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【第十話】入院生活

あれ、なんかいつもと色違うって思いました?

私も思いました!!(?)

今回 色々な意味で衝撃なので是非最後まで楽しんでください!

次の日の昼。俺はまたもや病院へいた。病院というか、病室だが。

事の発端は昨日の夜中にある。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

昨日の夜、俺は就寝前に久しぶりにポストを覗いた。

ピザ屋のチラシ、新聞、そして気になるものを見つけた。




『精密検査の知らせ』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

肝臓に病気の疑いがあったらしく、今日の検査により

長年の酒豪が祟り肝臓の機能が弱くなっていると判明した。



こうして、俺は入院することになった。







…いやまてまてまて、配信はどうするんだ。

今日も配信予定を立てていた俺は尚更に焦る。


とりあえずTwitterに『急病によりしばらくお休みします』

と言ったのち軽く廊下を散歩しに出かける。



すると廊下で1人の少年とすれ違った。










俺は最初はスルーしようと思ったがなんか悪い

ので挨拶だけはする。



退院すればどーせこいつと関わらないし恥などない。俺の挨拶が

院内をやけにこだまさせた。「こんにちは!!」って。はずい。

後は同じフロアのナース三人くらい振り向かせちまった。



そいつは一瞬驚いていたものの、すぐに挨拶を返してくれた。

いやぁ、せっかく挨拶したんだしなんか話すか。

つーか、この子はなんの病気なのだろう、と一瞬訊こう

はしたが流石に不謹慎なのでボツにする。



死ぬ。空気が終わってる。少年はずっと俺を見つめている。

んぁぁあ!!これ話しかけられるの待ってるタイプだ!!!

だまってないでそっちか話しかけてこいよ!!!!!

。。。。完全なる沈黙。するとようやくそいつが口を開いた。







「ねえおじさん気まずいよ?話すならなんか話しかけてよ〜!!」

 それはこっちのセリフだ、という言葉はぐっと飲み込む。


「ごめんごめん、今何してたんだい?」

即興で思いついた質問で俺はどうにか窮地を潜り抜ける。


「今はイラスト描いてた!!!」


い、イラスト…?俺は予想外の答えに軽く驚く。


すると彼は持っていた端末を開き、画面を見せてくる。

「これ、描いたんだ」


そこにはみんなが笑顔で手を繋いで歩いている絵があった。

とてもうまいというわけではないが、どこか心に刺さるような

タッチだった。


「すごいな、男なのに絵上手い人って憧れるわ…

 俺にも今度描いてよ」


そいつは急に顔を顰めたものの、すぐに穏やかな表情に戻った。


「うん!いいよ、おじさんがすぐ治りますように、っていう絵

 かいてあげる!!」


こいつ可愛いな。


「あ、ご飯だ!行ってくる!また話そおじさん!!」

言って少年は逆方向に歩き出す。その間にも彼は手をずっも振り続けていた。




入院生活、退屈になると思ったが意外と悪くないもんだな。

せっかく入院してるのだからその間はしっかり休むことにしよう。

少年の運命は確かに記した。


…さあ!少しでもこの作品に期待していただければブクマ&評価

よろしくお願いしますm(_ _)m

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