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⑨クラン?

鍛冶屋からでて狐耳巫女ネロさん!と狐面忍者・・・狐と一緒にネロさんお勧めの料理屋に向かって歩いて行った。しかしまぁ危なそうな鎌持った職業死神()と超絶可愛い狐耳生やした巫女さんと狐の面をつけた忍者なんて人の目を引かないわけがなくそりゃぁ目立つこと目立つこと・・・


「おい、あれって鍛冶狐のネロじゃね?」


「しかもとなり歩いてんのって・・・」


「死神だよな?・・・」


「おい俺こえぇよ・・・森でpt組もうって近づいてきた5人を一瞬で切り裂いたんだろ?・・・」


「なんだそれっ・・・化けもんじゃねぇか・・・」



は?あいつらのどこが健全なpt組もうっていう集団に見えたんだよ・・・武器チートによって聴覚も強化された俺は遠くのささやき声まで聞こえるようになってしまった。敵を探すときなどにはいいが陰口なども聞こえてしまうのでだいぶかなしい・・・


「チク君君のせいでだいぶ目立ってるよ!」


「ねー!ネロっちも結構有名だからネロっちのせいでもあるけどね!」


「まってください、俺は好きで有名になったんじゃないんです・・・」


「スレで+5に初成功した鍛冶狐わたしは結構これ気に行ってるけどチク君は人をゾンビにさせる死神って有名だよね・・・」


「ネロっちちなみに私も死神とレースして勝ってたて有名だよ!」


くそっ有名にはなりたくないが後でまた狐に勝負を挑もう・・・にしても人をゾンビって俺がしたくてしたんじゃないのに・・・鎌のせいなのに・・・


「そうだチク君はクランとか作らないの?」


「クランとかってもうできてるとこあるんですか?」


「んーうちに鍛冶の依頼をしてくる有名どころといえば・桜前線異常あり!?・Ded Knight・不愉快な突撃隊・弾幕しゅーてぃんぐ・Back clownとかかなぁ~後は中小クランが10個程度あるかな結構スレを見る限りクラン作ってる人多いらしいよ」


「私がクラン作るとしたらもちろん妖舞魅狐かな!」


「それさお前限定クランだよな?」


「え?チクも参加でしょ!?後ネロっちは絶対参加だからね!」


「えー・・・なにその微妙なクラン名・・・」


俺が作るとしたらクラン名はなににするか・・・まぁ作ることはないだろうが。ん、ネロさんがここーと伝えてくる見た感じどうみても妖しい骨董屋なんだけど・・・


ギイィィイ-----古ぼけてぼろぼろの扉を開けるとやはり胡散臭い骨董品、なんか緑色のコポコポいってるポーションや手裏剣?や狐面!?などが売っている・・・


「え・・・ネロさんここ料理屋じゃないよね?・・・」

「私もそう思う・・・」


「いやいや狐ちゃんにネロ君奥からいい匂いしてこない?」


「あやしい薬品を製造するような音なら聞こえますが・・・」


ネロさんを先頭に店の奥まで進んでいくと微妙に暗い店内から天井が薄いガラス張りになっていて周りに綺麗な観葉植物がバランスよく配置されておりなんとうか・・・奥の骨董屋からは考えられないほどおしゃれなカフェが広がっていた。


「このギャップは一体なんなんですか・・・?」


「ここはオーナがバカだからね」


「いやいやリッチーの事バカにしちゃダメだよ!あー・・・だめだあいつバカだぁぁぁつうかここリッチーの店かっ私は帰るっ」


瞬時にバックステップで逃げようとした狐をネロさんが首のあたりがタートルネックの様になっている狐の軽鎧の首のあたりを掴み制した。


「狐ちゃん?リッチーはたしかにバカだけど料理だけは上手いから大丈夫だよ」


「んー?おぉ!狐ぇぇぇぇぇ!俺に会いに来てくれたか!!いよっしゃぁぁぁぁ!今からナース服作ってくるから待ってろぉぉぉぉ!」


ん?・・・調理場から頭にバンダナを巻き無精ひげを生やしカフェとかの店員がよく来てるエプロンを着たハイテンションの男が出てきすぐに戻っていった。


「ネロさん・・・なんですかさっきのハイテンションな御方は?・・・」


「あぁあいつはね・・・私の現実での知り合いでもあるんだけどなんというか変な奴だね・・・」


「変な奴どころじゃないよっ私はもう今すぐにでも逃げ出したいよっ」


「変な奴でも一応トッププレイヤーの一人なんだろうけどね・・・」


「狐ぇぇぇ!巫女服作ったからきてくれ!ん?ネロもいるじゃねぇか!それに死神!会いたかったぜ!」


「そういえばリッチーチクにあいたいっていってたね」


ふむ・・・美人なおねぇさんに会いたかったって言われるなら嬉しいが30~27程のおっさんに会いたかったって言われてもな・・・しかもナース服を手に持ったまま狐に必死にスネ蹴られてるし・・・



「ども、はじめましてチクタクっていいます」


「おぅ!よろしくな死神!俺はリッチーってんだ!気軽にリッチーって呼んでくれここでアクセサリーやサブウェポンオシャレ装備と副業でカフェをやりはじめた、スレで付いたあだ名が変人リッチーだ!」


「よろしく変人」


「おぅふ・・・よろしくなチク・・・」

「よろしくリッチー」


狐はもう蹴るのに満足したのか椅子にすわり巫女服と一緒に持ってきたコーヒーを飲んでいる、面は頭に斜めに掛けているようだ。


「リッチーチク君に変な装備させようとしたら・・・わかってるわよね?」


「お、おぅ・・・」


よくわからないけどネロさんの着てる巫女服を作ったのはたぶんこいつだろう・・・


「とりあえずお前ら注文はなににするんだ?」


「私はホットケーキで」


「ラッキーチョコレートパンケーキ!」


「じゃぁ俺はこのスーパミラクルハイパーウルトラストロングチャーシュ醤油ラーメンで」


「チ、チク君・・・それ頼むとはすごい勇気だね・・・」


「あいよっ」


テーブルの上に置いてあったメニューを見て真っ先に見えたのがそれだったからだ。



「にしてもなんかログインできないってした当初慌ててる人とかたくさんいたけどもう大分安定してきたよねー」


「だよね!後私たちが狩りをした蜥蜴平原ももう人でいっぱいになっちゃったみたい」


「はやいなぁ3日でこの調子なら1年かそこらで塔攻略し終わるんじゃない?」


「そんなうまいぐあいに進んでいければいんだけどねぇ~」


「まぁ私とチクさえいれば完璧だけどね!」


「いやいやpt構成問題ありありだろ・・・」


「じゃぁ他にもネタスキルの人集めてpt作ろうよ!」

「はは・・・」


思えばずいぶん狐とも仲良くなったなぁ、しかも狐のおかげでネロさんとも知り合えリッチーって奴とも知り合えたしな、狐に感謝しねぇとな。



「できたぜー」


その後もこれからどうするかー等という会話をしているとリッチーが両手に料理を持ちやってきた。


「わふーぃ!」

「やっぱバカだけど料理の腕だけは上手いんだよねー」

「これチャーシュだけじゃねぇの・・・」


「おぅよチクおまけしてチャーシュー増やしたぜ!後腹減ったから俺も食うわ」


テーブルにふっくらとしているおいしそうなホットケーキと7割ほどチャーシュの醤油ラーメンとチョコでコーティングされたフワッパンケーキとリッチーが食べるようであろう卵はフワッとしカツはサクッとしているカツ丼をもってきた。ちにみに椅子の配置はというと俺とリッチーがとなり通しになり座っている・・・ネロさんと座りたかったな・・・


「おぉうまい!」


チャーシューはとても柔らかくそれでいてしっかり形を保っており噛むたびにハムッとなりとにかくうまい!!


「なんでこんなバカに料理の才能さずけたんだよぅ神様ぁ・・・」

「ねーこんなバカで変で変態なのにねー・・・」


「いいすぎじゃね?・・・」

「いやリッチーおれは別にいいと思うぞネロさんに巫女服着せたとこはナイスとしかいいようがねぇ!」

「やっぱわかるよな!そんでもって狐にナース服着させてみたいよな!」

「うーん・・・それは同意しかねんな」


「ふふ、チク君?私は移動速度上昇ついてるからしょうがなく着てるだけだよ?次この服の事いったらわかるよね?」


ネロさんがニコニコしながら言ってくる・・・怖い・・・


「チクーーやめろッリッチーサイドに引きこまれないでくれぇぇ」

「だいじょうぶだ狐俺はちゃんと変人とふつうの人の境界線をもってるからな!」


その後も適当な会話を続け飯を食べ終わった俺等はリッチーにまたよると告げ店をでた。





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