表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/7

7, 思考全開フルスピード

指の骨を折りました。


てれぺろです。


@ClarisGames

「魔王ちゃん」


たいそんは馴れ馴れしく魔王をちゃん付けで呼ぶ。


「名前はなんていうの?」


これから仲間になるのだ。

名前くらい聞いておかないといけないだろうと考えたのだ。


「パラジクロロベンゼンです!」


「…」


沈黙が続く。


「…!? 聞こえなかったかな?

パラジクロロベンゼンです!」


『は!?』


『なんで名前がパラジクロロベンゼンなんだよ。』


名付け親が魔王だとしてもさすがに毒薬を名前にするのはネーミングセンスを疑うものだ。


「パラジクロロベンゼンちゃんね!

おっけ…うん」


その瞬間、

たいそんが考えていた

赤髪ショート美少女説が崩壊する。


『赤髪ショートの美少女がThe 紫 - The ポイズ

ンって感じの名前なわけがない。』


「クッソォォォォォォォォォォォォオ」


たいそんはとにかく叫んだ。

森中に響き渡るほど大きな声で叫び、泣いた。


「いつになったら可愛いヒロインがあらわれるんだよぉぉぉ!」


「ハッ!?待てよ待てよ待てよ…」


たいそんの思考が高速で、フルパワーで稼働し始めた。


「あの、そろそろ行きませ…」


魔王がたいそんに話しかけるがあまりの威圧感に魔王は途中で話しかけるのをやめた。


そしてたいそんが導き出した考えは

『ポイズン→紫→やや黒髪→ロング→美少女』


だ。

つまりイメージが毒物の紫ってだけで黒髪ロングに繋げ合わせたのだ。

さすがの執着心だと言うべきだろう。


一般的に、毒物からは魔女が浮かぶだろう。

魔女に近い若い女子などそばかすのイメージしか湧かなそうにないが…カラー1色から1つの希望を導き出したのだ。


「あの、そろそろ行きませんか?」


魔王も希望を得たと察したのか、王国へ急ぐのを提案する。


「おう!」


たいそんは上機嫌だ。


『転移!

「ヴァーヂンテレポーテーション!」


「ヴァーヂンテレポーテーション!」』


俺たちは王宮に転移した。

________________________________



そんなこんなで王宮に戻った俺だが…


あれ?周りの視線が心なしか俺を危ない人を見る目で見てくるのだが…なんなのだろうか…

部屋の片付けを途中したため、話の接合部がおかしい気もするけど俺は何も見てません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ