[一章-24:試験2日目]
———帰り
太樹達と共に雫を迎えに行く。
「雫〜、帰るぞ」
と声をかける。
雫が近寄ってきて、帰り道を歩き始める。
「にぃ、テストどうだった?」
と初めて大丈夫だった?以外で試験の感想を聞かれたことに少し感動を覚える一馬。
「おー、さすが我が妹よ。心が癒されたよ」
と言った一馬を少し気持ち悪そうに見つめる雫。
「心が傷ついてたんですか?アニキ」
と尋ねる太樹。お前達が大丈夫?、大丈夫?聞いてくるから自信失って心が傷ついてたんです!!!!!!と言いたい気持ちを抑え、
「…まぁ、少しテストでな……」
と答える一馬。
———翌日・試験2日目
本日の試験内容は、
一時限目 化学
二時限目 能力学II
となっている。
「よし、やるぞ」
と気合を入れる一馬。
試験2日目が始まる。
———試験2日目終了後
「よしよし、何とかなったぞ」
と昨日のようなことを呟く一馬。宇佐美と響也が近寄ってくる。
「おー、2人共テストできた?」
と先手を取って尋ねる一馬。
「まぁまぁかな、尋ねる元気があるってことは大丈夫そうだな」
と響也。そうだねと言っているように頷く宇佐美。とそこへ太樹達がやって来て、
「アニキ、テストだい………」
「おー、太樹達、テストできたか?」
と被せる一馬。
「あっ、まぁできましたよ」
と答える太樹。
(よほど、大丈夫?って心配されるの嫌だったんだ)
と響也は思った。
昨日のように試験内容について話し始める。ただ昨日と違い一馬を含んで。
———帰り道
「おーい、雫帰るぞ」
と呼びかける一馬。
「にぃ、今行く」
と雫。
「にぃ、テストできた?」
「まぁまぁかな〜、雫は?」
「勉強会のおかげでいつもよりできたかも」
昨日と違い試験についての会話が続く。
さて、明日は試験最終日、一馬が最も苦手とする教科、能力実技IIがある。




