ワーウルフ戦・前半
ダンジョンの2階層を進んでいたマコト、リン、タケシの3人は、ようやくボス部屋の前にたどり着いた。
部屋の入り口には、古びた扉が重く立ちはだかっている。
マコトが手をかけると、わずかに冷たい感触が指に伝わり、彼の心拍が速くなるのを感じた。
「いよいよ、だな……」マコトは深呼吸をして言った。
リンも少し緊張した表情をしていたが、すぐに微笑んでうなずいた。
「準備はできてるよ。やってやろう!」
タケシも負けじと力強く頷く。
「俺たちならいけるさ。最初から全力で行こうぜ!」
マコトは扉をゆっくりと押し開けた。
すると、部屋の奥からうなるような低い声が響き、暗闇の中から巨大な影が現れた。
ボスのワーウルフと、その脇に控える5体のウルフたちが、鋭い牙をむき出しにして3人を睨みつけていた。
「全員、リジェネだ!」タケシが全員にリジェネをかけた。
その瞬間、体の周りに温かな光が灯り、持続的に回復する力が流れ込む。
「最初は俺が引きつける!」マコトが疾風を発動し、素早さを一気に上げると、ワーウルフの注意を自分に引きつけた。
素早い動きで敵の攻撃をかわし、3連撃で応戦する。
その隙に、リンとタケシが連携してウルフたちに攻撃を仕掛ける。
リンは火魔法のファイアボールでウルフを燃やし尽くし、タケシは棍棒でウルフを的確に打ち倒していく。
リンの魔法は確実に敵にダメージを与え、次々とウルフを片付けていったが、数が多いため油断はできない。
「リン、援護よろしく!」マコトが叫ぶと、リンは即座にファイアアローを繰り出し、さらにタケシをサポートするようにファイアバレットを連発する。
ウルフたちを全て倒し終わった後、3人はワーウルフに集中攻撃を仕掛けることにした。
マコトは素早さを活かして攻撃を繰り出し続け、3連撃でワーウルフに肉薄する。しかし、ワーウルフは素早くて強力だ。
マコトの攻撃は何度もかわされ、その鋭い爪が迫ってきた。
「くっ、こいつ、動きが速い!」マコトが歯を食いしばりながら言った。
「大丈夫! 私も負けないよ!」
リンは再び火魔法でワーウルフを包囲しようとするが、その攻撃もなかなか命中しない。
ワーウルフの素早い動きに翻弄されていた。
「今だ、タケシ!」
マコトが叫ぶと、タケシは素早く反応し、棍棒を振りかざしてバッシュを発動。
ワーウルフに強烈な一撃を与えると、敵は大きくノックバックし、その隙にマコトとリンが再度立て直す。
「さすがタケシ!」マコトがその場で笑みを浮かべる。
「回復も頼む!」
タケシは全員を回復させるべく、再びヒールをかける。
「これでまだまだ戦える! 立て直していこう!」
3人は息を合わせ、再びワーウルフに攻撃を仕掛ける体制に入った。
しかし、ワーウルフもまだまだ力を残しているようで、唸り声を上げて襲いかかろうとしていた。
3人の息が合い、徐々にその動きに対抗できるようになってきた。
「リン、次は全力で頼む!」
マコトが声をかけると、リンは集中力を高め、もう一度火魔法を構えた。
マコトも疾風を使って素早さを再度引き上げ、攻撃に備える。
「次で決める!」
と、全員の覚悟が固まった瞬間、ワーウルフの鋭い目が光を増し、最後の猛攻を繰り出してきた。3人はその攻撃に備えつつ、次の一撃で決着をつけるために全力を注ごうとしていた。
マコト、リン、タケシの3人がワーウルフに立ち向かい、ついにボス戦のクライマックスが近づいている。
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