成果
俺は目を開けた。
(ちゃんと火山に戻ってる…)
俺は周りを見渡した。
もちろんカロちゃんがいた。
「お帰り。どうだった?」
「う~ん…楽しかった?かな」
「そっか!それはよかったよ!」
「うん」
俺は管理モニターの椅子に座った。
(はぁ…腰がもう限界だわ…)
俺はため息をつき、椅子の背もたれに背中を深くつけた。
「なんかすごく疲れているみたいね…」
「うん…ゴミを長時間拾うのは疲れるよ」
「そうだろうね…」
「ゴミを拾うのは疲労になるってな…」
俺は人生ではあまりふざけることができなかったが、ふざけてみた。
(笑ってくれるかな…)
内心そんな気持ちだった。
実際は…
「…」
「…」
笑い一つ起きない気まずい空気になった。
「…なんかごめん」
「大丈夫…」
「ていうか管理人さんはどうだった?」
「う~ん…まあまあいいやつだったよ」
(最後は良いやつだったけど、最初はクソガキだったけどな)
「そっか!それはよかったよ!」
「ミッションも意外と楽しいことに気づくことが出来たよ」
「そっか!そういえば成果見たら?」
「成果?」
「そうそう!ミッションポイント」
「あぁ…そんなのあったな」
俺はミッションテキストボックスの左にある数字を見た。
「20か…」
「20も貯まってたの!」
「うん…普通どのくらい貯まるかは知らないけど…」
「普通は5~10くらいよ」
「そうなの!」
(じゃあ噴火するのにめっちゃ時間かかるやん…)
「すごいわね…最初のミッションから…」
「そうだね…管理人がくれたのかな…」
「管理人も太っ腹ね」
「そうだね」
「優しい管理人さんに当たってよかったわね」
「う…うん」
(あんな女性にしか興味ないクソガキのどこが優しいんだか…
でもこんなポイントもらえたからいいか…)
俺はポイントを見て、アンチェロに感謝を覚えた。
(でもミッションはやりがいがあるものだな)
そう思っていると俺に睡魔が急に襲い掛かった。
(やばい…久しぶりの運動で体力が…)
俺はそのまま寝てしまった…




