アタシ、壱道麗っていうの
さいしょの申し開き。
※ 1話を読み、主人公のキャラクターがダメな人は閲覧中止をオススメします。
アタシ――壱道麗は、なんだかちょこっとおかしい日本に転生した。前世の記憶を持って。
銀髪は自前。
瞳はアメジストの色。
黒髪黒目の純日本人の両親から生まれた子供がコレだったら、母親の不逞を疑うものだと思うんだけど、アタシの一族は「先祖返りじゃぁあ~」と喜んだ。
そういうところが「ちょっとおかしい日本」だと思った最初。
純日本人の先祖に、銀髪紫目なんて居るわけないじゃない、フツー。
でも、赤ちゃんの頃ベビーカーで母親と公園デビューをしたときに知ったの。
ピンクだったりブルーだったりゴールドだったりする目や髪を持つ日本人が存在するってことに。
マイノリティって辛い。でも、アタシ一人じゃないって分かって、大泣きしちゃったわよ「オギャー!」ってね。
だから、ママンはアタシのこと「小さい頃人見知りだったのよ」って今でも言うわ。
ここまでで、ツッコみたいことがあるんじゃない?
まず、名前。
「いちどうれい」って読めない?
アタシが前世でハマったマンガ(アニメ)のキャラと同じ名前になっちゃう上、明らかにシャレなのよねぇ。
どちらかと言うと、お父様の方が好きだったんだけど☆
で、次は本来の読み方の「いちどううらら」。
『ピッタリのお名前ねぇ』
『将来とっても美人さんになるわねぇ』
とアタシは公園のママさん達に褒められ、予言をされたものよ。
長じてアタシ壱道麗は29歳になった。
銀髪のクルーカットはツヤツヤキューティクル
自前のアメジスト色の瞳は神秘的と大人気☆
ナルシストの本領発揮で節制とトレーニングを欠かさないボディは『スレンダー』
身長はちょっと伸びすぎちゃって192センチ。
そんなアタシのプロフィールの一部はご覧のとおりよ。
壱道麗
初対面の人間にギャグマンガの主人公と同じ読み方をされる名前を持つ主人公。
ジジィまで生き、大往生した前世の知識有り。
名前同様、麗しい顔をしている。銀髪紫の目。生まれ変わって「え!? ワシ日本人じゃなくね?」と最初に思ったが、日本人である。
職業:料理研究家。未知の食材を探して旅に出ることもある(ト○コか!)
基本、オネエ言葉。
座右の銘:ラブイズオール
性別:男
更なる申し開き
※ 主人公が真性ではないとは言え、オネエです。ダメな人は、読ませてしまって申し訳ありません。
※ 後々うっすいとは言え、同性愛表現が出ます。
※ でも男女恋愛がベースです。
※ とは言え、コメディ色が強いです。