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クロン〜チートすぎる生物〜  作者: 黒白灰色
1章 とある若きA級冒険者編
10/81

Let'sジャイアントキリング

マジでどうしよっかな、ゴブリンって普通は数十匹はいるはずなのにあんなに少ないってことは相当食べたんだろうな。

つまりかなり強いってことだ。

…………………

そうだ!

「沢山の普通のゴブリンか、ジャイアントゴブリン、どっちか俺が倒してあげよう、その代わりもう片方はよろしくね、どっちが良い?」

「「「ジャイアントゴブリンで。」」」

おう即答、簡単なのは沢山の普通のゴブリンのはずなんだが…

「ちなみに理由は?」

「強いって言ったって父さんよりは絶対に強くない!」

「だったらある程度強いほうが自分たちがどれくらい成長したかとか分かりやすいので。」

「ジャイアントゴブリンのほうがいい!」

おっかしいなぁ?多分あれ程の魔物ならB級冒険者でも一人じゃ無理なはずなんだがすっげー余裕そうな発言、こうなったらさっさと周りの奴等皆殺しにしてあの子達の戦いぶりを見ますか。

************************************


「ほい、これで終〜わり。」

有言実行、さっさと周りを処理できた。

まぁ流石にこの程度に苦戦してたらA級冒険者の名が泣くよね。

さてさてあの子達はどんな感じかな。

「ゴガァーーー!!」

野太い咆哮が聞こえる。と、思ったらデカイのは血だらけで3人には見たところ傷は一つもなかった。

おやおやぁ?なんか結構圧倒してる?

「あっシンさん、もう終わったんですか?

流石A級冒険者ですね。」

「はは、そっちも凄く順調そうだね。」

「ええまあ、思ってた程強くなかったので、ここからは僕が解説しても多分勝てますよ。」

「わーすっごいよゆうそうー」

「ではまず僕の技から!」

と言ってロー君が剣を振るとなんか斬撃が飛んでデカイのを切りつけた。

「いまのが僕の得意技です。

風魔法で剣を振った時に出る風圧を刃状にして飛ばしてるんですよ。」

「おい誰だ、剣しかできないとか言ってた奴。」

「アハハ、でも威力は直接当てないとそれほどじゃないんですけどね。」

「うん十分ダメージ与えてるんだけど、どこが威力はそれほどじゃないだ。」

謙遜しすぎだよロー君、十分C級以上で通じてるよ。

まぁあ、流石に俺なら勝てるけどぉ?

「では次、ヒイ姉。ヒイ姉の技は結構特殊ですよ。」

するとヒイちゃんの杖からなんか黒いモヤモヤが出てきた。

それがデカイのに当たるといきなり頭を抱えて膝から崩れ落ちた。

「闇の魔法は基本的に精神や感覚神経に影響を与えるもので、今のは頭に発狂させるような悪夢を流し込んだんです。」

えげつねえ…こりゃヒイちゃんがエルフの里を追い出されたのも納得だわ。

精神に影響を及ぼす魔法、閉鎖的なエルフの里では忌み嫌われるだろうな。

「安心してください、クイ姉の技のほうがよっぽどえげつないです。」

「うんロー君、何一つ安心できないんだけど?」

「ま、まぁ見ててくださいよ。

実際とんでもなく凄いですから。」

デカイのが頭を抱えてうめいていると、クイちゃんがデカイのに飛びかかり短刀で首を浅く切りつけた。

だけなら良かった。

着地したと思った瞬間に一瞬で加速してまたデカイのの首を切りつけた、そしてそれが何度も繰り返される。

全く止まらずジャンプするための溜めも加速のための助走も一切ないというありえない妙技を炸裂させていた。

「あれがクイ姉が習得した父さんの得意技、“不休(ふきゅう)”、なんかノーモーションなのに一瞬でほぼ最高速に達せられる頭おかしい技です。

ね?クイ姉の技のほうがよっぽどえげつないなくて凄いでしょう?」

「たしかに…クロンさんもこれぐらいヤバイの?」

「ハハまさか、父さんはあんなのとは比べ物にならない程に頭おかしいですよ。」

「デスヨネー」

結局、クイちゃんの連撃でデカイのの首が落ちた。

はぁ、クロンさんもそうだけどやっぱりこの子達もあっち側の住人だったか。

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