最悪へと向かう道
こんばんは!
KURAです!
書くことないですねぇここ。
なのでこういうのをかいたらいいのではないか、まず書かなくていいのではないか。
意見募集中ですー。
今鎖鬼は町を徘徊している所であった。
「……んー、ここら辺らしいけどなぁ。騙されてはないだろ……?」
鎖鬼の職業上裏切られやすく、騙されて殺されかねないので疑いながら周りに神経を張り巡らせていると。
『えー只今入った情報によりますと、××県○○市の森にある建物が突然爆発し、炎上しているようです。近隣の皆様は避難してください。』
「……?」
その張り巡らせた神経の隅で聞こえてくるニュース速報の単語に違和感を持ち、記憶を探った。
しかし、周りはそれを待ってはくれなかったようだ。
「何かようかい??」
「……あぁ、ここらへんに――事務所という場所はありませんか?」
「だから、何かようかい? って言ってるじゃないか」
「……!」
厚手の上着を着た男はまるで道を教えようとしている善良な市民の様に話しかけてきたが上着のポケットから出た火花と鉛玉でそれは覆された。
右足の付け根を押さえ、周りに巡らせていた神経を戻していく。
「ってぇ……。何者だ……? まぁ答えるわけねぇか」
「ハハハ、まぁ貴方の演技が無ければ仕留めたと思って冥土の土産に教えてあげてもよかったよ」
「……ありゃりゃ、それは惜しいことをしたなぁ」
「逃げるのかい?」
「……まぁな。俺は軟弱なんでな、防弾にしてても折れてるかもしんねぇ」
「おやおや、それはカルシウムをとらなきゃね」
肩をすくめて笑みを溢す二人。
漂う雰囲気はまるで日常のよう。
「さて、じゃあな」
「うん。じゃあね」
地面にカプセルがぶつかると同時に煙が噴出し、二人の身と周囲を覆い隠した。
隠れる前の二人は帰り道で別れる学生のよう。
晴れた道のど真ん中。
厚手の上着を着て目が隠れるほどの長髪の男は運が良かったと鎖鬼の判断ミスを嘲笑っていた。
「……ちぃっ! 思い出した。あの建物の場所。鴉の別荘だ」
「……となると、僕達の目的はもうすぐ達成されるのか」
「……おいおい、嘘だろぉ?」
冷や汗を流し、足の付け根の処置をしている鎖鬼の後ろから若い男の声が聞こえ、鎖鬼は転がった。
勘による回避が幸をそうしたようだ。
刀のような斬撃が先までそこにいた所を襲っていた。
「……うーん、殺ったと思ったんだけど」
頭をカリカリとかきながら残念そうに呟く男。
先ほどの男とは違いこちらはワイシャツにジーパンと涼しそうな見た目だ。
だが目を引くのは強靭な、鉄をも切り裂くのではないかという刃のついたブーツ。
先ほど斬撃はこのブーツをもってして行われたのだろう。
「……手を挙げろ。この距離ならそのブーツの射程範囲外だ」
「……撃ってみなよ」
嗤う男に躊躇なく撃つ鎖鬼。
一瞬驚いた素振りを見せた男だがすぐに脚が振り上げられた。
二、三秒ほどだろうか。
硬直が続き、ほんの少し離れたところに二つの金属の落ちる音が不思議なほど響き渡った。
「化け物かよ……」
「断頭がお好みかな?」
「お好みじゃねぇよ!」
呆然と呟く隙を見逃してくれるはずもなく、首を斬りに蹴る男。
だが死ぬわけにはいけない鎖鬼。
避け続ける。
避け続ける鎖鬼に、切り続ける男。
いつまで続くのだと言ったところの戦いであったが、決着はあっけないほどはやくついた。
「脚が動かない……? いや、動かないのは脚だけじゃない!」
「ご名答。わかるか? 俺が何をしたか。わからねぇよなぁ。じゃあな」
脚が首に迫った瞬間止まった男に背中を向けると、ある場所へ向かった。
「おいおい、どうしたぁ? そんな殺気だってよう?」
「よぉう蛭。ちょっとな」
「おいおい、冗談だろ? この先は組長がいる。そんな殺気撒き散らしながら通れる訳ねぇだろ」
「冗談ならどれだけ良かったか」
「……は?」
やはりか。
鎖鬼は屋敷を睨みながら思う。
至るところから銃口の見えている屋敷。
蛭も気付き狼狽えているところを見ると蛭は知らされていないのかもしれない。
「おい、クソ爺ィ。今回はなんだぁ?」
「フハハハハハッ! 我々はある組織と同盟を組んだ。貴様はその関係上邪魔でな。あと蛭。貴様は鎖鬼に入れ込みすぎだ。だからお前もいらない」
「く、組長……!?」
「……逃げるぞ蛭」
「お、おう……」
蛭と鎖鬼は組長の親指で首を斬る合図で鉛の飛んできている屋敷から走って逃げた。
雨も降っていないのに地面が濡れたが鎖鬼は見ないふりをしていた。
そして事務所に戻ってきたら鎖鬼達。
「なにがなんだか……。なぁ鎖鬼ぃ俺はどうすればいい?」
「知らねぇよ。おい、甘城。お前もう上がれ」
「……お疲れ様でした」
二人だけの空間になり、鎖鬼は話を始めた。
「どうやら俺達が狙われてるらしい。鴉が殺られた可能性がある」
「……」
「復讐を手伝ってやってもいいが、どうする? 今なら足洗えると思うぞ。縁があるんだ、俺が少し助けてやってもいい」
「……俺は」
「酷な話か。オーケー、一日考えてろ。俺は少し情報集めてくる」
「…………あぁ」
裏口から辺りを見回すように出ていった鎖鬼の事務所には蛭の苦悩の声が響いていた。
夜も遅いので。
それでは皆様いい夢を~。




