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なんで僕がこんなところに!?  作者: 対子落とし
【第 1章】目覚めた先
22/22

1 ー 19 帰り道2

いつもより短めです

 お母様とシーラさんにツッコまれた。そんなにびっくりすることなのかな……って、そりゃそっか。僕には特殊な能力があるらしいからね。多分僕自身も何も聞いてないから知らないし、誰もわからないだろうし。やっぱり自分でその答えを見つけていくしかないのかな。


「二人してツッコまなくても……」


「「そりゃあ誰だってツッコむわ!!」」


 わぁお。息ぴったり。こんな所で息を合わせなくてもいいんじゃ……。


「本当、サキには驚かせてくれるね」


「そうですね~」


 なんでそこで意見が合うんですか……。


「何やらけなされている気分」


「「キノセイダヨー」」


「なんでお二人してカタコトなんですか……」


 僕、何かしちゃったかな? だんだん不安になってきた。あれ、なんで涙が……。すると、お母様はとんでもないことを言い出した。


「潤目になってるサキはこう、そそるものがあるわね」


「ちょっとぉ!? そそるってなんですか!?」


 あ、お母様のこの目はいけないことを考えている目かもしれない。


「ま、それは置いといて」


「置いていかれた!?」


 なんでシーラさんもノッてきたの!? なんで僕ツッコんでるの!? ボケはお母様とシーラさん!? あれ? なんで? なんでこの状況になったの!?


「コホン。話を戻すね」


「ア、ハイ」


 特に異論はないので僕もカタコトで返事する。というか、やっと話が元に戻るのかな? なんだか話を振り回された気分で、複雑な気持ちだけど、これ以上ツッコんだら墓穴を掘りそうで何も言わないでおこう。


「この"【清掃クリーン】"という魔法はね、"生活魔法"と言って、大雑把に魔法という大きな一括りの中でも、比較的簡単な部類に入る魔法なの。その代表格が、この"【清掃クリーン】"という魔法。言葉の意味は分かる?」


 この、比較的簡単な魔法だと言われる"【清掃クリーン】"。「クリーン」って言ってるくらいだから、字面通りに受け取るなら「Clean」だから、「清潔な」、「きれいな」、「真新しい」って意味だから、きれいな状態に戻すっていう魔法なのかな?


「はい、お母様」


「よろしい」


「この"【清掃クリーン】"という魔法はね、きれいな状態を保ち続けることが出来る魔法なの。ただし、使い込んで汚れてしまったものを"【清掃クリーン】"を使っても意味はないから気を付けてね」


 大方僕の予想通りだった。


 うーん。ということは?

 通信販売番組とかで使われる、びっしりと黒ずみ油汚れがこびり付いたガスコンロのような状態の物には"【清掃クリーン】"使っても意味が無いってことかな。


「その"【清掃クリーン】"よりも1つ上の生活魔法が"【清潔クリーンリネス】"って言うの。物が一番最初に作られた状態に戻る、って言えばわかりやすいかな?」


 通信販売番組とかで使われる、びっしりと黒ずみ油汚れがこびり付いたガスコンロが、本来のピッカピカな姿を取り戻すような感じかな?


「今のところは、それだけかなぁ?」


「わかりました、ありがとうごさいます、お母様」


「よろしい。じゃあ、行こっか」


「はい!」


 何だかはぐらかされたような気がしないでもないけど、しょうがないよね。僕には魔法の知識はないし、順に覚えていけばいいかな、って思っていた。

【初版】 2019/08/17 10:30


 お盆なので、ふらーっと東京に行ってきました。コミケがやってたんで、ついでに行ってきました。

 まさか、10時過ぎに国際展示場駅に着いて、徹夜組の後列に誘導されて、炎天下の中、東駐車場に誘導されて、まるまる3時間待たされるとは思いもしませんでした。三角の下に着いたのは13時ですね。翌日4日目の参戦を見送りました。

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