「面倒だな」
「でも、戻れた」
定吉は少し黙ってから、頷いた。
「なら、覚えたな」
平吉は、帳面の道を見る。
「まだ、行けるだけ」
「帰れたじゃん」
「次に一人で行って、戻れたら覚えたと言う」
定吉は、むしろへ横になった。
「利助さんみたいになってきたな」
「そうかな」
「面倒なところが」
「定吉先輩に教わった」
「俺はそんなに面倒じゃない」
平吉は笑った。
---
帳面を閉じる前に、平吉は帰り道の線を、もう一度指でなぞった。
紙屋。
柳。
小さな社。
味噌の匂い。
金槌の音。
赤い格子。
欠けた桶。
干し魚。
相模屋。
道は、紙の上では一本の線だった。
だが、歩いた道には音があり、匂いがあり、人がいた。
荷車が道を塞ぐこともある。
犬がいない日もある。
店が閉まる日もある。
同じ道が、いつも同じ顔をしているとは限らない。
だから、道そのものを覚える。
目印を並べるだけではなく、自分がどこにいて、どこへ戻るのかを考える。
平吉は、相模屋を表す四角に触れた。
今日も、暖簾の外へ出た。
そして戻った。
品を汚さず。
言葉を落とさず。
相模屋の名を背負ったまま。
次に同じ道を歩く時は、今日より少し遠くまで見える気がした。
第四十四話 了
ここまで読んでいただきありがとうございます。
第四十四話では、平吉が利助とともに紙屋へ向かいました。
辻の数だけでなく、匂い、音、家の色、道の広さ。
一つの目印だけに頼らず、いくつも重ねて道を覚えることを学びます。
字も道も、一つだけを見ていては足りない。
平吉は、暖簾の外で少しずつ自分の目を育てています。
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