表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
名前は、まだない  作者: 青山春野
39/48

38

 相変わらずな話ですが諸事情により今回も(この作品にしては)短めとなっております。



 精神と時の部屋を下さい。

 ホントに。

 その発想はなかった――まず最初にそう思った。

「…………自分も、ココで?」

「そう」

 多分今の自分の顔を鏡で見たらきっと相当――いつも以上に間抜けな面になっている事だろう。対する彼女はただ純粋に「良い提案でしょ?」と――まるで褒めて褒めてと尻尾を振る犬ぐらいに解り易い笑顔と白い歯を魅せつけてくれた。……正直、眩しい。

「だって女の子だけの職場みたいじゃない?」

「あ、ああ……」

 そこまでは判る。

「そうするとさ、ホラ重いもの持つ時とか力仕事が必要になった時にはやっぱり男手が欲しくなるんだよね。女子は」

「……そうなのか」

 まぁここも……判らなくは、ない。

「そこでユウちゃんの出番ですよ」

「…………いやそれは、」

 ちょっと判らない――と言うより先に、

「だってユウちゃん、執事服とか似合いそうだもん! というか絶対似合うって!!」

 と彼女に先に言われてしまった。…………全く意味が解らなくなった。というかなんで急に生き生きとした顔で鼻息を荒げているのかな?

「ユウちゃんだってこれからいつも通り学校に通うっていうのも結構厳しそうでしょ?」

 ……自分の事も考えてそう言ってくれる彼女にはすまないが、自分は少なくとも金銭面では困りそうにないのが現実だった。

「でも、さっきの移動で見た限り――あの人達のご主人様の敷地から私達の学校って、下手したら以前より近いかもしれないじゃない?」

「…………えーと、それはまさか、」

「うん。泊まり込みで働けないかなー、って」

「…………………………、あー」

 これは…………マズイ、その可能性を頭に入れてなかった。

 マズイ。

 とてもマズイ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ