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能力の優と劣  作者: 俊
二章:成長の体育祭編 (二学期)
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[二章-23:海!《Sea》]

———海

「海だーーー!」

「おい、響也着替えに行くぞ」

と一馬が言う。

「はいはい」

「じゃ、一馬着替え終わったら海の家の近くで集合しましょう」

とひなが言う。一馬、雫、響也、遊、莉奈、宇佐美、太樹達、全員が頷き更衣室へ入って行く。


———男子更衣室

「すごいね、一馬」

と響也が唐突に話しを切り出す。

「何が?」

と一馬はバングルをはずしながら尋ねる。

「ひなさんから聞いたけど、結構な量の宿題を写したとはいえほんの数日で終わらせたんだろ?」

と響也が言うとそれを聞いて

「さすが、アニキです」

と太樹が言う。遊は興味が無かったようですぐに着替えて外に出る。一馬は遊を見て

(…なんできたんだろう?)

と少し疑問に思った。


———女子更衣室

「まさかみんなを誘ったのが莉奈とはね」

とひなが言う。

「えへへ、皆さんと仲良くなりたくて…願わくば一馬さんと…」

と後半は誰にも聞こえないような声で莉奈が言う。

「あっ、宇佐美さん以外と胸あるんですね……結構おっきいですね」

と宇佐美の胸を見ながら莉奈は言う。雫も

「確かに、柔らかそう」

と言う。

「そうかしら……」

と宇佐美が言った後、ふとひなを見ると、自分の胸を見てため息をついていた。事実、雫、ひな、莉奈、宇佐美の中で誰がどう見てもひなが一番小さかった。

(あー、この子気にしてるは…間違いない)

と宇佐美は思った、が言いたい気持ちを抑え

「さっ、早く着替えましょう。遅いと待たせることになっちゃうし」

と言う。


———海の家の前

「うわっ、また負けた」

「ふふっ、三連勝〜」

と女子を待っているのが面倒だったのか響也と遊は棒倒しを始めてしまった。遊の三連勝だ。

「遊!能力使ってるだろ」

「えっ?まさか、そんなことしないよ」

と感情が一切表に出ていない顔で遊は答える。

「ぐぅぅ、もう一回!」

「何回しても同じだよ」

と第4戦が始まろうとしたその時

「お待たせ〜」

と女子達がやってくる。

「いい」

と誰かが呟いたが誰がは分からなかった。

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