8月20日 いろんなところからお礼が届く あと礼状を代筆家に依頼する
おそらく平成26年8月20日
剣暦××年7月20日
昨日介抱したおばあさんの家族から、お礼の品とか言うのが届いた。
対応早いね。
しかし、名乗らなかったのに、どうして僕の家がわかったのだろう。
わかってます。所見でも、わかるよね。僕より体の大きな人間は、この国にいないのだから。
中身は、なんか見たことのないお菓子だった。
デミトリとイオちゃんと、皆で食べた。うまい。
お昼頃、チャームプライド公爵からも、なんか届いた。
中身は、暑気払いの果物だった。
この国では見るのも珍しい、珍菓とのことだが、見た限りは西瓜である。
ちなみに、僕の大好物。
井戸で冷やして食べた。
うまい。
午後からジンさんとレンちゃんが遊びに来たので、お菓子の残りで、アフタヌーンティって奴をやった。
楽しい。
情けは人のためならず、とは言ったものだ。
さて、頂き物の礼状を出した方がいいのだが、僕の不自由かつ下手くそ極まりない剣祖共通語で手紙を出すのは、はばかられる。
こういう手紙って、代筆を頼んでもいいのだろうか。
デミトリに訊いてみると、そもそも、こういう文書は代筆を立てる物らしい。
グラスフィールドは、日本よりも識字率が低い。
上流階級でも、字が書けない人はいて、専門の代筆家を雇うのは普通のことなのだとか。
もちろん、自分で書ければ、教養があると示せるし、心がこもった特別な手紙ではあるのだと。
うーん、頑張って勉強しなくちゃ。
とりあえず、プロの代筆家を頼みたいけれど、コネがない。
デミトリに訊いたら、紹介できる人が一人いるらしいので、頼もうと思う。
ただし、どうも人間ではないとのこと。
僕が今更そんなの気にすると思う? と確認したら、当然思いませんが、なにぶん旦那様も初めて見る種類の男でございますれば。とのこと。
なに、その前振り。




