第参話 将軍かよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
ある一幕です。
市果たちは体育館で体育の授業を受けることになった。
勿論初めての授業。
それを教えるのはなんと……前世が『室町幕府13代将軍』「足利義輝」の「足立義輝」先生だった。
そして目を使って前世を知った市果の心の中はというと……
(将軍かよぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーー!!!!)
……という、某ギャグ漫画にありそうなことを思っていたのだった……。
まあオリエンテーションだったので、そんな長い時間はやらなかったのだが、整列の授業がダルかった、ということだけが残った。
3時間目は数学。
今川義元を前世に持つ今田は現代文教師なので、この授業の後が現代文の授業だ。
そして入ってきた教師が、というと……
室町幕府最後の将軍「足利義昭」を前世に持つ先生だった。
ともあれ、その教師は「友利博昭」と名乗ったのだが、市果の反応はまたしても、
(将軍かよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!)
という心境だった。
それもそのはず、「将軍かよぉぉぉ!」パート2まであるなんて、誰が予想しただろうか、いや市果でないとわからない。
まあ、オリエンテーションなので事なきは得たが、心労でグッタリと机に伏せた市果なのであった。
机に伏せっているところに声をかけた人物が1人。
「お、織原さん……? 大丈夫?」
女子の声だろうが、柔らかい声なのですぐわかった。
最上義光の娘「愛姫」を前世に持つ、「野上愛美」だった。
「ああ……うん、なんでもない、なんでもない。」
市果にとっては世代が違うので交わることはなかったのだが、輪廻転生はこういうところにいいところがあるのだろうな、としみじみと実感した。
15歳の生涯を閉じた、というのが薄幸の前世であるのだが、それが今高校一年生として生きている事実。
現代のいいところだな、と市果は思った。
何せ死ぬことがないのだから。
そして愛美が話を振る。
「あのー……さ、スタンプの送り方、教えてくれない? 上手く送れなくて……」
「え、そんなこと?? それならいいけど……」
といい、市果はスタンプの送り方を手取り足取り教えてあげた。
「あとごめん、なんだけど……通知の音の切り方ってわかる……?」
「それならバナー表示だけにすればいいんでしょ?」
「そうそう。」
「じゃあ……『設定』ってアイコンタップして、LIN◯のところの『通知』のサウンドをオフにすればいいから。それでマナーモードにしとけば音は鳴らないよ。」
「これでオフ……っと……ありがと、織原さん!」
「どういたしまして。」
「あとさ……」
「? どうしたの?」
「他のアプリも……おんなじでいいのかな……?」
「ああ……うん、いいんだけど……ってか野上さんどんだけ入れてるの!? 流石に多すぎだって!! 容量凄いことになってるんだけど!?」
スマホの画面を見せてもらった市果はびっしりと埋まっているアプリの量に驚愕した。
「いやー……気になったら入れちゃうクセがねー……」
「使わないものとか絶対あるでしょ!! もう……使わないなら消すことしてよ……」
愛美は好奇心の塊なんだろうな、と市果は呆れ返ったのだった。
最上を野上に当てていくスタイル。
そして多分、将軍かよぉぉぉ!はこれっきりですwww




