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実はもう一つの方の(駄)作品の事情もあり、分量はいつも程度ですがけっこうあっさり気味です。勿論手は抜いてなく、今の自分の精いっぱいです。……それこそいつもの事か。
さてさてそんなこんなで突然の宣伝ですがこちらですね。
こんな自分の文章でもいいや! という酔狂……失礼、親切な方がおりましたら、下記のURLの作品も応援して下さると幸いです。
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「そもそもさ、」
「?」
自分の説明の悪さを誤魔化すようにコーヒーの缶に口を付けると、彼女がこちらを真摯に見つめて尋ねてきた。
「なんでユウちゃんがそんな話するのかな?」
「…………、」
確かに、とは思う。自分自身『らしくない』とは思う。
思うのだが…………、
「だってユウちゃんはあの人達のご主人様ってワケじゃないでしょ?」
という話だと勘ぐっていたら、全然違っていた。盲点過ぎて思わずコーヒーが気管支に入りそうになった。もっと口語的に言うなれば、噎せそうになった。それぐらい、自分で言っていた設定をすっかり頭の端に追いやってしまっていたのを今思い出した。
って、
「いや、別にあの人達のような使用人になれとは――」
別に自分はメイドになれとは言ってはいない。ただ、彼女にはそこで働いてほしいとは思ってはいたが。なにせ見る限りでは奉公しているのはみな女性ばかり。パワーハラスメントはともかくとしてセクシャルハラスメントの心配は皆無と言っていいはずだ。それに給料もそれなりに良いはずだ。
……そしてなにより、自分の見える範囲で彼女が留まっていてほしいという至極単純で浅ましい思いがあるのも、否定はできないが。
「ううん、違うの。確かにユウちゃんはそうは言ってないよ?」
稚拙な言い訳のような台詞を言い切る途中で、しかし彼女自身があっさり否定してくれた。
「ただね、」
「ああ」
「……私もああいう所で働きたいなー、って思ってさ」
「……どうして?」
「だってメイドさんだよ? カッコイイじゃん!」
「…………」
「……っていうのもあるけどさ。ほら、私って今天涯孤独じゃん? だから自分が生きていくのにひつようなものは全て自分が手に入れないといけないワケだしさ……それに、どうせなら同い年でああいう可愛い娘達が働いてる場所で楽しく働きたいじゃん?」
そうじゃないと『義務』にしか思えなくなっちゃって……――と言った辺りでクシャッと顔を歪めて俯いてしまった。
「それにさ、」
しかしそれも一瞬で、彼女はすぐに笑顔を即興で作ると、また自分の顔を覗くようにして言った。
「あそこなら丁度男手も足りなさそうだし、ユウちゃんと一緒に働けるかな? って思って」
成程…………。
「…………………………は?」




