第一話 【終焉の目覚め】
異世界小説を書くのが好きな【不安定な瞳】です!気に入っていただけたらブックマーク評価!読んでいただけるだけでも!嬉し良い限りです。
後半から!!一気にストーリーが進んでいくので、ドパガキにはキツイかもしれません!!最初はゆったりとした感じで書きたいので!!!最後まで読んで頂けると幸いです!!
「⋯⋯アレン・ヴァルハイト・アスター様には!属性適性がありません!」
王城の謁見の間にて、行われた⋯⋯【魔法適性検査】の結果を、この場の全員に聞こえるように叫ぶ神官。
今この場にいる、貴族、王族、騎士たちまでもが、動揺する⋯⋯
「四大貴族の一角である、アスター家の嫡子が属性適性なしだと!?」
「アスター家も落ちぶれたものだな⋯⋯私はいつかこうなると!わかっていたさ」
俺の家の敵対勢力の貴族たちが、嫌味を言い出す⋯⋯正直吐き気がする。
「そして⋯⋯アレン・ヴァルハイト・アスター様の【固有魔法】は現在確認されていないものです!!!」
神官は、貴族たちが静まるのを待ってから言うとそれに反応する男⋯⋯否、国王。
「それは、そういったものだと見る?」
神官は、再度確認しハッキリと言う⋯⋯
「現在まで、確認されているものと参照しますと、概念系のものだと思われます⋯⋯国王陛下」
国王が椅子から立ち上がり、嫌味を言い続ける貴族たちを睨みつけた後に玉座の前で跪く俺に言う。
「四大貴族の者から、属性無しが出たことは残念に思うが⋯⋯固有魔法を授かっている⋯⋯四大貴族に必要な物は魔法だけではない⋯⋯これからも我が国に忠義を尽くしてくれたまえ」
国王⋯【ゼノン・フォン・ガルディニア】は、俺を憐れむ目で見ながら続ける。
「これにて、謁見を終わる⋯⋯諸君ご苦労だった。」
国王が謁見の間から出ていき、貴族たちが動き出す⋯そして父上と執事が俺に駆け寄る。
「アレン、そこらのハエ共がうるさいが無視しろ⋯⋯我が家に必要なのは力だけではい」
俺を見下ろす形で言う父上⋯⋯
「アレン様!気にする必要はございません⋯⋯他の面で優ればよいのです。」
執事の【ジークヴァルト】こと、ジークにも慰めの言葉をかけられる⋯⋯
(ここから、アレン・ヴァルハイト・アスターはさらに、歪んでいったんだな。)
俺は立ち上がりながら、謁見の間を後にし、我が家の家紋が刻まれた馬車に乗り、自宅へ帰る途中に思慮にふける。
俺は、この世界に転生?転移?経緯は知らないが来てしまった⋯⋯剣と魔法の世界【アストラエア】で、俺は悪役貴族の【アレン】になった。
アレンは兎に角死ぬ、この世界の【嫌われ者】だ⋯⋯制作陣によって様々な、ルートが用意されている存在。
俺の目標はただ一つ、原作をある程度守りつつ⋯⋯俺が死ぬ未来を消し去る⋯⋯俺の固有魔法【終焉】と知識があれば可能だ。
しばらく馬車に揺られていると、もう我が家についたようだ。
ジークが、馬車の扉を開けて降りるように促し降りる直前に言う。
「今はお休みになったほうが、よろしいのでは?」
原作のアレンなら⋯⋯「あぁ、そうするよ」なんて言って、自分のテリトリーに籠もり自尊心を守り続けていたっけな?
外に出れば、今までの行いが返ってくるからな⋯⋯自分の立場を盾に領民への暴力、下級貴族たちを馬鹿にする言動⋯⋯今となっては、【四大貴族の恥】というレッテルが貼られているから、外に出れない⋯⋯⋯
学園入学してから、周りにバカにされた事に腹を立てて、敵国の手を借りて最後に裏切られたり、教団の実験に手を出して化物になって、【勇者】に殺されたり⋯⋯
俺は違う、俺は死にたくないし自由に生きたいから、すべてを終わらせる⋯⋯それを可能とするスペックはこの体にはある!【終焉】には!
「こんなことで、俺が気に病むと持っているのか?ジーク」
ジークの目がいつもよりも開かれる⋯
「俺に剣を教えよ⋯⋯まだお前の剣は錆びていないだろ?」
ジークの目が更に見開かれる⋯⋯原作でもこんなシーンは中々拝めないな。
「教えてやれ、ジーク」
まだ馬車で座っていた、父上【ヴィクター・ヴァルハイト・アスター】が目をつぶりながら一言言う。
「承知しました⋯⋯ヴィクター様」
ジークが俺に問う。
「いつにいたしましょうか?」
答えは決まっている、今は時間が惜しい。
「今からだ」
ジークはまた目を見開くが、すぐにもとの落ち着いた顔に戻り言う。
「承知いたしまいした」
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屋敷の自室へと戻り、鏡の前に立ち着替えながら自身の身体を見る。
繊細で整った眉目の秀麗な顔立ちだが、感情の起伏は見られない⋯⋯黒のサイドバックの髪型、冷たい瞳。
ゲームの表紙の一部になるだけはある外見だな。
部屋は、無駄な装飾品が飾られた部屋というのが1番しっくり来る。
金色の剣が壁に飾ってあったり、熊のカーペットにデカいソファー。
俺の趣味とは合わないな⋯⋯⋯部屋の内見を済ませていると。
コン コン コン
ドアをノックする音
「入れ」
「失礼します。」
ゆっくりと、ドアを開け腰に模擬刀を差したジークが俺の部屋に入り言う。
「用意はいいでしょうか?」
「あぁ、よろしく頼む」
ジークに案内され中庭に出る⋯⋯青々とした芝生の上でジークと対面するが⋯⋯
「アレン様⋯⋯いきなり模擬戦というのは。」
ジークがまっすぐと刃のついていない剣を構えながら、困ったように言う。
「実践でしか、得られないものがあると俺は考える。」
おそらく俺は負けない、【アレン】は【四大魔法】の適性がなかったが、この世界の【禁忌】である。
過去最強の魔王【終焉の魔王 オメガ・ラグナ】と同じ固有魔法を所持しているからだ、それが噛ませ犬になるのは、元のアレンには原作の知識がない事と努力が足りなかったからだ⋯⋯
【終焉】の使用には膨大な魔力が必要となるが、アレンの魔力量はこの世で二番目に多いと言える。
終焉の魔王の次にな⋯⋯騎士は魔力を使う、自身の身体の強化をするために、少ない魔力でも十分の効果があるが⋯⋯使用量を増やせばどうなるだろうか?
「アレン様、私はこれでも元王国騎士団長をしていました⋯⋯模擬戦で手心を加えるつもりもありません。」
ジークが乗り気でないのは、人目でわかるが本気でやってもらわなければ、俺は強くなれない。
「ジーク、私に負けるのが嫌なら正直に言え、手心ぐらいはしてやるぞ?」
ジークは元騎士、剣の道を極めた人間⋯⋯⋯
「アレン様⋯⋯行かせていただきます」
ここまで、コケにされて引き下がれる人間ではない!
ジークが踏み込むと、さっきまで居た場所の芝生が剥がれ眼前に刃が迫る。
が⋯⋯その刃は空を切り、隙が生まれる。
(避けられた⋯だと!?)
ジークの一閃を、紙一重で避けた後、ジークの顔に驚嘆の表情が浮かぶ⋯⋯いい表情だ。
隙の生まれたジークに、横薙ぎをするが⋯⋯
ガキィィィィィィィイン
金属の焦げ臭い匂いが一瞬し、火花が散る。
「これを、反応するとは⋯さすがは王国の騎士団長」
袈裟斬りから、生まれた隙を今度は逆袈裟にし、防いで見せるジーク。
「アレン様こそ⋯⋯素晴らしい反応速度です。」
ジークと鍔迫り合いをするが⋯⋯俺のほうが強い!
(この私がアレン様に押されている!?身体的なものではない⋯⋯魔力による強化?)
ガギギギギギギ
ジークの額に汗が滲む⋯⋯このまま押し切れば俺の勝ちだ!
だがジークが構えを変え、俺の剣を受け流され姿勢が崩れ⋯⋯⋯地面と向き合う形で、背中を晒す。
風を切るような剣が振り下ろされる瞬間。
「もらいました⋯アレンさっ゙!?」
ガギィィィィン
背面で受け流し、ジークの剣が地面に刺さると同時に。
「参りました」
俺は跳ね起き、ジークの首の首数ミリで剣を止める。
「俺の剣、お前にはどう見えた?」
ジークに問う、いや違うな⋯⋯師匠に聞く。
「お見事でした⋯⋯私など「世辞を聞きたくて聞いたわけではない!」」
自分でもわかっている、魔力でゴリ押しただけの型も何も無い。
「騎士としては、拙い剣筋でしたが私は負けました。」
ジークが、俺の目をしっかりと見て話す。
「あぁ、お前は俺に負けた15のガキに負けたんだ。」
確かにジークは、負けたがいつまでもこんな無理やりな戦い方はしたくない。いつか負ける時が来る。
「お前の剣を継ぐ弟子が師匠を超えるのは当然のことだろ?」
「お前は負けたのではなく、俺に託したんだ」
なんか⋯⋯むず痒いな。
「これからも、教えてくれ⋯⋯俺は強くならなくてはいけない。」
ジークが俺に膝をつき⋯⋯⋯言う
「私の剣のすべてを託します。アレン様」
「また明日頼む」
(アレン様は、近い将来この国の頂点になられるお方だ⋯⋯私の剣と忠義を尽くしましょうぞ)
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さぁ、どうだったでしょうか?
新米なので拙い部分はあったと思いますが、容赦していただければ幸いです!




