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鬼ごっこ
このお話はpixivにも掲載させて頂いております。
命がけの鬼ごっこの話。
彼は止まらない
何故なら私は鬼だから
「止まれ」と云われ
止まる子供が居るものか
彼は逃げ続け
私は追い続ける
逃げ切らなければ
次の鬼は君だ
さぁぼうやおいで
手の鳴るほうへ
ぼうや こちら
手の鳴るほうへ
日が暮れるまで、あそぼ
ぼくは止まらない
何故なら彼女は鬼だから
「この指止まれ」と君
にやりと笑った
ぼくを捕まえたところで
『役』が交代するでも無し
二者択一などはとうに無く
これはただの鬼の悪行
鬼さんこないで
手なんて鳴らすか
鬼になんて
なるたくありません
日が暮れる前に、
終わらせなきゃ
ぼくは、
目の前の『子供役』は
泣いてる鬼を置いて逃げる薄情者
そんな子供は
焼いて喰らおうか
煮て喰らおうか
さぁぼうや
手の鳴るほうへ
後ろの『鬼役』は泣いてるらしい
何故泣いてるのか
ぼくにはとんと見当もつかぬ
お仲間にでも
話を聞いてもらったら
ぼくは鬼になりたくない
日が暮れた
からすも帰った
「またね」と言って
鬼役(彼女)は きえた
鬼はまた来る
その度に
ぼくは逃げ続けるんだ
鬼はまた来る
そして彼女とぼくの
鬼ごっこもまた
はじまるんだ
実に厄介な性分だ
ごめんね、まだぼくは
『鬼役』にはなれない
だからあしたも、
またあそぼう(にげよう)
※ヒント
亡くなった人=鬼籍
つまり?




