槍と菠薐草
タイトルの菠薐草はほうれんそうって読みます
僕達はその後少し今後の事についての再確認をしているとそこにある者が乱入してきた。
「スラン!遊びに来たよ!」
私には関係ないとゆう感じで部屋に入ってくる。
今でこそ差別はないが初代勇者光城帝が来るまでは亜人は差別対象だった。
光城帝は獣人やエルフ、ドワーフ達と仲が良かったとゆう文献がある。
魔族と天使族もいたと言われているが真相はわからないのだ。
魔族は西の大陸にいたとされている種族で天使族はこの世界に派遣されて天空に住んでいるらしい。
光城帝の伝承の一つにこうゆうものがある。
{動物と違って許可をもらえるのだぞ、思う存分触れるではないか。}
…わからなくもないが許可をくれなかったらどうするつもりだったのだろうか?
とゆう感じで亜人に対しての差別は無くなっていた。
やはり勇者とゆうべきか、世界に影響を与える程の事をして来る。
まぁこんな話はどうでもいい。
今はここに来た王女様の対応をしよう。
「おはようございます王女様、何か御用ですか?」
「うん!もう少しで騎士武闘大会の予選があるから誘いに来たの!」
騎士武闘大会?…あぁあれか、確かにもう少しで本戦が始まるな。
僕はそう思いながらセフィの方を向いた。
「…いいですよ、訓練場であるのは知ってましたし寧ろ行くつもりでしたから。」
「とゆう事ですので行けますよ。」
「やった!」
「それでいつあるんですか?」
流石にいつあるかくらいは把握しておかないと準備出来ないしね。
流石に当日な訳ないだろう、それは相手に失礼だt
「後少しで始まるけど?」
「そうですね、もう少しゆっくりしても間に合いますけどどうしますか?」
…ここに二人いたとは予想外だ。
王女様はともかくセフィまで言ってないとは思わなかった。
メイも聞いてないらしく驚いている。
どうしようかなと思っているとルナミスが話に入ってきた。
「セフィ、確かに今日予選があるのは知ってたけどせめて報告くらいはしなさいよ…」
「え?連絡してませんでした?」
「私の記憶ではないわ。セフィ、何度も言うようだけど伝える事は大切だからね?他の聖長と相談しないといけないから私は先に行くわ。」
そう言ってルナミスは部屋から出て行った。
僕は離れられないしメイだと面識がなくて話がうまく進まないから助かる。
僕達はルナミスが出た後少しだけ会話をしてから予選会場に向かった。
訓練場に着くとルナミスが他の聖長達と話ていた。
ガロンさんやゼータさんは訓練場にいる騎士達を見ながら聴いている。
メーラさんは椅子に寄りかかりながら聞いていた。
他にも何人かいるが全員知らない人だ。
まぁその内の二人は存在自体は知ってるけどね。
近づくとルナミスが何か呟いていた。
「噂をすればってことかしら。」
「なんか言ったか?」
「何も言ってないわ、でも丁度いい時に来たわね。」
丁度いい時?
そう思っていると二人の人が自己紹介を始めた。
「YEAAAAAAAAAAAA!‼︎‼︎‼︎初めましてDA ‼︎俺様の名前はGROUND‼︎よろしくNA‼︎」
「呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪」
…は?
まさかこんなに癖が強いとは…
「だから言ったではないか呪呪呪‼︎お前がいると混乱するTO‼︎」
「呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪」
「取り敢えずその呪呪呪呪呪を取れYO‼︎」
「呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪呪いましたね。」
…ちょっと待ってくれ、一旦整理しよう。
まずグラウンドさんと…多分だけどメリーさんが自己紹介をしてくれた。
メリーさんが仮面を外すと声が聞こえた…
仮面の所為で聞こえなかったのか。
……でも捨てろとは言えない。
「それでは改めて、メリーです。よろしくね?」
第五聖団団長、『呪い羊』のメリーさんなのだから。
とても長い藍髪に白眼、背は僕とそんなに変わらないだろう。
第五聖は国土の様々な所で治安を維持するため王都に戻る日は少ない。
その分功績も立てやすく出世率が高い聖団だと聞いている。
武器は確かブーメランだった気がした。
確か百を超える数のブーメランを持っていたはずだ。
「全KU、それがあると何言ってんのかわからないんだYO‼︎」
そして第三聖団団長、グラウンドさん。
髪はツーブロックで決めていて藍髪、薄い灰色の目をしている。
第三聖は回復、主に国民に対して行っている聖団だ。
第一、第三、第五、第六が国民に人気のある聖団であるためこんな感じでも入団希望はある。
何故人気があるのかとゆうと、
第一は言わなくてもわかる筈だ。
第三は回復してもらった恩がある。
第五は出世率から。
そして第六は聖女の護衛が出来るとゆう感じで人気だ。
第二は王都内警備だから王都民にはある程度人気があるが全体で見ればごく一部。
第四は入団すると基本ここに所属するので一番人気がないし一番出世出来るとも言える。
第四は確かに第五には劣るが普通に訓練していたら第一には行けるのだ。
第五は出世率が高いがその分死亡率も高い、理由としては普通にランクの高い魔物と遭遇するからだ。
ランク8は毎日討伐するくらい標準ランクは高い。
…別に一人で倒すわけではないからね?
安全か昇進か、これで昇進を選ぶ騎士は多い。
しかし実力がなければいけないのだ。
ではどう見抜くのか。
それはこの騎士武闘大会で見抜かれる。
つまり、今日は聖長六人が一堂に会する貴重な日なのだ。
KHRBよろしくお願いします。
報・連・相、大事ですね。