20/36
第九節 決行と代償 1-1
「お前、なにを考えているんだ?」
少し慌てた様子でジョンが駆け寄ってくる。
その日は、月明かりが微かに地上を照らす程度の闇夜の中。
明かりを消した部屋の中、黙々と何かを作り続けるダニエルにただならぬ事を感じたのだ。
「ジョン、今までありがとう」
それは決意に満ちた口調だった。
「俺は決めたんだ」
凛とした表情でそう言うと、暗闇のなかに姿を消した。
「困ったな……このままでは」
ジョンは、苦々しい表情で淡くそびえ立つ塔を眺めた。
「お前、なにを考えているんだ?」
少し慌てた様子でジョンが駆け寄ってくる。
その日は、月明かりが微かに地上を照らす程度の闇夜の中。
明かりを消した部屋の中、黙々と何かを作り続けるダニエルにただならぬ事を感じたのだ。
「ジョン、今までありがとう」
それは決意に満ちた口調だった。
「俺は決めたんだ」
凛とした表情でそう言うと、暗闇のなかに姿を消した。
「困ったな……このままでは」
ジョンは、苦々しい表情で淡くそびえ立つ塔を眺めた。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。