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面倒事はいつでもやって来る   作者: TO~KU
第三章 初めての討伐
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6

大変お待たせしましたm(__)m


ひとしきり笑ったところで、真面目な話を。


「もし、片方が捕まったり(はぐ)れたりしたらどうする?」

「……そうなって困るのは俺の方だな。……ミーワさん、もし俺がそうなったらどうする?」

「ん~状況によるんだけど……一緒に旅してる間は助けるし探すわ。ただし、私が捕まったり逸れたりした場合は、ケンは何もしなくていい」

「それじゃあ不公平だろう?」

「いや、私一人なら何とかなるし」

「……まぁそうか……じゃあ、それで頼む。ミーワさんは俺より確実に強ぇだろうし、色々隠し事がありそうだし、とにかく俺は一人で旅が出来る様に強くなっとかねえとな……」

「そうだね……ま、知ってると思うけど、私、面倒事が大嫌いだから、ケンが自分から面倒事に顔を突っ込んで私に助力を求めても、それには手を貸さないから」

「分かった。気を付ける」


お互い真剣な表情で確認したところで、今後の為に【鑑定】や【ファイの知恵袋】で知った事を教えていく。


この世界―――ファイ―――では、季節は暖季・雨季・乾季・雪季の4つあり、北側と南側は雪季・暖季、中央は暖季・雨季・乾季になっている。

リオン国や神様お勧めダンジョンがあるレブリア国は、区分としては中央にあたり暖季・雨季・乾季があり、採取した物から現在が暖季という事が分かる。


ファイは大きく3つの大陸と2つの島があり、大陸は人族大陸・精霊族大陸・魔動族大陸。

この3大陸は、北側に三角形の人族大陸、南西側に長方形の精霊族大陸、南東側に三角形の魔動族大陸になっている。

三角形に似た人族大陸の底辺の両角に、長方形の精霊族大陸の角と三角形の魔動族大陸の底辺の角が繋がっていて、もう片方の魔動族大陸の角は精霊族大陸の角に繋がり、3大陸は輪を描くように鎮座している。

人族大陸と他2大陸との接点となっている部分はとても少なく、精霊族大陸と魔動族大陸の接点は人族大陸に比べれば大分多い。

しかし、大陸同士の接地面として考えると、大変少ないと言えるだろう。


大陸が無い所は海になっていて、島は、輪を描くように鎮座している3大陸の中央の海と、精霊族大陸の西側(魔動族大陸の東側)の海にある。

3大陸に囲まれた島は円形でとても大きく一国の大きさくらいで神山島、精霊族大陸の西側にある島はイズミ島と表示されている。

何とも日本感が漂っているが、この島は【マップ】の表示で薄暗くなっており、【ファイの知恵袋】情報によると現在では認知されていない島になっていた。


また、人族大陸には主要な大国が10カ国あり、人族大陸の中心にジェレキスト山岳地帯が広がっていて、その山岳地帯を囲むように国があった。

精霊族大陸と魔道族大陸にはなぜか国として表示されたのは一つしかなかった。


時間や暦は、一日が二十四時間、一週間が六日、一か月が五週間(三十日)、一年が十二月(三百六十日)で、なじみのあるものだった。


お金単位は、Y=イェン。

鉄貨<大鉄貨<銅貨<大銅貨<銀貨<大銀貨<金貨<大金貨<白金貨<聖金貨<神金貨で、『大』がつくと5枚分になるようだが10進法だった。

ただ、白金貨・聖金貨・神金貨は『大』がつくものが無かった。



そうしたこの世界の常識をケンに伝え、これからの事を話し合う。

私達を召喚しやがったリオン国はジェレキスト山岳地帯の東に面しており、これから向かう神様お勧めダンジョンがあるレブリア国はジェレキスト山岳地帯の南にある。


なので、南下しながらレブリア国を目指して行くのだが、今私達が一番気を付けないといけない事は、リオン国からの追手だ。

私なら、王都から早馬で周囲の町や村にも、捜索の手を伸ばす。


召喚された時、私達は手に鞄などの荷物を持っていなかったのは知られている。

なら、私達が旅の道具や食糧などを入手しようとするのが当然だと考えるだろうし、逃走した異世界人は目立つから旅人に聞き込みもするだろう。


だからこそ、他人に怪しまれない人物設定と町に立ち寄らなくてもいいほどの食糧を調達する必要がある。


「じゃあ、レベル上げに食糧調達だな」

「そうね。町まではそれしかないわね。……町に着いても、ちょっと様子を見てからじゃないと何とも言えないしね」


太ももをパンと叩いてケンが立ち上がったので、私も木から腰を上げて立ち上がる。

レベル上げや食糧調達はもちろんの事だけれど、色々とステータスやスキルの実験もしたい。

なにせ、よく分からないものがあるからねぇ。

ま、楽しくいきますか。


読んで下さりありがとうございます(* ̄∇ ̄*)

更新を待ってくださった方々、応援してくださった方々、ありがとうございますm(__)m

これにて幕間は終了です。


続きについてですが、

・こちらの作品は以前と変わらず、『衝撃は防御しつつ・・・』の筆安めに書いていこうと思っています。

・第2章の設定、プロットがまだ出来ていません。


ですので、かなりの亀更新になると思います(;・ω・)

気長にお待ちいただけると有り難いです。

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