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能力の優と劣  作者: 俊
四章:波乱の全校戦
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四章-終 閉幕

一馬は右の抜け道近くのフェンスにしゃがみ隠れる。


遮蔽物を挟んだ先、クリスタルのある中央で激しい閃光と爆音が起こる。

一馬は遮蔽物から顔だけひょっこりと出し、相手が彼のいる抜け道を使わないか確認する。

一馬の視線の先、寸分狂わぬ精度で配置された全く同じ障害物の後ろで影が動く。

それを見逃さなかった彼は相手の気配を探りながら指示を仰ぐ。

「右の抜け道で敵一人確認、ほぼ目視できていないので誰かまではわかりません」

『全員戦闘中で忙しいのでそちらに回せる手がありません、そのまま戦闘にならないよう牽制、時間稼ぎをお願いします』

帰ってきたオペレーターの言葉に一馬はため息をつく。

遠距離戦闘能力皆無の一馬にとってやられないように立ち回る時間稼ぎはなんとかできたとしても、戦闘にならないように立ち回る時間稼ぎはできないのだ。

もしも相手が遠距離戦を得意とするなら一馬は時間稼ぎなどできずにやられるだろう。



「敵を視認、おそらく斎藤一馬です」

一馬のいる位置から直線距離数十メートル先の障害物にいる男は一馬と同じように味方と連絡を取っていた。

『樹、今は手を出すな、五葉の動きを止めた奴の力が分からない。今はそこにいて奴を釘付けにしろ』

「了解です」

樹は一馬の動きを注意深く見る。

一馬も彼を野放しにするわけにはいかないので何度も顔を出して動きを牽制する。



クリスタルのある中央


そこには両校の精鋭が集まって、激しい戦闘を繰り広げていた。

第一高はすでに1人の人数差アドバンテージを得ている。

客観的に見て優勢なのは第一高だが、選手たちは違った。


「くそっ、何だあいつ攻撃が当たらん」


第一高の誰かが吠える。

十五所の能力空間障壁に全ての攻撃が弾かれてしまっている。

十五所にカバーされていないところを狙って1人落とせたが、ここから先はむしろ第一高がピンチだった。

なにせ攻撃が当たらない相手であるどうやったって倒せない。

隙を突こうにも他の選手が邪魔だ。

仙波が無線で何かを伝える。


「この作戦にかけるぞ、あいつがミスればうちの負けだ」


ミスれば負けると断言されている作戦だが誰も異論は出さない。

十五所を落とさねばどのみち勝ちはないのだ。

試す作戦があるだけマシということだ。

第一高の選手たちが動く。


数分後、試合は決した。


風花が万物吹風を放ちあいてのこうげきのてを緩めさせる。

そこへ風を受けて加速した仙波が十五所めがけて拳をふる。

いくら空間障壁が強力な盾と言えどもそれ以上の力で振るわれた技は防げない。


「くそっ!」


十五所は悪態をつきながら障壁を一点集中させる。

仙波の拳は衝撃に止められる。

しかし、それだけで終わりではない。

美里の指から電撃が走る。


「雷獄!」


万物吹風で設置された避雷針を介して雷の牢獄が生まれる。

全方位攻撃に加えた一点集中攻撃、これは空間障壁のみでは防げない。


「フォーメーションファランクス!」


十五所が叫ぶと周りの選手が十五所の元へ集まり盾をはる。

雷獄は強力だが1発1発が弱いという弱点もある。

選手によってはられた全方位シールドにあえなく防がれてしまう。

十五所は仙波に向けて笑みを浮かべる。


「第一高の実力はこの程度か?」


仙波の顔は変わらない。

十五所に無線が入る。

その瞬間、仙波の後ろから人が飛び出す。

一馬だ。

一馬は思いっきり剣をふる。

空間障壁にの上全方位シールドの部分にあたら…ない。


「何っ!」


十五所は驚きの声とともに意識を失った。

エース兼盾役を失った第八高は作戦総崩れで敗北した。

第一高の優勝だ。

大歓声の中、一馬たちは表彰された。


こうして全校戦は第一高の優勝を持って幕を閉じた。

一馬はその夜

これからもいろいろなことが起こるだろうが、雫とともに入れればそれでいい

そう思いながら寝た。

明日からまた普通の学校生活が始まる。

設定を全く考えずに書き始めたためこんなグタグタな終わり方になってしまいました。

申し訳ない。

色々思いつきで出した伏線を回収できなかった気が…。

次のはしっかり設定を考えてから書き始めているのでグダらないと思います…多分、おそらく、メイビー。

ともあれここまで読んでくださった読者さまに感謝です。


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