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槍と心境

明日誕生日おめでとう!

(意味がわからない奴、前話の後書きを見てみろ。)

そこから会議は数分で終わった。

まぁ最終確認的な奴だったからそんなにやる事はない。

まぁそうゆうわけでもう試験は始まっている。


実力者はそこまでないと思う。

勿論根拠はある、それは魔力保有量が少ない事だ。


ガロンさんとゆう例外を除き、聖長や副聖長は皆魔力が多い。

魔力は身体強化に使える以上多い=強いが一般的だ。

この場を見ると…魔力量は目に見えて少ない。


剣筋などもイマイチな者ばかり。

…まぁ剣使えない僕が偉そうに言うなって話なんだけど。


でも悪いかどうかはわかる。

魔物との戦いでなんとなくわかるくらいだけど…

だからこそ言いたい、


「こっちに流れ弾飛ばすなよ…」


さっきからバンバン飛んでくる。

もう危ないったらありゃしない。

ここにはセフィと王女殿下もいるんだよ?


せめてこっちに飛ばさない様にしようよ、ね!

基本ルナミスが守ってくれるけどちょっとこっちに飛んでくるんだよ。


しかも王女殿下の方に飛ぶからタチが悪い。

…ウインドカーテンで基本的には平気だけどさ。


もしも越えてきた時の為に槍を展開して盾にしてる。

勿論セフィにもやってるよ?


そんな二人が両隣にいる。

両手に花?違うね、


「スラン、ありがとね。”私”を守ってくれて。」


「あら、スランは”私”の護衛ですよ?私のついでに守っているんです。」


これを表現するなら両手に鬼だな。

僕の右と左で喧嘩してるからその圧が凄い。

居心地のいい物ではない、けど二人とも腕を掴むのだけはやめて?


この槍が伸びるから許してるけど伸びなかったら怒ってるよ?

特にセフィ、腕に抱きついたら何も出来ないでしょ!

王女殿下は…まぁセフィみたいに近くはない。


流石王女殿下、婚約者でもない僕に抱きついてこない。

そこは見習ってほしいな、まぁ王女殿下もこんなに近いとアウトなんだろうけど。


数戦終わるとこちらにくる流れ弾がなくなってきた。

ルナミスが少し背伸びをしてこちらに寄ってくる。


「スラン、疲れたわ。交代して。」


「じゃあ二人を退けて、立てない。」


「そんな事しなくても平気、よっ!」


その瞬間僕が上空に打ち上げられた。

一年前とは違いゆっくり降りれる様になってたので魔法を使いながら降りる。

地面に着地してからさっきいた場所を見るとルナミスが僕が座ってなかった方のセフィの隣に座ってた。


「お帰り。どうだった、空の旅は?」


「取り敢えず急に隆起させないで欲しかったな。」


「ちょっとルンちゃん!スランと私を離さないでください!」


僕と急に離されたセフィが少し怒った顔をした。

十mはいってないからいいと思うけどなぁ…


「あのね、もうそろそろスラン離れの練習はするべきよ。」


「別に私が離れる必要はありませんよ!」


「じゃあ呪いが解けたらどうするの?」


「え、勿論今まで通りにするつもりですけど?」


「もしかして…セフィこいつの事が好きになったの?」


「なっ…」


一気にセフィの顔が真っ赤になった。

やっぱりとゆう顔をしてルナミスが話し始める。

…あ、今までの会話全部防音してるから周りには聞こえてないよ。


「やっぱりね、好きでもない奴と添い寝なんてしないと思ってたのよ。」


「そっそれは触っていた方が安心するからです!」


「それでも軽く動きを制限したり手を繋ぐだけとかそうするはずよ。」


「動きを止めないのは護衛してもらう為で手だけは体より安心感が違うんです!」


「セフィ、そうやって誤魔化すのは自由だけどベッドに異性を入れるのはそうゆう事されてもいいって事よ。わかってる?」


そう言ったらセフィが更に顔を赤くして倒れた。

倒れたと言っても後ろに倒れていったので怪我はない。

よかったとゆうべきか、悩みのタネがまた出来たとゆうべきか…


そうこうしていたら予選が終わったらしく本戦出場者が発表されていた。

八人の人が選ばれているがその人達は相当強い人達とゆうわけだ。


確か第四聖はその千倍以上の人数が所属していた筈だし、相当苦労をしてきたと思う。

…だけどまだ足りない。


第四聖からどんどん他の聖に移る以上、強い奴らはいなくなる。

だから第四だと調子に乗って他の聖に移ると辞職率が高い(とゆう噂だが…)。


騎士としては才能があると思うけど僕らについていけるとは到底思えない。

何故そう思うかとゆう理由はルナミスにある。


まぁ防御が硬い。

僕はまだスピードで誤魔化してるけど絶対に時間が長引く筈だ。


力か速さが相当飛び抜けていかない限りルナミスは負けない。

戦いの才能で見たら他の人は弱く見えてしまう。


「…なによ、私の顔になんかついてる?」


「いや、そういえば昔口が滑って国家機密の話をしてたなぁって思ってただけだよ。」


「あっあれはセフィの命がかかってたんだししょうがないでしょ!」


まだこちらに来て間もない頃の僕はスパイ疑惑をかけられてもおかしくない。

神託とゆう事であまり問題にはなってないがこれが普通の反応だ。


そんな僕に自分の能力、しかも国家機密レベルの物を教えたのは改めて考えると凄い。

そうゆう考えなので僕はあれからルナミスを信頼している。


ルナミスにはセフィと違う何かがある気がするがそんなに気になるものではない。

今はセフィの対応で忙しいとも言えるが…

まぁそんなに急ぐものではない、もう少ししたら聞こう。


この後に会議があるらしいがセフィが起きてないので欠席させてもらった。

王女殿下もいるし納得を得るのは簡単だった。


「ねぇねぇスラン!お願いがあるの!」


「…何ですか?」


「武闘大会の時一緒に街を回ってくれる?」


…ん?

おかしい、普通だったら一緒に武闘大会見ようとゆう筈だ。


「私は聖女の隣で見る事が決まってるから一回くらい街を見たいなぁって思ったの。」


「…聖女様が許可を出せば良いですよ。」


「聖女も街には行った事ない筈、考えといてね!」


街か…

確かにセフィは街に行ってない。

ここは僕が教え…


そういえば僕、こっちじゃ一回しか街に行ってない…

KHRBよろしくお願いします。


Q ねぇ、正直ルンちゃんってあだ名はどう思ってるの?


A 基本は嫌だけど仲が良い人からなら別にいいわ。


Q じゃあなんでスランには嫌がるの?


A 男に呼ばれて嬉しいと思う?そうゆう事よ。


次はスラン君、もう書き終わってるけどね!if

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