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バレットゲイルオンライン  作者: Rafale
第1部 プライベートマッチ編
5/11

第4弾 ボンバーマン


アウトレットパーク・東部エリア・6番街 敵チーム・傭兵チーム視点


ダダダダダ!! ダダダダダ!!

ドドドド!! ドドドド!!

タタタタタタ! タタタタタタ!


……

………


 やられたか……。


《メルーダ。メルーダ。こちらツインズ。北東のマシンガンラバーズがやられたようだ。警戒しろ》




アウトレットパーク・東メインストリート 敵チーム・メルーダ隊視点


「センサーコンタクト!」

ダダダ!ダダダ!


 監視カメラか……あれは動くものを見つけると自動的に通報するタイプのものだな。見つかったらしい。とりあえず、50メートル先のフォークリフトまで前進しよう。


「クッソ!連絡橋が破壊されてて向こうに行けねぇ!仕方ない。直進するぞ」


「メルーダ!正面ビル3階に敵スナイパー!!」


……

………


「おかしいぞ。撃ってこねぇ」

「あれは罠じゃないか?」

 さすがに本人ではないだろうが、なぜあんなところに?俺たちの足を止めるならばもっと奥にするはずだ。アサルトライフルの有効射程はいいとこ120メートル。スナイパーライフルでも200mぐらいだ。そして、北東エリアでマシンガンラバーズが全滅してから全力で移動しても、射線がとれるのは400メートル強……狙って当たる距離ではない。

 ……ただのブラフで、疑心暗鬼にさせて長時間拘束するのが目的か?だったら、先にビルを制圧して連絡橋を通って敵スナイパーに張り付いてやるのが正解か?よし決めた。


「ベック。お前はハワードとダリルを連れて、正面のビルに突入して制圧しろ。おそらくあればブラフだ。俺らが対処に迷って時間を浪費させるつもりだろう。それを逆に利用してビルを制圧する。スナイパーはいないと思うが、本体が来るまでビルを維持するために1人ぐらいいるかもしれない。油断するなよ。エリックお前は俺とここで待機だ。3人の援護に回る。いいな?」


「了解」×4




アウトレットパーク・中央モール4階 シキ視点


 ほう……プラスチックで固定しておいたストレンジャーを見て、どうするか迷うと思ったら、意外と早かったな。制圧が3人で、監視兼援護役に2人か。いいチームワークだ。なぜあんな奴らとつるんでいるのか不思議なぐらいだ。だが無意味だな。


「ぶっ飛べ!」


ズドォォ――ン!


 ビルに仕掛けておいたC4爆薬2キロとパイナップルやレモンなど14個をワイヤーで接続された起爆装置を握りビルに突入するのを今か今かと待ち構えていたわけで、それらの爆発によりビルのメインストリート側3分の1が崩壊して、当然ビル内にいた3人も爆死した。


 残り二人! フォークの陰だな。 ップ!ップ!……ズドォ―ン!

 連中は車が爆弾になることを知っていてもフォークリフトにガソリンが入っていることは知らなかったのかね?




アウトレットパーク・東部エリア・6番街 敵チーム・傭兵チーム


ズドォォ――ン!


ズドォ―ン!


 やられたか。どうするか?敵は勝つためには何でも使うやつの様だな。今更逃げても、汚名がつくしな……仕方がない。戦うか……


「兄貴、これ見てくれ」

「地雷原……だな」

「ああ」


 迂回……もっとひどいことになりそうだな。あれを使うか。


「ニール。ジップラインを使う。お前が先にわたって警戒していてくれ」

「了解だ。兄貴」


3分後


「兄貴。狙撃ポイントについたが、分るか?元々メルーダの連中が交戦中にその発射炎で見つけることになっていたが……」


「ニール。さっき、メルーダがやられた時に僅かにだがサプレッサーで抑制された銃声が聞こえた。150メートル先の4階だな。あのテラス席の部分だ。移動中のようだ。警戒はしているがこちらに気付いた様子はない。このまま狙撃する」


「了解だ。兄貴」


 よく狙え。あれが最低でもマシンガンラバーズとメルーダの二チームを葬った凄腕のスナイパーだ。初弾を外したらこちらがやられる。


ス―― ハ――  ダン!!


 ツインズの狙撃手。ノアのライフルM14EBRから放たれた7.62㎜弾はシキの頭部へ正確に発射され、脳天に命中、周囲に脳みそをぶちまけることに………ならなかった。


「ッ!! 避けられた……あの野郎、第六感持ちか?相当遣り込んでいるようだな」


カ――ン!


 次弾装填…‥トリガーに触れ、僅かに絞る。

 その瞬間、敵の頭がピクリと動いた。防御的アシストの弾道予測線が見えたのだ。距離は150――予測線強制表示距離だ。ならば条件は同じ。

 勝負だ!


 スコープのなかで敵スナイパーが銃をこちらに向けるのを見えた。ノアは、精神集中をせずに、即座に引き金を引いた。


ダン!

ップ!


 2つの銃からほぼ同時に発射された2発の銃弾はほとんど同じ軌道を通り、お互いが接触するのではないかと思うほど接近し、お互いに軌道を少し偏向しながら飛翔した。


 俺の銃弾は奴の脇をすり抜け、奴の銃弾は俺のスコープに命中した。ボルトアクションライフルを使っていた時の癖で、発射後すぐにスコープから右目を離していなければ、即死であっただろう。悔しいが認めなければならない。俺よりも奴の方が狙撃手として上だと。その称賛も、すぐに消えてなくなったが。


ズドォォ――ン!!


 あの野郎。最後の最後で爆薬を起爆しやがった。本当に何でも使いやがるな。……奴はプレゼンターか何かか?


執筆メモが25日2117時~2228時の約70分

本文執筆が25日2329時~26日0106時の約90分

合計160分は最速タイムだったりする


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