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恋のキューピット大作戦

バレンタインの話です


もう時間軸メチャクチャですね……

笄「どうも、澄田笄です」


吉「どうしたんです?いきなり自己紹介なんかして」


朝のHR前の待機時間、笄の突然の自己紹介に対して吉信は冷たくあしらう


笄「どうしたもこうしたもあるか!!!半年だぞ、この小説の中で三番目くらいのキャラである俺の出番が、なんかよく解んない侍騒動でカッ消えたんだぞ!!半年ったら●の連載だって終わるわ!!」


吉「五月蝿いですよ、出たじゃないですか、一瞬だけ」


笄「轢かれただけじゃねーか、話にもでないしよぉ!!」


吉「それが笄の実力ってヤツです、大体あの流れで笄が出てきてたら話の収集が着かないじゃないですか」


笄「元も子もない事言うなーー!!!」


笄の悲痛の叫びが響いた





休み時間


吉「へぇ、佐外助さん、ちゃんとやってるんですね」


真「はい、マルコの話だと、最近●コニ●にハマってるみたいです」


吉「いや、適応力凄いな……」


なんて会話を吉信と真美がしていると、

「あ、あの…赤松くん」


一人の少女が吉信に話しかけてきた

声の主は すぐ分かった


吉「あ、森野さん、どうしました?」


森野縁モリノ ユカリ吉信や笄、真美達のクラスの図書委員で お下げに眼鏡 正に誰もが認める図書委員さんといった風貌の人だ

彼女はちょっとオドオドした様子で吉信に言う


縁「ち、ちょっと話があるから一緒に来てほしいんだけど……」


吉「?いいですよ」


何か仕事の話かな? 僕図書委員じゃ無いけど 等と思いながら吉信は了解し、縁に付いて行く(真美は置いていった)

というか、ここで愛の告白とか考えない吉信はなんてつまらない思考回路の持ち主なんだろうか……


吉「張ッ倒しますよ、作者」


これは失礼、んで 吉信が連れて来られた場所は廊下の端だった


吉「え~~と、何の用事ですか?」


縁「…違うの、あの……吉信くん、貴方、澄田くんと仲いいよね?」


吉「ええ、まぁ…………笄がまたなんかしでかしましたか?」


友人を真っ先に疑う男、赤松 吉信!


縁「いや、そうじゃなくて……私、彼の事が好きなの」

吉「・  ・   ・え、えぇ~」


予想外の出来事に吉信は『えぇ~』って顔した


吉「え~~っと、そうですか…意外ですね、縁さんが」


縁「うん、それで告白したいんだけど勇気が出なくて……責めて今度のバレンタインにチョコを受け取って欲しくて」


吉「そこで僕に協力を……」


吉信は迷った ここは協力すべきなのだろうか、いや、協力すべき所なんだろうけど、なーんか気にくわない そんな感じだった


真「面白そうじゃないですか、ご主人様、協力しましょうよ!」


吉(また、好奇心旺盛な変態が来た…)


吉「……え~と、解りました、協力しましょう」


良心が勝った吉信だった


吉信「とは言っても、バレンタインにチョコ渡すだけなんですし、特に協力する事もないと思いませよ?」


縁「え、うん…………そうなんだけど」


真「つまりアレですね、お膳立てですね、私もご主人様に愛を誓った時はマルコに色々お膳立てをしてもらいましたからね」


吉「アレのどこがお膳立てですか?食べ慣れないイギリスのスコーンにナンプラーぶっかけた様な感じだったじゃないですか、露出狂に包丁持たせた様な感じだったじゃないですか」


吉信は家に鉄球ぶちこんだり、海外の父親に根回ししたマルコを思い出して言う

真「何か問題でも?」


吉「問題だらけじゃァァァァァァァ!!!」








次の休み時間


縁「お膳立ては……もういいけど、具体的にどうすれば渡せるかみたいなアドバイスをお願いしたいんだけど」


縁はさっきの話でお膳立てはもう駄目だと思ったらしく、アドバイスを求める


吉「ん~笄は甘党ですし、女性からの物は大抵喜んで貰うから、ストレートに渡すのが一番だと思うんですが……」


縁「ストレート……難しいな…」


吉「そんなことないですよ、勇気を出して一歩踏み出せばきっと成功しますよ」

縁「だといいんだけど…」


真「因みにチョコは手作りなんですか?」


縁「うん、それくらいはしないと……」


吉「発狂するほど喜びますね、笄」


真「ですね……」

笄の事をよく知る二人は発狂する笄を簡単に想像できた


縁「ま、まずいかな?」


吉「いや、パーフェクトで大丈夫でしょう、後は何時渡すかですね」


縁「一応放課後に渡そうと思ってるんだけど」


吉「いえ、ダメです、笄はバレンタインになると必ず放課後はチョコ探しの為、街にくり出します、放課後に渡すなんて到底できません」


なんたって笄は二つ隣町まで行くのだから……


吉「やっぱりここは昼休みに渡すのが妥当ですね、昼休みになら僕もいますし」


真「私もいます」


吉「出来ればいないで欲しいんですけど」


真「あぁんご主人様ぁそんなこと言わず」


吉「…………まぁチョコ作り、頑張ってください」









バレンタイン当日


笄「今年はなんか貰える気がする、うん、絶対貰える」


吉「毎年言ってますね、それ、んでいつも翌日にブランコ作ってますよね」


笄「今年こそは、今年こそは!!」


吉(大丈夫ですよ、今年は貰えますから)







昼休み


笄「そういや、さぁ、今日なんか朝起きたら弥美のヤツがチョコ作っててさ、いや~遂に(お前に)渡す気になったんだなって思ったわ~」


吉「そうですか、弥美ちゃん、上手く渡せるといいですね」


鈍感吉信


そこに 縁がオドオドした感じてやって来た


縁「あ、あの……澄田くん……」


笄「?どーしたん?森野」


縁「え……えっと…………無理!!(ダッ)」


縁は逃げ出した


笄「ちょっとーー!!!何が無理なの!?俺の顔!?」


吉「(やっぱりこうなったか……)笄、追って下さい!!」


吉信は笄の背中を押す


笄「お、おう、分かった」


笄は言われた通り、縁を追いかけた








縁は図書室の隅で塞ぎ込んでいた、折角 吉信がアドレスしてくれたのに、折角話す所までこれたのに、自分はなんて臆病な人間だろうと、一人泣きそうになっていた

そこに笄がやって来た


笄「森野!どうしたのさ?俺、何かしたか?」


縁「……ごめんなさい、逃げちゃて……その……違うの……こ、コレを…渡したくて…」


縁は笄にチョコが入った袋を渡した


笄「え?コレって…」


縁「じゃぁ、そういう事で」


と縁は図書室を後にした







吉「へー貰えたんですか、チョコ」


笄「おう、何か照れくせーな、友チョコでも」


吉「…………………………………………は?」


笄「それにしても、俺、森野とそんな話した事無いのに、意外だな~」


がっつき系の癖にあのチョコを本命と思わない笄に吉信はこういった


吉「……バカ」








放課後、案の定 チョコ狩りの為 笄が先に帰り、真美も何故か先に帰ったので、吉信は静かに帰れると思いながら 下駄箱に行くと そこには縁が立っていた


吉「縁さん、おめでとうございます、まぁ笄は本チョコだとは思ってないみたいですけど……」


と吉信が言うと縁は笑って


縁「まぁ、いきなりだったからしょうがないよね、赤松くん、今回は本当にありがとう」


吉「ま、困った時はお互い様ですよ」


と、吉信は下駄箱を開く、すると そこにはラッピングされた箱が二つ入っていた


吉「あれ?これは……」


縁「わ、私じゃないよ、一つは『ご主人様へ』って書かれてるから北井さんからだと思うけど」


吉「もう一つは何も書かれてませんね、誰だろう」


二人は首を傾げた









澄田家


笄「はぁ~隣町の隣町の隣町にまで行ったけど、結局収穫は一つかぁ」


弥「貰えただけ奇跡でしょ」


笄「奇跡とか止めて、悲しくなるから…………そういやお前はちゃんと渡せたか?チョコ」


弥「う、五月蝿い!!!汚染生物!!!」


笄「汚染生物!!!?」


弥「………あれは義理よ、義理、面と向かって渡すのも馬鹿馬鹿しかったから下駄箱にいれといたよ!」


笄(う~ん吉信も気づくといいけど…………無理だろうな~)









場所戻って吉信の帰路、


ちゃちゃちゃちゃーちゃちゃちゃーちゃちゃらららっちゃちゃーららら


吉「いや、久々に来たな、強引な着メロ表現、『●望ビ●ー』ね、てか、メール、先輩からだ」


メールの件名には何も書かれず本文には一言 こう書かれていた


たすてけ




吉(きっと、みもりちゃんだろうな…………)



さらば 先輩


夕焼けに勇の顔が浮かんだ

感想、あったら、嬉しい

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