第壱話 驚愕の事実
僕自身、あまりギャグ系は得意ではないけれど、絶対ストーリーは面白いだろうと思って書いてみましたwww
戦国から現代日本というパターンが検索結果でもなかったので、これがキッカケに開拓されることを願います。
歴史が好きなので、もう大爆発させます、歴史ヲタをwww
これからこの作品をよろしくお願いします。
1582年、賤ヶ岳で羽柴秀吉に敗れた柴田勝家は、自身の居城、「北の庄城」で、妻の「お市の方」と共に最期を迎えようとしていた。
3人の娘を逃がし、2人は燃え盛る城の中で自刃をし、生涯を閉じた。
そして「お市の方」の魂は、前世の記憶を受け継いだまま、2005年、「織原市果」として、産声をあげた。
所謂現代転生である。
そして、市果は、ある特別な「目」を持っていた。
それは「相手の前世が見える」という目だった。
しかし、生活自体は前世同様、美少女という点を除いては普通だった。
高校生になるまでは。
私立校の「室町学園」に入学するまでは、何事もなく生活をしていたのだった。
時は2021年。
入学式当日の4月8日。
市果は1-Aの教室に入った瞬間、驚愕の事実を知ることになってしまった。
なんと、クラスメイト全員が「戦国時代からの転生者」だったのだ。
しかも有名どころから、マイナーどころまで、なんでもござれ。
男女問わず、戦国時代に登場した歴史人物なのだから驚きを隠せないでいた。
転生者の中には、義姉の「濃姫」や、兄を討った男「明智光秀」といった戦国人物が勢揃いだ。
どういうこと!? と思い、内心動揺した市果。
どうやら前世の記憶は市果のように受け継いではいないのだが、もう、はちゃめちゃな学園生活になるということは目に見えていた。
転生者の中に、前世で夫だった「浅井長政」と「柴田勝家」がいることがせめてもの癒しだった。
市果にとっては、ではあるが。
しかし、席が一つ、空いている。
誰が来るのか……いや、まさかな。
市果がそう思っていると、その人物は来た。
学ランのボタン全開けに、Yシャツではなく、アロハシャツで教室に入ってきた男子の前世が、というと……
(あ……兄上ぇぇぇぇぇぇ!?!?!?)
そう、戦国時代で最も記憶に残る男であり、「お市の方」の兄である「織田信長」だったのだ。
転生者とはいえ、実の兄と同じクラスだという事実。
まさに青天の霹靂、市果の日常に雷鳴が落とされたも同然だった。
まあ、前世が戦国時代の人物だという事実を知った瞬間にもう、市果の日常は崩壊していたのだが。
そして担任にも、驚愕の事実があるということを知る。
教室に入ってきた教師の前世が「今川義元」だという事実。
最も、その担任教師は「今田義仁」と名乗ったのだが。
(これ……まさか学園全員が……先生も含めて私のいた時代の転生者なのでは………)
市果はもう、気が気でなかったのだった。
周りに話せるわけがない、クラスメイト及び担任の前世を知っているというこの事実。
そして市果の学園生活は、このクセの強すぎるクラスメイト達によって、振り回される日々を送ることになるのだった。
作品のコンセプトは特に意味はござぁせん!!(笑)
ただひたすらに、市果がツッコミをしていく、という話です!!
なので連載はしますが基本一話完結なのでご了承ください!!
毎週月曜日、この作品をよろしくお願いします!!