表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
かんてらOverWorld  作者: 伊藤大二郎
三方向作戦! 三カ国を巡るリーヨンちゃんとピコちゃん編
100/363

10月11日 ドワーフの国 しばらく日記書けないかも


 おそらく平成26年10月11日

 剣暦××年9月11日


 ドワーフの国バーンスタイン

 斧の町



 早速、オークの国に帰ろうと旅支度を整えていると、なんとピコちゃんまで斧の町に着いた。

 よほど急いで来てくれたのだろう。

 肩で息をきらしながら、懐から一通の手紙を取り出して

「ミ、ミッショデゴザル」

 いや、それホビット忍者の真似ですがな。

 しかし、ピコちゃんは剣祖共通語も日本語も知らないから、意味が伝わりそうな言葉を、頑張って選んだんだろうな。


 で、その手紙と言うのが、ホビット王ハパナ陛下からの親書。

 開けて読む。


 要約「手紙の件、了解した。誰にも見つからない場所に、オーク石の欠片は破棄してやろう。ただし条件として、あの欠片の中で、手ごろなのを一つ、指輪にしてホビット国にくれ。家内にプレゼントするから」



 ……。本気で言ってるんだろうか。



 ジンさん、ユキくん、リーヨンちゃんと協議。


 この際、渡すことにした。まさか、ホビットの王妃がオーク秘宝の欠片から作った指輪を持ってるなんて誰も想像せんだろう、ということで。



 早速、ぐーすか満足そうに寝ている宝石細工師を叩き起こして、もう一個作ってもらおうことに。


 ああ、僕らもひどい奴だ。



 ……。でも待てよ。

 もしかして、僕達もまた三日寝ずに作業手伝うということか?




 多分、またしばらく日記書けないかも。


 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ