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Be more!  作者: 焔水無月
4/12

scene3

続きです(゜∇゜)

―SHR―


「今日からエーテル学園に転校して来ました、飛鳥李直樹と言います。」

「飛鳥李君は家庭の都合により、急な転校となりました。 困っていたら、助けてあげるように」


あ……、あいつ、同じクラスになったのか。


「かずっちー、どうしたんだー?動きが止まってるぞー?」

「え、あ…、ちょっと考え事してたからさ…」

「困った時はこの由紀乃様に言えよー?」


こののんびりとした口調の奴は、由紀乃雅彦(ゆきの まさひこ)

少し変わった奴だけど、いざって時には頼りになる。


「それがさぁ、俺、あの直樹と前に会った事があるらしいんだけどさ、記憶がねぇんだよ」

「ふーん? かずっちにしては珍しいねぇ」

「そうなんだよ」


俺は人に関しては記憶力に自信がある方だったのに…。


「まー、いつか思い出すんじゃないかなぁ?」

「…そうだな」

「そこ!勝手に喋らない!」

「先生、怖いねぇ」


…笑いながら言うことか…?


「えー…、君の席は…うん。 神蔵の隣だ」

「あっ、一哉!」

「よっ」

「何だ、お前たち知り合いなのか?」

「はい、さっき教務室に行く前に会ったんです!」

「じゃあ調度いい。神蔵、この後飛鳥李を案内してやれ」

「…分かりました」


まさか同じクラスになるなんて、こんな偶然もあるんだな…。

この学園、1学年につき10クラスあるってのに。


「今日のSHRはここまで!」




―放課後―


「一哉! 今日、案内してもらってもいいかな?」

「いいぞ。 まず何から見たいとか、希望はあるか?」

「そうだなぁ…、主要な移動教室を教えてほしいな。 明日から早速授業があるし」

「よし、じゃあまずは科学実験室に行くか」

「うん!」


さて、行くか… 。

って、ぅわっ!

扉が勝手に開いて…!?


「…! 悪い、驚かせたか?」

「何だ、冬夜先輩か。 もー、先輩…、その変なドアの開けかたやめてくださいよ。結構怖いですから」

「…善処する」

「…一哉、この人は?」

縢月冬夜(かなづき とうや)先輩。 俺らの一つ上な。」

「随分体格がいいんだね」

「柔道、やってるから…」

「しかも主将なんだぜ!」

「へぇ…?」


…まただ。

また機嫌が悪くなった。

この浮き沈みの原因は一体何なんだ…?


「…………」

「えと…、僕の顔に何かついてるんでしょうか?」

「…いや、何でもない。 これからよろしく」

「はい…、よろしくお願いします先輩」


冬夜先輩、どうかしたのか…?

急に直樹をじっと見たりなんかして。


「…これから僕、一哉に校内を案内してもらうので」

「…そうか。 邪魔をしたな」

「いいえ、僕もいろんな方と話をしたいと思っていたので」

「そろそろ行くか? 直樹」

「うん、そうするよ」

「じゃあ、お先に失礼します」

「…またな」


口数は少ないけど、結構優しいんだよな、冬夜先輩。


「一哉」

「え? 何ですか?先輩」


呼び止められた…?


「……気を付けろよ」


………………え?


「先輩、気を付けるって、一体何に…」

「……」


…行っちまった。

先輩は『何に』対して『気を付けろ』って言ったんだ?


「…一哉、僕を案内してくれるんでしょ?」

「あ、あぁ…」


――…結構、自分なりに考えてみたけど、分からずじまいだった。


今回はちょっと長めでした!

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