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Miles Davis
Big Fun (1974)
を 聴きながら 書いていますが……、
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……生きるために胃に詰め込む行為に……最近不快感しか持たなくなった人間です、……何故、……食事をすると胃に不快なものが……重く溜まっていくのでしょう…… 全て溶け込んでしまい……胃に重みとして落ち込まなければ……そういった不快感ですら……無縁でいられるのに……
……そういった思考回路から、胃に溜まらないものばかり経口摂取するようになりかけている連休中の作者の食生活は、……もっぱら薄目で熱めのブラックコーヒーと小枝や紗々のような個包装されたチョコレート……という有様で……ここ数日は、……ほぼカフェインとカカオとお菓子に含まれているだろう多量のお砂糖と油で栄養を賄っているだろうことになっている ……さぞ激太りするだろうと思っていたところ……そうでもない お菓子の方がカロリーが高いという説は……一体どうなっているのか 誰かに細かく研究して頂きたい ……というかお腹に溜まる不快感さえ消えてくれるのなら、……栄養なぞなんでもよい……ような気が一瞬したけれど、……多分コーヒーとチョコを選んでいる時点で私自身の好みなのだろう、……何でもよい訳ではきっとないのだ
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……さて、デザインの話だった
……デザインというのは……個人的には……とても食指の動かされる、惹かれる話だが……、それというのも、……私個人的には、デザインとは……例えるならまるで霞を食べるような話である……からだ
……栄養など何も無い、紙のパッケージを食べるようなはなし……しかし、私は、……そのデザインにお金を払う
……何故かというと、……間違いなくその霞には匂いがあり、味があり、空腹を満たす満足があり……つまりは私は、目で食べている ……からだ
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……胃に溜まる不快感もない……ある意味理想的な霞の満足を……否、それどころか、それ以上の幸福をデザインは私に提供してくれる
……それはそうだろう、コーヒーもチョコレイトも見た目は真っ黒な塊であり、コーヒーなど苦くて香りがある飲み物に過ぎず、チョコレイトなど成分分析をすれば、せいぜい入っているのは多量のカカオとカカオだけでは苦くてとても経口摂取不可能だから多量のお砂糖と油とミルク……そういったもので固められたべたっとした触感の塊に過ぎない
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……私は、私たちは、『美味しいデザインを』『食している』『霞にこれ以上ない幸福を覚える』『寧ろ、デザインという名の霞こそが』『幻想を体現したかのような幸福』




