⑯理不尽な仲間達
一人称?三人称?
もうわけわからなうなってきた!
「あの・・・確かクラン作るのってなにかクエストをする必要があったきが・・・」
音さんが申し訳なさそうに首を傾げながら言ってくる、うん、音さんまじ天・・・使?
音さんはなぜか闘技場でも被っていた黒と灰色と白のだいぶ怖い道化の仮面を被っていた。
「あー俺知ってんぜ、確か東の道を進んだところにある絆の石舞台だかってとこに行って討伐するんだあなんやら」
リッチーが頬杖をつきながら雑に言い放った、どこをどうみてもあの謙虚な美人音さんの兄貴とは思えない。
「じゃぁさっそく行こうかグッちん狐っち!ワイルドさぁゆくのだ!」
「おぅ!東だな!任せろ!」
ちょっとまてぇっ!聞いた瞬間鈴の掛け声と共に抜群の息でワイルドがしゃがみ鈴とグットが肩に飛び乗り狐がバックステップで一気にカフェから駆け出して行った、あまりの速さに音さんの制止も俺の制止も間に合わずリッチーのお代はぁ!?という声が響き渡った。
「・・・リッチーどんまい」
項垂れているリッチーの肩を叩いているとカフェの出口のほうに馬鹿三人組達とは違う足音が聞こえ振り向くと音さんとネロさんもばっくれて逃げていった。
「・・・(よしっ)」
落ち込んでいるリッチーの隙をつきこっそり逃げ出そうとしたが見つかり後ろ首を掴まれた。
「えー〆て23000cでございますーお・客・さ・ま?」
普段のリッチーならどうにかごまかして逃げようと思うが今日のリッチーは本気だ、まずい。
しぶしぶクリスタルから代金を払った。
「じゃぁ俺等もいくか東」
「あー俺は洗い物したらすぐ追いつくから先行っててくれ」
「りょーかい」
リッチーは脚の裏に爆発を起こし高速移動ができるらしく軽く跳ねて見せた、そのさい天井に頭をぶつけ痛がっていたがおっさんのドジっ娘なんて趣味俺は持っていない。
軽く笑い古ぼけた狭い骨董品やを抜け店の外に出た。
骨製の鎧を着た人や黒いローブを着た人等ファンタジーな風景を見て改めてここがゲームの世界なのだと実感が湧いた。
今頃閉じ込められた事をどうにか考えても仕方がないので軽く二三回跳ね一気に東の大通りに駆けて行った。
道端に布を引き武器を売っている人やそれをじっくり見て品定めしている人達等が俺の足音に気付きこちらを珍しそうにや恐ろしげに見ていたが気にせず一気に加速していく、トーントーンからタッタタタッタッタのように時々跳ねたりしながら3~4分程走り東の門の前に辿り着いた。
軽くふぅっと息を吐き周りを見渡すと門番の前でリッチーと俺以外の6人ががやがやとしていた。
「なんで開いてないのー!」
「だからよぉその・・・北の門からでて回っていただきたいていってんだろぅが・・・・」
「めーんーどーくーさーいーよーーーーー」
・・・どうやら東の門はまだ開いてないらしく狐が門番のくりの様な金属製のヘルメットを被ったドワーフのおっさんに文句を言っていた。
「ばかだなぁ!狐よぉ!とびこえりゃぁいんだよこんな壁!」
ワイルドがアホの様な事を言い出した、この城壁高さはいまいちわからないが確実に人間のとび越えられる高さではない。
すると音さんが直径1m程のふわふわとしたボールを7つ出した、恐らく浮かんでそれにのって飛び越えようという事なのであろう。
だが俺の想像通り全員拒否をした。
ネロさんが一気に壁に向かって跳躍し一瞬でショートソードを作り城壁に突き刺しそれを足場にまた飛び作り刺し飛びを繰り返し一気に城壁の上に飛び上がった、そのさいスカートだったらパンツ見えたのに等と考えたがネロさんの格好はカーゴパンツに緩めのロングティーシャツという格好なのでまったく見えない。
次に狐が一気に高速で足が10本くらいに見えるほど高速で足踏みしたかと思うと一気に飛び上がり城壁の上へと飛び乗った。
狐曰くバクステをバクステでモーションキャンセルをしながら方向を変えたまった脚力アップを一気に発動させとびあがるらしい。
次に音さんがボールを一つにしてふわっっと投げると浮かび上がり城壁の上まで登り切った。
「(うんやっぱ皆ただもんじゃねぇ・・・)」
なんて事を考えているとグットが地面に向け空気の弾丸を撃ちまくり反動で浮かび上がった。
常識的に考えて無理だろうと思ったがやはりゲームの世界補修が効くようだ。
グットの格好は黒の執事などがよく着てそうな礼服で結婚式に着た子供のような格好だった。
ふと急に後ろから爆発音が聞こえ振り向くとリッチーが着た様で俺の方を向きながら笑い一気に足元に爆発を起こし城壁まで一気に飛び移った。
するとワイルドも足に力を為地面に大きな足跡を残し一気に飛び乗った。
これで俺以外全員超人的な力をつかって城壁の上に上ったわけだが・・・
「(俺どうやってのぼればいんだよ・・・・)」
ネロさんのように足場を作ることも狐ワイルドリッチーのように脚力を増やす事もできないし音さんやグットの様に特殊能力があるわけでもない。
「やっぱあれしかないよな・・・・」
ぼそりとグルーミーを唱え鎌を背中から外一気に構え城門を向いた。
「ちょっ!まさか城門壊す気じゃ・・・・・」
門番のドワーフのおっさん口をあんぐりさせながら言ったがまぁ気にしない。
一気にラムキャドーを放ち城門に人一人が通れる程度に砕けさせた。
「よしっ行く・・・ってなんだこれ?」
吹き飛んだ残骸が一気に集まりすぐにまた城壁の形を形成し始めた。
「だめだよあんちゃん!門壊そうなんてしちゃぁ!」
どわおじさんに軽く謝りどうするかぁと再び城壁の上を見上げると皆はやくはやくーと待っていた。
うん、登れないなんて恥ずかしくっていえない。
どうしようかと考えていると素晴らしいことを思いついた。
門がダメなら壁を壊せばいいってね。
グルーミを再び唱え瘴気を纏わせさらにブレイクカーズを鎌にぶつけ更に澱ませる。
「はぁぁぁぁっぁっ!ラムキャドォォォーーーー!」
システムアシストによって加速された鎌の斬撃とかまいたちによって城壁が壊れ・・・あれ?
砂ほこりが消えさり城壁を確認すると少し削れている程度で穴など開いていなかった。
「あんちゃんよぉ・・・門がだめなら壁って・・・ガキじゃあるめぇし・・・しょうがねぇなぁちょっとだけ開けてやるからささっといけ・・・」
おっちゃんまじ天使!あ、けど僕そういう趣味ないからパス
おっちゃんが門番兵休憩所見たいな門の端のちっこい部屋からちいさな杖を持ってでてきた。
「守護をつかさどるストレイの神よこの者に通行の許可を[トランス!]」
・・・おっちゃんが詠唱を終えると門が少しだけ人一人がぎりぎり通れる程度に開いた、おっちゃん魔法使いだったんだ。
「サンキューなおっちゃん!」
「次はちゃんとまわってげよ・・・」
城壁の向こうに行くと登れた奴らは皆それぞれの力をつかい降りていたようだ。
「もしかしてチクさん登れ」「そういうことは言っちゃだめだよ音ちゃん」
ネロさんその優しさがつらいです。
笑っている馬鹿三人組とリッチー狐に後で仕返してやんよと心の中で近い石舞台があるという東の森ホーリフォレストの奥に向け馬鹿三人組を先頭に狐リッチーと並んで音さんネロさんと並び進んでいった。
ぼっちですかそうですか。
ちゅうと半端な終わり方・・・




