4.潜入! 異世界ダンジョン!―7
「……うっ……ぁあっ…………うわっ!?」
蠢く触手の勢いは止まることを知らない。
まるで猿轡のようにタモンの口に噛まされた触手により、その粘液が強制的に喉の奥に流し込まれた。
その瞬間、ドクン、と心臓が跳ねるような衝撃が、タモンを襲う。
「んんんんんっ!! んんんんんんんんんーっ!!」
全身から汗が噴き出して、異常な速さで心臓が鼓動を打っていた。
それに合わせて触手の動きも激しくなり、ついに両脚をぱっくりと開かれたタモンは、触手が徐々に体の奥を狙ってきたのを感じる。
もはや力でも敵わず、脚を閉じることが出来なくなったタモンは、身を捩ることで必死に触手の狙いを逸らそうとした。
だが、
「んぐっ……!?」
その動きを煩わしく感じたのだろう。
ついに触手はタモンの細い首に巻きついて、その息を止めようとする。
(人に危害を加えないはずでは!?)
ウォリに嘘を吐かれたのかと思ったが、酸欠で苦しくなると触手は緩んで、僅かに呼吸をすると、再び首を絞める力が強くなる。
半殺しのような状態に、徐々にタモンの意識はぼーっと薄らいできて、頭の中にあるのは、ただ触手によって与えられるビリビリとした刺激だけだ。
(も、もう、駄目、だ……)
抵抗する気力すらも無くなっていく。
このまま、身も心も触手に蹂躙されて、娘の体を奪われるしかないのかと、タモンの心の中に絶望的な気持ちが広がっていた。
そして触手は、ついにタモンの一番奥へと到達しようとしたが――




