9 執事とお嬢様の苦労
更新遅くなりました。
続きをどうしようか迷ってなかなか書けずに・・・
短めだけど、今回は少し甘さを出そうとしました。
では、どうぞ(  ̄ー ̄)ノ
「レスター。流石に毎日こうだと疲れるわ・・・」
いつもは弱音を吐かないお嬢様がここ最近のヒロインの接触に若干疲労気味のようだ。
まあ、気持ちは分かる。
「お気持ちはよく分かります。何より面倒なのは取り巻きが出来たことでしょうかね。」
「そうね・・・あんなに殿方を侍らせて恥ずかしくないのかしら?しかも、それでレスターにも色目を使うなんて・・・」
そう、最近になってヒロインに取り巻きが出来たのだ。
とはいえ、ゲームの攻略キャラではない。
ここ最近、アプローチをかけていた、貴族の令息を何人か堕したようだ。
何をしたのかは不明だが、世間知らずな令息が何人かこぞってヒロインに入れあげているらしく、ここ最近は何人かでヒロインに愛を囁く光景を目撃する。
・・・うん。ゲーム諦めたのか?ってか、攻略キャラ以外を侍らしているって、もはや顔と金さえあればなんでもいいのかな?
偉く現実的なヒロイン様だけど・・・だから、俺にもアプローチを続けてるのかな?
一応、俺は他国の王子という隠れ属性があるから、それで玉の輿を狙ってるのかな?
まあ、とにかく何人かの男の取り巻きが出来たヒロインはこの最近、お嬢様と俺に文句を言うときにも時々ついてきて、「ミーシャが可哀想だろ!」と怒鳴ってくる始末。
彼らの爵位は、おそらく、伯爵とか子爵あたりが関の山だから、公爵令嬢たるお嬢様へ本来そんな口の聞き方は許されないんだけど・・・まあ、いずれにしてもそろそろ何か手を打った方がいいかな?
お嬢様に直接の被害はないからまだ放置してたけど、これ以上お嬢様に心労を与えるなら消すか・・・
「まあ、おそらくその辺りの常識が乏しいのでしょう。皆が皆、お嬢様のように気品がある淑女ではありませんからね。」
「煽ても何も出ないわよ。」
そうはいいつつも嬉しそうな表情をしているお嬢様はツンデレの素質があると思う。
でも、お嬢様は割りと俺に優しいからほんとに照れて隠したいとき以外はツンデレのにはならないしなー。
「事実を言っただけです。お嬢様に私がお世辞を言うとお思いですか?」
「それは・・・いつだって、誠実なあなたを信じてはいるけど・・・」
そう言って少し顔を伏せるお嬢様。
多分、少し心配なんだと思う。
俺がヒロインに行くのではないかと?
まあ、ありえんが。
「ありがとうございます。ですから、お嬢様は俺を信じていてください。それに、私がお嬢様以外を“女”として見るとお思いなら本日の午後はお仕置が必要になりますが・・・」
「信じてるから!大丈夫だから!」
「おや?そうですか?嬉しいですが、お嬢様にお仕置できないのは少し残念・・・いえ、寂しいですね。」
「隠してないわよ・・・ほんとにあなたは・・・」
そう言って頬を赤く染めるお嬢様。
「ですが、お嬢様もなんだかんだでお好きでしょう?」
「そ、そんなわけ・・・」
「あんなに可愛い顔をしてないと言えますか?」
「そ、それ・・は・・・」
羞恥からか顔を真っ赤にして涙目になるお嬢様。
朝からそそられるが、我慢せねば。
俺はなに食わぬ顔でお嬢様に言った。
「では、お嬢様。朝食を食べましょうか。本日はお嬢様の好物のチョコクロワッサンですよ。」
「そ、そう。わかったわ。」
まだ顔が赤いお嬢様を連れて、食堂に向かわせる。
朝食を食べてる間もお嬢様は俺をチラチラとみて恥じらっていたので、俺は後でお嬢様を思いっきり愛でようと心に誓った。




