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異世界で俺は諦めない  作者: カミサキハル
異世界導入編(六日目、急転)
56/90

瀬田直也、勉強中?(日記)

「あれ?」


 午後の勝負のことを考え過ぎても仕方がなかった。気分転換に本を読もうと机の上を見ると、まだ読んだことのない本が目に入った。


(あんな本、借りたかな?)


 とりあえず手に取って開いてみる。他の本とは違い、手書きだった。

 ざっと目を通してみる。日付けとその日の天気、出来事が書いてあるようだ。

 本というよりは日記だな、これは。

 ムツミが間違えて渡したのだろう。プライベートなことも書いてあるようだし、読まずに返した方がいいか。

 日記を閉じて机の上に戻そうとする。閉じた勢いで日記に挟まっていた紙片が俺の足元に落ちた。


「ん?」


 紙片を本の間に片付けようと拾い上げ、書かれている文章に目が止まる。

 そこには「セタさんへ」と文章が始まっていた。

 俺宛ての手紙?

 なんでそんなものが挟まっていたんだ?

 訝しみながらも内容を読む。



【セタさんへ】

 この日記はナナミ様と私がこの研究所に来る前後のことを書いています。

 できれば最初から読んで欲しいのですが時間がないと思いますので、付箋を貼ってある箇所を読んでください。


 私がなぜセタさんがナナミ様に勝って欲しいのか分かると思います。

 またどうして研究所にいるのか分かるはずです。


 読んでいて決して良い印象はないと思います。

 だけど必ず読んでください。


 そしてできればこの紙片を勝負する前に見ていることを祈って。

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